第4のがん治療法「免疫」、 学会推奨は6種類 指針作成 | フレイルも認知症も減らない日本

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怪しい治療法にダマされないように‼️



朝日新聞より。


第4のがん治療法
「免疫」、
学会推奨は6種類 
指針作成

 
手術、抗がん剤、放射線に次ぐ第4の治療法ともいわれる「がん免疫療法」の指針を、日本臨床腫瘍(しゅよう)学会がまとめた。

主要な18種類のがんのうち、現時点で「推奨される」免疫療法があるのは肺がんや血液がん、腎細胞がんなど6種類としている。

同学会は、がん治療の専門医らでつくる。オプジーボなど「免疫チェックポイント阻害剤」という新しいタイプの薬が登場したことを受け、免疫療法を適正に実施するために指針を作成。国内外の論文などをもとにした。

指針では、血液がんの一部、肺がんの一部、頭頸部(とうけいぶ)がん、腎細胞がん、皮膚がんの一部の計5種類のがんで同阻害剤を勧めている。

内訳は、オプジーボが5種類すべて、キイトルーダが肺がんの一部と皮膚がんの一部、ヤーボイが皮膚がんの一部。

膀胱(ぼうこう)がんの一部では、結核菌の毒性を弱めたBCGを膀胱内に注入する治療が「推奨される」とした。

この6種類での免疫療法は、いずれも薬が国の承認済みか承認申請中となっている。

 
一方、食道がんや胃がん、大腸がん、肝がん、乳がんなど12種類については「推奨される免疫療法はない」と明記した。

ただ、新たな研究結果が出れば、指針を見直すという。

免疫療法には、がんワクチンや患者自身のリンパ球を使った治療法などもあり、一部の大学で研究され、自由診療で行うクリニックもある。指針では、同阻害剤とBCGのほかには「推奨」として挙げた治療法はなかった。

また、指針は免疫チェックポイント阻害剤で起きうる副作用も詳しく説明。深刻な肺炎や糖尿病、甲状腺の機能低下などに注意を呼びかけている。

指針作成を主導した山本信之・和歌山県立医大教授は「現段階で、何が科学的な根拠に基づく治療なのかを示した。患者や家族も参考にしてほしい」と話す。

学会の指針「がん免疫療法ガイドライン」(金原出版、2160円)は全国の書店で販売される。


■推奨されるがん免疫療法


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がんの種類         推奨される療法(薬)

・血液がんのホジキンリンパ腫の一部 → オプジーボ

・肺がん(非小細胞肺がん)     → オプジーボ、キイトルーダ

・頭頸部がん            → オプジーボ

・腎細胞がん            → オプジーボ

・皮膚がんの悪性黒色腫(メラノーマ)→ オプジーボ、キイトルーダ、ヤーボイ

・尿路上皮がんの膀胱がんの一部   → BCG

・食道がん、胃がん、大腸がん、肝がん、胆道がん、膵(すい)がん、婦人科がん、前立腺がん、脳腫瘍、骨軟部腫瘍、乳がん、小児がん →現段階ではなし

※日本臨床腫瘍学会の指針にもとづく

※再発の場合や、別の治療をした後など条件が限られるものもある

     ◇

 〈がん免疫療法〉 体の中にある異物を攻撃して排除する免疫の仕組みを利用して、がんを治そうという治療法。ワクチンなどで免疫細胞を刺激して、がん細胞に対する免疫反応を高める治療法が研究されている。オプジーボなどの免疫チェックポイント阻害剤は、免疫のブレーキ役の働きを抑えることで、がん細胞への攻撃を続けられるようにする作用がある。