遺伝子治療薬を国内発売へ  田辺三菱など規制緩和で | フレイルも認知症も減らない日本

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ウイルスと戦争の世紀で人生を終えることになるとは・・・まさに第三次世界大戦前夜の状況ですからね しかも本日は日本の金融市場はトリプル安

アンジェスMGのHGF遺伝子治療。

阪大の森下先生が発見されたHGF。

とうとう、
この日が来ましたね。

期待します‼️

肝細胞増殖因子なんて名前を、
遥かに超越した能力を持つのが
HGFですから。



日本経済新聞より。


遺伝子治療薬を国内発売へ
 田辺三菱など、規制緩和で


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人の体に特別な機能を持つ遺伝子を入れ、がんなどの難病を治す遺伝子治療薬を国内の製薬各社が売り出す。

第1弾は田辺三菱製薬で、糖尿病などによる足の切断を防ぐ薬を来年にも発売する。

アステラス製薬は新たながん治療薬の開発に乗り出した。

遺伝子治療は再生医療とならぶ次世代医療の柱。日本で開発期間を短縮できるよう規制が緩和されたのを受けた動きで、世界に先駆けて実用化が広がってきた。

遺伝子治療薬の世界市場は2020年に400億ドル(4兆7千億円)になるとの試算があるが、まだほとんど製品化に至っていない。

日本では14年施行の改正薬事法で、遺伝子治療の規制緩和が実施された。欧米勢より収益力が劣る日本の医薬メーカーの国際競争力強化につなげる狙いがある。

少ない試験回数ですむため欧米では10年前後かかる開発期間を数年短縮できるようになり、競争が激化している。

田辺三菱は大阪大学発のベンチャー、アンジェスMGと組んで、糖尿病などが原因で発症する「重症虚血肢」の治療薬を発売する。足の血流が悪くなり、血管が壊死する病気で、進行すれば足の切断につながりかねない。

開発したのは、健康な人から取り出した遺伝子を使い、血管を新たに作る機能を持つ薬。

患者の足に注射すると、古い血管にかわる新しい血管ができあがる。販売権を日米で取得した。年内に臨床試験(治験)のめどをつけ、17年の早い時期に国内で発売する考えだ。

アステラスは米創薬ベンチャーのベリカム(テキサス州)と提携し、従来の抗がん剤では治療できなかった進行がんを治す薬を開発する。

がんを攻撃する性質を持つ遺伝子を挿入した細胞を培養し、がん患者に注射する。

規制緩和を活用して開発速度を上げ、早期の発売を目指す。

キョーリン製薬ホールディングスは岡山大学発ベンチャーの桃太郎源(岡山市)と組み、アスベストが原因で発症する中皮腫という難治性のがんを治せる遺伝子治療の治験を始めた。

米製薬大手のファイザーが日本を拠点に開発を始めるなど、外資大手も日本の規制緩和に目をつけている。

製薬業界ではこれまで一般的な化学合成型の医薬品はほぼ出尽くしたといわれており、成長のためには新分野の開拓が急務になっている。

今後、遺伝子治療薬や再生医療へ経営資源をシフトする動きが広がりそうだ。