タイトルは、
日光東照宮に祀られる
徳川家康公の遺訓とされる
有名なフレーズです。
ちなみに全文は、
人の一生は重荷を負て
遠き道を行くが如し
いそぐべからず
不自由を常と思へば
不足なし
こころに望おこらば
困窮したる時を
思ひ出すべし
堪忍は無事長久の基
いかりは敵とおもへ
勝事ばかり知りて
まくるころをしらざれば
害其身にいたる
おのれを責て人をせむるな
及ばざるは過たるより
まされり
というものです。
幼少期を今川の人質として過ごし、
信長、秀吉の事実上の臣下として
長年耐え忍んだ、“辛抱の人”
家康らしいこの遺訓は、
読む人の心に質実で素朴な戒めを投げ掛け、
多くの共感を未だに得続けています。
特に、
不自由を常と思へば不足なし
こころに望おこらば
困窮したる時を思ひ出すべし
このあたりのフレーズが
家康の忍耐強さを印象付ける
キャッチィなコピーになっています。
さて、この遺訓、どう思いますか?
僕は、これは天下人としての
ポジショントークに過ぎないと見ています。
この遺訓は、徳川家の子孫に宛てた
メッセージではなく、一般の国民に向けて
発せられたメッセージです。
であれば、苛政と言われる江戸幕府の
政治に対して武家も含めた国民全体の
不満を封じ込めるための指導者としての
建前に過ぎないと考えるのが自然なのです。
今で言うと、安倍総理が国民に向けて
不自由が当たり前と思っていれば不満は出ません
欲が出た時には貧しかった時のことを
思い出しなさいよ
と一生懸命説いていることに等しいわけです。
さらに一説には、この遺訓は家康の名で
後世に幕府が出した偽書という説もあり、
それを聞くとなおさらですね。
そういうことで、
僕はこの遺訓を読んで、
「そうか、急がなくてもいいんだ」
とは思わないのです。
もちろん、謙虚さは大事ですが。
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