一番の仲良しだったクラスメイトのYちゃんが、2学期いっぱいで転校した。
Yちゃんと何をして遊んでいたとか、よく覚えてないけど、
いつも一緒にいて楽しかった思い出がある。
二人とも大人しい方で、女子っぽいいさかいもなく、のんびりしていた。
学芸会で「白雪姫」の人形劇をすることになった。
全員が人形を担当できるわけではなくて、背景係とかがあったと思う。
私は暗くて引っ込み思案で「目立たぬように」をモットーに生きていたのだけど、
どこかでちょっとバカなところがあるので、
「毒リンゴを売りに来る魔女のおばあさん役に立候補しよう」と心に決めていた。
どうして心に決めていたのかは分からないけど、とにかく強い決意を持っていた。
私の他には誰も「魔女のおばあさん役」には立候補せず、
私はすんなりと「魔女のおばあさん役」をゲットした。
難航したのは白雪姫役だった。
何しろ「クラスの可愛い女子たち」が全員立候補した。4人くらい。
私は「あー、すげぇな」と思った。
「私は白雪姫役をやると言っても、さしつかえない人材だ」という自信を感じた。
どう考えても今後の人生で立ち向かう荒波の数が多い道なのに、
その道へ向かう覚悟を持っているように見えて「あー、すげぇな」と思った。
クラスの「普通くらいの女子たち」は、そんなバトルに参加していなかったのが、
象徴的というか、あからさまというか、
女子の自己評価は小学2年生の時点で、残酷で冷静。
きっと私とYちゃんは、そんな覚悟を持つ必要もなく平和に、
このままのんびりと小学校卒業して中学生になって、
地味な女子として仲良くアニメイトとか遊びに行くんだろうなーって思ってた。
思ってたのに、Yちゃん転校である。
Yちゃんの他に仲良しと言い切れる友達がいなかった私、パニック。
どうやってYちゃんのいない3学期を乗り切ったのか、よく覚えていない。
「本当にどうしよう」と思ったことしか覚えてない。
いじめられた記憶もないので、それなりに上手くやれたのだろうと思う。
× × × × × ×
これは後から(11歳くらいの頃に)母から聞いた話。
小学1、2年の担任だった先生は、私のことを、
「大人しくて授業も静かに聞いてる。授業内容の理解も非常に早い。
でも授業では、分からない子のために何度も何度も同じことを説明する。
肉まんちゃんは何も言わないで、黙ってじっと聞いているけど、
心の中ではバカにしているんじゃないかと思うことがある」
と評していたらしい。
これを聞いた瞬間、それまでは、
「あの先生のこと嫌いかも。でもお世話にもなったし…」と悩んでたけど、
「イェーイ!パーフェクトに大っ嫌ーい!」って思えたのでスッキリした。
心の底からクソ真面目に「何回も聞いて完璧に分かるようにしなきゃ」って、
一言たりとも聞き逃すまいって、一生懸命に授業聞いてたのにな。
ただ静かに席に座ってるだけで「バカにしてるんじゃないか」って!
教育者に不向きな精神構造をもっていらっしゃる!!!
今なお、ナパーム爆破でぶっ飛ばしたい案件です!!!