名古屋・日進の作文教室ゆみ塾です。![]()
今回は島崎藤村の「千曲川旅情」を読んでみました。
ちょっと難しいかな~と思いつつ挑戦です。
「小諸なる古城のほとり…」ではじまるきれいな文です。![]()
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明治の作家はみな漢文の素養もあり、優秀な文化人でした。![]()
明治という時代は、江戸時代からの大きな大きな転換点です。
藤村は東京から小諸に教師として来ました。![]()
ほんの少し前まで、活躍中だった城は古城になり、
身分制度はなくなり、日本が世界を知ったころ…
ここの説明をちょっとくわしくしました。
さて、読解。「時、場所、物、人、」
最初に言葉を拾いました。
「小諸・千曲川・佐久・浅間」 場所ですね。
「遊子・衾・淡雪・草枕・古城」
「霞む・光・香」
「しろがね・麦の色・波」
「季節はいつ?」 「夏!」「ちがうよ。梅雨」「春だよ。春」
「春でも春のいつごろ?」 「はじめ!雪がある。」
「花は?」 「咲いてる」「ないよ。香も知らずってあるじゃん。」
「お酒飲んで寝てるの?」 「暮れ行けばって夜になるんだ。」
「いざよふってどんな?」
明治は閉塞していた封建社会から、驚くほどかわった時。![]()
この詩は冬から春。共通しているものってなんだろう?![]()
作者は若かったよ。なにを考えていたのだろう。![]()
どこにいて、どんな景色を見た?色は?
「ぼく、川のそばなんか行ったことないよ。」
「じゃあ、想像してみて。どんな音かな。色は?」
どんなこと書くのかなあ。書けるかなあ。心配でした。![]()
でも!
Kくん「出会いの季節」
「時代」に焦点をあてました。雪の溶けていくさまと前の時代への郷愁。
「時代の流れは川のように速く、旅人のようにせっかちだ。中略ー
彼は溶けていく雪のようにゆっくり、ゆっくり時代に追いつこうとしている。
生まれ変わろうとしている。だが嫌だ。この感情をもし、春の日がとかしてくれる
ならば。中略 古き自分と別れをしようとしていた。」
Yくん 「儚く美しい風景」
「春の訪れを感じる文だが自分はとても儚さを感じた。全体に春の霞んだ
空、触れたら消えてしまうほとの風景から連想するからかもしれない。
中略ー川は波立つほどの流れなのに濁り酒を
飲んで寝てしまう作者の対比が時代と本人のズレを感じる。」
詩や小説の読み取りは「共感」が大切です。それぞれの共感ですが、
しっかりとらえてくれていました。やってよかった![]()
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ほんとだね。みんなありがと!![]()






