「ネジロ、ドヤ顔で答辞読めるかな」←
専門学校激闘編続きます。
今回は和洋中の「和」で。
和食は県北でお店を持ってらっしゃるU先生が全般の基本を教えてくださり。
(面白い大きいお兄さん)
蕎麦はやはりお店を持ち、毎回英国紳士みたいなきちんとした三揃いスーツでキメてくるジェントルなA先生。
(ナイスギャップ。自分は心のなかでアンディと呼んでた←)
寿司はこれまたお店を持ってるこの道何年なのか?きっと自分の年より多いだろうな!の大きい大きいお兄さん先生。
えっとね。最初に言っとくと和帽は動きは楽だよ。←
あの小さい範囲に髪の毛ぜんぶ押し込めるんは大変だがスカーフもしなくていいしウィームッシューも無いし。
大変なのは包丁の管理かな。
ホラ、和包丁ってステンレスじゃないししかも毎回毎回授業前に研いどかないとなんすよ。
もちろん授業終わってからも研ぐ。
(え?前回研いだんだならそのまま授業で良くね?)
そんなに乳母日傘で育ててるのに3日くらい実習無かったら錆びっサビだからね!ちゃんと拭いたのに!←
この親不孝者が。
和食も範囲広いので今回はU先生の基本の授業で思い出深かったことを。
ネジロが和食であんまり自信無かったこと。
それは魚のおろし方。
いやイワシだのアジだのはいけるけど、鯛とかは一般家庭でやらないじゃんか。
一匹まるまる食べる機会も無いし高いし。
しかし成績優秀で答辞読むなら必須だからな!←
心して学ばなくては。
魚の扱い、初回はイワシの手開き←余裕。
次回はアジ3枚おろし←なんとかいける。
3回目こそ鯖か鯛か、来るなら来いチキショーめ!!と思ってたら〜。
まさかの穴子!!!!
穴子さんか‥‥‥‥‥!!!!!
ご、ごめんなさい実はネジロ
「長くてぬめってるもの」←
が大大大大大苦手で。
(爬虫類は大苦手で漢字を見るのも嫌なレベル。穴子は魚類だけど長いしぬめってる。イルカも可愛いとは思うが触らせてくれなくてだいじょぶです←)
食べるのはすこしならだいじょぶだが、触るなんて。ましてやおろすなんて。
無理無理無理無理ィィイ!!
まさか穴子だなんて。予想の斜め上どころか二キロ先くらいまで行きましたな←←
材料は各自が実習台まで運ばなければならぬ。
瞳を閉じて(←)
穴子を掴んだらば。
想像以上のぬめりと苦手感で←本っ当にごめんなさい。生業としてる方に一生顔向け出来ないっす。切腹。
「ダァぁあ無理無理無理◯☓☆ごめ許生っ臭ギィやァァあぉぁあ」!!!←
近くにいた後のラーメン店主N氏に咄嗟に穴子を手渡しし、ぬめった手をN氏の白衣で拭って手を洗いに逃亡す←
N氏の「💢ちょぉ!?」という声が背後に。
もういろいろ重ねて済まぬ。←時効!!
そして。穴子とかうなぎって目打ちしないとじゃん。
(分からない子は自分でググろう←見たくない)
本っっ当にこれまたごめぬ、それも無理っす。
(デモも嫌すぎて薄目で見てる←)
そんな程度なのに首席で答辞読みたいとかイキってごめんなさい。でも。
でもこの授業1回だけなんとか逃せばいいよな??←
試験に穴子は出なかろ。
(大人って汚い、の見本)
実習は2人1組なんで、今回の相方の男子に「穴子は難しいよねぇ、もう1匹捌いてみたくないかい??」と親切ごかしに誘導←
「え、いいんすか?」
と捌かせることに成功←
(なんか韻踏んでる??ラッパーみたい←)
よっしゃ終わった!!
2度と触らんぞアディオス穴子!!!
(まな板もよ洗っても洗ってもなかなかぬめりが取れず泣きたい)
しかしこの後、事あるごとに穴子が登場することはまた別の話←
あとはスッポンの授業もあったねぇ‥‥(遠い目)。
さすがにスッポンは我々は捌かず、U先生が捌くのを見るのと実食だけなんすが(でもノート提出なんでしっかり見てメモ取る必須)。
ここから閲覧(閲読?)注意⚠
グロ苦手な良い子はここでバック。
ねえ知ってる?スッポン捌く時ってまずスッポンにタオルを噛ませるの。そうするとスッポンが首を伸ばすじゃんか??そこを一息に介錯してすぐさま逆さにして血抜きからのグラグラの熱湯に
ウワァァァアァァアぁぁぁあン!!
早起き席取りかぶりつき最前列の俺、心の中で大絶叫。←
そんでまたこのU先生がそのスッポンの血を「精が付くから」って勧めてくるんだよ‥‥‥←
実はこの日午前中の座学、我々は食品衛生学の授業で
「川に住む魚とスッポンは寄生虫の危険があるので生食ダメ絶対」
「特にスッポンの生き血は酒で割っても安全ではない、ダメ絶対」
「もし勧められても飲んじゃダメ絶対」
←←←
と習っていた。
結果。
「先生オススメ☆精が付いちゃうよフレッシュスッポンブラッドの赤ワイン割スペシャルカクテル」
を勧められ飲む調子コキ男2名←
(あ〜あ〜あ〜あ〜ああ〜。まあ次の日も学校来たからセーフだったのであろうが。)
でも実食で頂いた先生特製スッポン鍋はすごく旨しだったです☆肌ツヤツヤ☆←
☆今回のブログ、表現など不快に思うところがあったかもしれません。ごめんなさい。
しかしありのままの思い出、としてあえて載せました。
自分も知識をあれからアップデートしてないのですが、川魚もスッポンも充分な環境衛生管理の上で養殖されたものや特別な殺菌を施したものなら生食オッケーかなのかもしれません。また、当たり前ですが全ての川魚やスッポンに寄生虫がいる、ということも無いでしょう。
(当時の食品衛生学ではそう学んだ、という事です。たぶん諸説あると思います。)
生きとし生けるものの命を余さず美味しく頂き、自分が生きる。その意味。
すべての食材に感謝。食べることに感謝。
授業の最初に習ったこの言葉は今も自分の中で生きています。
こんなフザけたブログであまり説得力ないかもですが、それはどうか誤解無きようにお願い致します。
次回は寿司と蕎麦の授業の思い出編。