「ビジネスで一番大切なしつもん」松田充弘 日経BP社 | ゆめのたね放送局 「ホンスキー倶楽部」

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「ホンスキー倶楽部」は、本が大好きなラジオパーソナリティー「ぐーりん」がお送りする、本に関する番組です。

http://www.yumenotane.jp/

「ダメな人ほど、起業に向いている」

著者 松田充弘(まつだ・みひろ)

 

 

 「魔法の質問」主宰。質問家。ライフトラベラー。

時間と場所にとらわれないビジネススタイルで世界を旅しながら、各国で 「自分らしく生きる」講演・セミナー活動を行う。

著書は国内外で35冊を超える。 1年のうち300日は海外に滞在。

カウンセリングやコーチングの理論をベースに、自分自身と人に日々問いかけるプロセスを集約し、独自のメソッドを開発。質問するだけで、魔法にかかったようにやる気と能力が引き出され、行動が起こせるようになることから、「魔法の質問」と名づける。
そのメルマガの読者は5万人を超える。

NHKでもとりあげられた「魔法の質問学校プロジェクト」では、ロンドン、プラハ、シンガポールなどボランティアで各国の学校へ行き、子供たちに魔法の質問を体験してもらっている。 ニューヨークの国連の学校(UNIS)でも授業を行う。

ANA国際線で講演が放送されるなどメディアにも多く取り上げられている。
2015年に始めたラジオ番組「ライフトラベラーズカフェ」(Podcast)は、Appleの2015年のベスト番組に選ばれ開始2ヶ月で7万人を超す視聴者がいる。

自分らしく働き、自分らしく生き、大切な人たちと豊かな時間を過ごすことを大事にしている。

『賢人たちからの運命を変える質問』(かんき出版)ほか著書多数。

マツダミヒロ事務所株式会社 公式サイトより

http://mahoq.jp/

 

 

さて今回、私がこの本に尋ねた質問は…

① ファンが増えていくしつもんとは?

♬ 相手のためのしつもんをする

相手の思いや行動を引き出す

しつもんの答えは相手の中にある…相手がそれに気付くきっかけをつくるつもりでしつもんする

♬ 相手から「しつもんされたい人」になる

聴き上手になる

まずは話を受け止め、否定しない

「できないを克服」ではなく「できるを伸ばす」

どんな時も応援する

こまめにねぎらう

自分自身を満たすことを忘れない

♬ 可能性にフォーカスする

人の悪い部分に焦点を当てるのではなく、可能性にフォーカスしてしつもんを作る

EX 「最近上手くいっていることは何ですか?」

 

② しつもんの質をあげるには?

♬ 聴く技術

☆話のテンポ・リズムをつくる

相手に合わせて「相づち」をうつ

話のテンポに合わせて頷く

相手の言葉を繰り返す…自分の話を聴いてもらっているという「安心感」を相手に与える

☆沈黙を活用する

引き出す沈黙…相手の話を引き出すための沈黙

抑える沈黙…自分が言いたいことを我慢するための沈黙

まとめて言い換える…話が整理されて、さらに一歩先の深い話に進むことができる

♬ その先の「本当の答え」を見つける

しつもんの答えのその先に本当の答えがある

相手の答えがなぜ出てきたのか。最初の答えだけを聞いて判断するのではなく、その答えの背景に何があるのかを意識してしつもんすることが大切

自分自身へのしつもんも同様に「なぜ」を繰り返して、本当はどうなりたいのか掘り下げる

♬ 視点を変える技術

自分に影響力のある人になりきって今の自分を見つめ直してみる

自分を客観視する

新たな気づきや発見がある

感想

著者の松田充弘さんは「質問」をあえて「しつもん」としています。

それは「いい質問=しつもん(ひらがな表記)」と定義し、その他の質問と区別して使うと書いています。

相手のために質問しているつもりが実は尋問・疑問になっている…これは私にとっては大きな気づきでした。

特に子どもに対して「なんで出来ないの?」…まさに尋問です(笑)

本書でも「WHY」を「HOW」「WHAT」に変えるとありました。

「どうすればできるかなあ?」と普段の会話から変えていかなっくちゃ(^_^;)

そして、この本は「しつもんドリル」や例もたくさん載っているのでわかりやすく、特に「マンダラチャート」は自分で応用もできそうです。

 

目次

序章

第1章 しつもん力基礎講座

第2章 しつもん力を上げる「技術」

第3章 効果的なしつもんの作り方

第4章 実践編 しつもん営業術

営業力を劇的にアップさせる「七つの法則」

第5章 ビジネスを成功に導く「魔法の質問マンダラチャート」

「気づき」と「行動」を呼び起こす「104のしつもん」

あとがき