「ビジョンを実現するリーダーは並はずれた勇気の持ち主にみえることが多い」
著者 ロザモンド・ストーン・サンダー
カウンセラー、家族療法士。
リーダーシップ、人間関係、効果的行動のモデルを開発、創造性を高める能力開発論を提唱する。
企業や政府機関の人材教育にも携わっている。
アメリカ、マサチューセッツ州出身。
ベンジャン・サンダー
ボストン・フィルハーモニー管弦楽団創設以来の指揮者。
その他にも、世界各地の楽団で指揮棒を振る。
作曲はブリテン、チェロはカサドに師事。
音楽生の指導に力を注ぐ。
近年はリーダーシップと創造性について多くの講演を手掛ける。
イギリス出身。
ベンジャン・サンダー TED「音楽と情熱」
https://www.ted.com/talks/benjamin_zander_on_music_and_passion/transcript?language=ja
さて今回、私がこの本に尋ねた質問は…
① 自分の可能性を広げるために必要なことは?
♬ 可能性が開ける枠組みを作りだし維持する
違いが受け入れられる枠組みを作る。
本文より…
小学2年生の女の子が白血病の化学療法を受けて学校に戻った時、髪が全て抜けた事を隠すためにスカーフをつけていた。
しかし、スカーフを取った子がいて、子どもたちは興奮して笑い、女の子をからかった。
屈辱を感じた女の子はその日の午後、学校へ行きたくないと母親に行った。
(中略)翌朝、教師が教室へ入ってきた時、教師はいつものあたたかい笑顔で挨拶した。
そして上着とスカーフを取った。
頭はすっかり剃ってあった。
それから、子どもたちはみんな、髪を切らせてと親にせがんだ。
(中略)教師は女の子の見慣れない姿の意味をとらえなおし、その子を怖いよそ者の立場から解放することで、クラスで起こっていた分断を食い止めた。
髪の毛がないことを可能性としてとらえた。
♬ 必要だと思えばすべてを投げ出して急場を救う
ビジョンを実現するリーダーは並はずれた勇気の持ち主にみえることが多い
② 夢を実現させるための思考トレーニングとは?
♬ 自分がしり込みしている部分を知り、それを解き放つ
自分をへだて抑えている自分のなかの枷を取り除き、自分と言う枠を超えて全てのものと結びつく。
♬ 情熱に身をゆだねてのめり込む
情熱の流れを使って世界に新しい表現を生み出す媒体になる
可能性を捉えるためのコンセント、変化するためのエネルギーの源泉がどこにあるのか探す。
見つけたら自分という枠を捨てて飛び込む。
感想
12の思考トレーニング法では、概要とその例が書かれてあります。
概要だけでは理解するのが難しくて投げだしそうになりましたが、例を読むと「なるほどそういうことか」と納得できます。
気になったトレーニング法の所だけを読むのもありだと思います。
目次
はじめに
12の思考トレーニング法
第1の手法 世の中全部作りもの
第2の手法 枠の外は可能性の宇宙
第3の手法 みんなに「A」をつける
第4の手法 競争ではなく貢献を
第5の手法 だれでもリーダーになれる
第5の手法 だれでもリーダーになれる
第6の手法 規則その六
第7の手法 ありのままを受け入れる
第8の手法 情熱に身を任せる
第9の手法 相手を引き込む
第10の手法 「ゲーム盤」になる
第11の手法 可能性が開く枠組みを作る
第12の手法 「わたしたち」の視点で見る
コーダ
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