本木昌造の生涯です


フルベッキからガンブルを

紹介された昌造は

ガンブルから印刷の講習を

受ける事になりました


その講習は昌造に

活版印刷作業を手作業から

近代的で科学的な

製造プロセスへも画期的に変化させました


それは機械の操作を学ぶに留まらず

品質の高い活字を

大量にそして安定的に供給するものでした




中でも重要で大切な事は
マトリックスとされる
活字の母型の製作と活字合金の調整です

そして活字機械の操作方法です
鋳造機を活用して
安定した品質の活字を高速で生産します

その活字鋳造機の操作方法です


ガンブルの講習と技術導入により
昌造(日本)の印刷技術は
画期的に進化を遂げたのでした

活字鋳造機により
全ての活字が
均一の高さと形を
持つようになりました

これにより印刷の文字の濃さが
ばらつくことなく
印刷の品質が飛躍的に向上しました


活字鋳造機の導入により
漢字活字の大量生産が可能になりました

この安定した供給力は
昌造が「新町活版所」を
設立する基盤になりました

「新町活版所」は昌造が「活字伝習所」で
多くの技術者を養成して
全国へ活字印刷を広めるべく
スタートさせた私営事業になるのでした

ー続くー

from Itsuki