美容院、行けるものならどれ位の間隔で行きたい? ブログネタ:美容院、行けるものならどれ位の間隔で行きたい? 参加中
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美容院ってぇトコは、俺みたいな社会の流れからズレている人間には、
かなり

こぅ・・・なんてぇか

敷居が高いんですわ。



まず、素敵な門構えでオシャレ~な店に入る勇気が必要です。

ガーっと自動ドアを開けると
オシャレカウンターにオネェチャンが居て「いらっしゃいませ」って云います。
そしてオドオドと挙動不審な俺に
「ご予約ですか?」とか「スタッフは決まってますか?」とか聞いたりします。
も、ここでブルってます。

実は朕は他人と会話するのがダメです。
知らない人と口を聞いてはいけないと、幼少のころから言い聞かされている朕は、もう心臓バクバクです。

そしてオネェチャンが、俺の様相を上から下まで値踏みするように見て
「ふ。この人、うちの店に来れるレベルではないわ」って思っているのではないかと
そりゃぁ疑心暗鬼の思いで一杯になります。

あぁ。なんで朕はクロックスのサンダルを履いてきてしまったんだ。
と心底、後悔します。
いつものユニクロジーンズとかじゃなくて
ドルチェ&ガッパーナとまではいかなくても

せめてD&Gのジーンズくらいは履いてくるべきだったか!と後悔します。(持っていませんが)

来るべきではなかったという後悔と、
知らないオシャレ人ばかりの空間に投げ出された不安な気分で
フラフラと椅子に崩れるように座るまでで、もうイヤな汗が湧いてます。

そして、テルテルボウズみたいなケープとかを首に巻かれて
「今日は、どうしますか?」とか
「どんな髪型にしますか?」と聞かれるわけです!

来たっ!恐怖の瞬間です。

朕は 人に説明をすることが苦手なのです。
あぁ。ニュータイプなら、こんな苦労もせずに分かり合えるのに・・・と思いながら
周りに耳をすますと
「○○みたいに前髪を~」とか
「△■みたいに内巻きでぇ」とか 他のファッショナブルな人達が云ってます。

多分、芸能人とかの髪型を真似るということなのでしょう。
これだっ!と思い、灰色の脳味噌のデータベースを検索するも
なにも出てきやしねぇ_| ̄|○

だいたい、芸能人ってぇのが判らない段階で検索したって無理なんです。
検索件数0件という結果が脳内モニターに表示されてます。

さぁ、切羽詰って、脂汗をダラダラと流している俺を見て
あ~あ。ってカンジで店員はヘアカタログを持ってきてくれるわけです。

・・・・あぁ。すみません。
すみません。
朕は、やはり、ここに来るべきではなかった。とカタログをめくるも
・・・どうしていいか判らない。
自分にナニが似合うのか。
ぜんぜん、判らない。

それ以前に朕は高貴な者だけに許された天然パーマの髪質であるために
出来るであろうヘアスタイールは
かなり限定されているのですよ。

ともかく、かろうじてというか結局、短くしてくれとだけボソボソと伝えて
一仕事終了かと思うと、
次の苦行が待っているわけです。

それは顧客サービスのつもりなのかしらないが
髪切っている人が話しかけてくるわけだ。

あちらも間が持たないのでしょうか。
それとも朕の気持ちを ほぐそうという優しさなのでしょうか。
「テレビドラマの○×が話題ですよね」
・・・すみません。知りません
「芸能人の××と△△が離婚・・」
ほぅ。そうですか。ってか、その人達は誰ですか?
「・・・いい天気ですね」
そうですね。
 
そんな弾まない話題に見かねて、スタッフが雑誌とかを用意してくれます。
女性週刊誌とかファッション雑誌ですよ。素敵ですね。
・・・・読むところアリャしねぇ_| ̄|○

仕方ないので自分の荷物から本を取り出して読み始めるわけです。

隣の席では常連なのでしょうか、楽しそうに話をしながら髪を切ってもらっている御嬢さんの
声を聞くとはなしに耳に入れながらチョキチョキと髪を切られているうちに
あぁ、どうして朕は、自分の髪を切ってくれている人に、楽しい話題を提供して上げられないんだ
申し訳ない気持ちでイッパイになるわけです。

せめて、この朕の担当の人が
特撮とか釣りとかカメラとか鉱物とか化石とか日本史とか世界史とかSFとか動物とかアニメとか宗教とか民俗学とかに少しでも興味があれば・・・っ!と思いながら
言われるままにテルテルケープを首からぶら下げた間抜けな格好でシャンプー台へ進み
「どこか痒いところはありませんか」って
そんな説明が出来るなら、こんなにビクついてやしませんってと内心思いながら
「いえ・・・」と気弱に答えるわけです。

そしてドライアーでゴォォーっとやられると

もう、この段階でヘトヘトです。
精神的なダメージは かなりのモンです。

次の一撃で朕のライフゲージの表示色は黄色になっているでしょう。

さぁ、ようやっと苦行は終了です。
さぁ、お愛想です。

「シャンプーカットブローで8,000円になります」

痛恨の一撃っ!

なけなしの銭を財布から搾り出し、ライフゲージの表示色「黄色」の状態で店を後にします。
あぁ・・・疲れ果てました。
すでにゾンビです。

やはり朕には、我が領土の近くにある理容室。
なにも説明しなくても いい塩梅に切ってくれる床屋さん。
ジャンプ読み放題。
古い北海道の釣り、読み放題な気心しれた床屋さんが一番、心落ち着く場所でありますよ。