私の初めての主治医は女医さんでした。
今から30年程前の女性医師ですから、怖いの!
入院してから初めての診察で
あなたは自分の将来をどう考えているの
私は漫画家になりたいので漫画を描いています
ダメです
え?なんでですか
漫画家なんてダメです❗️
むっちゃ怖かったです
当時は薬の影響で思考力が低下していましたが私は考えて結論づけました。
漫画を描くには空想をしなければいけません。
その空想がよくないのかな?
なんか、色々神経衰弱になったし
と、自分なりに考えて、まっとうな仕事に就いて頑張ろう!と、進路を変えました。
その女医さんが私を退院させてくれて、外来診察も受け持ってくださいました
私は退院してから服薬をしていましたが、頭ぼーっとしてなんも考えられん
1ヶ月くらいで薬を飲むことをやめてしまいました。
薬代が高くて、1ヶ月間で五千円くらいかかるし、頭ぼーっとして、車の運転もできなくて、どこにも行けない状況でした。
薬を飲むのをやめてすっかり元気になって、二回目の外来診察に、私は一人で自分の運転で病院へ行きました。
時は今頃5月くらいのお天気のよい日でした。
薬を飲まなくなって、発病以前の自分に戻っていました。
診察室に入って先生が真っ先に言ったのでした。
なんです❗️その服装は
え…っと…❓️❓️❓️
その日は、赤と白のギンガムチェック柄の半袖カットソーに、黒いホットパンツに黒いタイツでした。
今思うと確かに病院へ行くには派手ですね
私は困ってしまいましたまだ二十代前半だった私。
当時はちっちゃいTシャツ、チビTとか流行っていて、私には当たり前の普段着でした。
で、診察内容なんですけど、自分の話しなんか何も聴いてくれないし、できないし、それで五千円払って飲まない薬を買って帰りました…。
なんか入院中から私の話って一切きいてくれないんだよね…精神科って、どうやって診察を受ければいいんだろう
母に頼まれた保険請求のための診断書を主治医にお願いして帰りました。
後からこの病院がダメすぎだと、わかったのですが、患者本人からの話を一切聞き取りをしない病院だったんですよ。
一番最初の診察で、将来を聴かれたのが最初で最後です、つい最近までかかりつけだったのに
田舎の精神科にはご注意です❗️
飲まない薬をまた翌月、買いに行きました。
その日は主治医はお休みで、別の女医さんでした。初めての先生でした。
私の頭の中は、精神科の診察ってどうやってかかるんだろう
自分の苦しみとか話しちゃだめなんかな?
全然聴いてくれる空気じゃない…
私は試しに
眠れないんですけど…
すると、女医さんは
よく眠れるお薬だしておきますね~
だめだこりゃ( ;∀;)
どうして眠れないのか聴いてくれると考えていました。
そこから自分の話ができて、会話が発展すると考えていましたが、残念な結果でした。
帰りに診断書を受けとると、病名のところに漢字が二十個くらい並んでいました。
私にはちんぷんかんぷんでした。
ただ、そこには統合失調症とはありませんでした。
後からわかったのですが、精神疾患の診断には、どんなにベテランの医師でも経過観察が必要で、五年くらいかけて診断がおりることもあるそうです。
そして、患者さんによっては病態を示したということで、その後の経過が良ければ、精神疾患とは診断しないそうです。
たった一度の発病では診断はできないそうですが、保険の関係でお願いをして書いてもらったので、主治医には感謝しています
ちょっと無理なお願いの内なんでしょうね。
よくあることとは考えられますが。
30年前はこんな感じです
当時はまだ精神科って、ちょっと特別なところでしたね。
社会的入院がなされていた頃だから。
初めての主治医に対しては感謝しています
あのまま漫画家を目指して努力を続けたら、本当に神経衰弱を繰り返してしまったと思います。
森田式という治療法があるのですが、どちらかというと、体を動かして生活リズムを整えて、心身を整えていく方法です。
私はまっとうな仕事!それを目指して看護助手の仕事を始めました。
色々と意見は分かれるとは思うけど、当時の主治医の判断は正しかったです。
看護助手の仕事は順調でしたが、一年経たないうちに再発
ここから、私の本当の闘病が始まります。
またいつか続きます
読んでくださりありがとうございます😊