佐藤可士和の超整理術/日本経済新聞出版社

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大好きな佐藤可士和さんの本を久しぶりに読みました。
大学のとき、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で可士和さんのことを知り、デザイン特講など、可士和さんの動画をひたすら見ていました。
実際に講演に行ったこともありました。

「部屋の整理など、身体を使って整理することの気持ちよさを味わうことも大切」という文章に感化され、久しぶりに部屋の整理整頓をしました。


第3章「空間の整理術」に忠実に実践してみました。

①プライオリティをつける
毎日遅くに帰ってきて、起きたら支度してすぐに会社に行く。
いわゆる「寝るだけの部屋」であることは十分認識しているので、
「全力で休める空間」というコンセプトを設定し、
その上でプライオリティを付けてみました。
夜帰ってきたら、明日のために十分な休養が取れるように
朝起きたら、張り切って会社に行けるように
そんな目的を満たすためには、あまりにもモノが多すぎると感じました。


②捨てる勇気=「とりあえず」との闘い
大切だと思いながら、ずっと先延ばしにしていたこと。
思い切って、いろんなものを捨ててやりました。
本格的なゴミ袋を買ってくると、なんとなく勇気が沸きました。
いろんな思い出が詰まったものほど、捨てづらいものですが、
何かを捨てないと、新しい思い出が出来ないんだと思い、
涙を呑んで捨てました。


③定期的な見直し
一旦、毎月10日前後の休日がメンテナンスのタイミングと決めました。
(月末月初が終わったタイミング)


④ものの定位置を決める
これだけでもかなり部屋が快適になった気がしました。
ものが散乱しているというのは、
ものを探すという心理的・物理的な負担が、
片付けようというモチベーションにまで
ダメージを与えていたということに気付きました。

また、印象に残った文章がこちらです。
混沌とした現状を危機感をもって認識すること(鵜呑みにしない)
表面的な対処、その場しのぎの対処にならないこと
・情報が見えない状態→情報を見えるように→情報を並べる



部屋を整理したからといって、何かの数字が伸びるわけではないけど、
「なんか落ち着かないなー」みたいなちょっとした違和感を認識し、
一つ一つ解決していくことは、今の仕事にもつながるなぁと感じました。

とりあえず、部屋が片付くと気持ちいいですね。


ただ、いろいろと重たいものを部屋からゴミ捨て場に運び続けている間に、
腰痛が再発してしまい、コルセット生活に戻ってしまいました苦笑