「やることは変わらない」

去年、日本一への道が閉ざされた後の合い言葉でした。
準硬式野球部では、春のリーグ戦で勝たないと、
全日本大会への出場権は得られませんでした(自分らは3位でした)。

自分は学生コーチとしてチームのみんなに対し、
「日本一への道が閉ざされようと、
  オレ達のやることは変わらない」と言い続けました。

結果は、相手ありきだし、状況に依存することもあるので、
なかなか自分だけではコントロール出来ない。

しかし、過程の部分では自分の意識次第でどうにかなることが多い。
試合前に入念な準備をすることや、
打席に入る前に相手投手の情報をキャッチアップすることや、
打球が飛んでくる前に周りの選手と確認を取ることなど、
確実に出来ることを本気でやっていました。

結果、秋のリーグ戦では2位になり、
後輩達は今年の春、見事全日本出場を決めてくれました。

結果を出す前の準備の部分に、
チーム全員が一生懸命やれたのが良かったのだと思います。


それは、今の仕事でいえば、
分析だったり、
アプリを触ることだったり、
企画を創ることだったり
するかもしれません。


ビジネスも野球も、
結果を出し続けなければならないという部分で同じだと思っています。
結果を出そう出そうと思うだけでなく、
結果を出すための準備に力を入れている人が、
イチローのような「高い確率でヒットを打てる」選手になるんだと思います。


コンテンツビジネスは「一発勝負」ともいわれています。
それは、野球でいえば一打席勝負(代打)のようなものです。
自分が代打として指名され、
ネクストバッターズサークルで死ぬ程バット振って、
最高の準備をしていたとしても、
直前で相手ピッチャーが変わって、
打席に立つ前に交代させられることもあります。

でも、やることは変わりません。
チームが勝つために何が必要か。
新規アプリを創るだけじゃないかもしれない。
既存のヒットアプリの運用を死ぬ気でやり抜くことかもしれない。
雑務でも貢献出来るかもしれない。
成果が出なくとも、自分の成長は止めてはいけない。
いろいろ頭を動かし、身体を動かし、言葉を使って、
チームを勝利に導いていきたいと思います。