父がひと月振りにうちに戻ってきました。
父が亡くなる前日、父の自宅を引き払う準備を進めていたので、厳密には父の家に帰ってきたわけではなく、すぐ側の私の家に戻ったのですけれど。

父の兄弟姉妹、私のいとこが集まって、近い、と言うだけで決めた葬儀社でしたが、結果的にとても良い会社で、サポートして頂けたおかげもあり、温かく、父を送ることが出来ました。

残念だったのは妹のことです…。
葬儀の打ち合わせの段で分骨をして欲しいと…。分骨は悪いことではないとネットには書いてありましたが、苦しい思いをしてきた身体をようやく休める事が出来る段になって、二つに分けることに、誤った考えかも知れませんが強い違和感がありました。

ですが、私の父であると同時に、彼女の父でもあり、なにより、姉妹が自分の事で揉める姿など好ましいわけがなく、もう少し側にいたいという気持ちを満たしてやれば納得するのだろうと、気持ちを抑えて承諾しました。

夜、お骨をどうするつもりなのか、仏壇を準備してしっかり供養できるのか、それとなく確認しました。すると手元供養をするつもりだと。じゃあ、四十九日にはお墓に納めるつもりなの?と聞くとうん、と。それならよかった、とほっとしました。

実際に納骨を終え、小さな骨壺2つを並べた初七日の祭壇にどうしても違和感がぬぐえず、モヤモヤとしたまま法要を終え、だんだんと、このままお骨を自分の手元に置き続けるのではないか、と不安が湧き上がってきました。

父はどうして欲しいと思うのか、私はどうすれば良いのか…。今は答えが出せていません。なんとなく、納骨をせずにずっと手元に置くということが父の意に添うとは思えない気がするだけで…。

長くなったのできります。