こんばんは。

父のこと、ご心配いただき本当にありがとうございます。心強く、おかげさまで、今週も自分の生活を乱すことなく過ごすことができました。

 

今回は自分の中で状況を整理するためのメモになりますので、先に父の様子を。

 

具体的になにがどうなったのかはわかりせんが、最悪の意識レベルから数段回復し、完食は出来ませんが座って食事をとったり、こちらの言うことを聞いたりできるようになり、排尿の違和感はまだあるようでトイレの回数は多いものの数分おき、といったことはなくなりました。来週火曜日から放射線治療も行う予定です。ただここ数日の最悪の状態から少し上向いた、というだけで今後のことを考えると、放射線が済めばいいというわけでもなく、途方に暮れる感じのほうが強いのですが…。まずは今は予定通り放射線治療を済ませられることを祈りたいと思います。

 

以下メモになります。長くなるのでこの辺で。

以前も今回もアドバイスいただいた通り、状況を整理して、必要な時に医師に書面で考えをお伝えできたら。


関西は台風のあと、朝晩寒いと感じるようになりました。みなさん、風邪に気をつけて。よい1週間になりますように☆

 

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19日

病院から帰宅すると、近所の葬儀社のチラシがポスティングされてあり、思い切って電話。明日の面会後、話を聞いてみることにする。

 

20日の夜、葬儀社の話をきき、お願いすることに。葬儀社の人からせかされることは全くなかったけど長く考えたいトピックでもない。話を聞いてみて個人的にはいざその時になってからでも全然問題ないな、と感じたけど、おそらく疲れ果てているであろうその時の自分のために、余裕のある今の私が動いておこうという考え。帰宅後、今回の入院以来一度も面会に来ていない妹に連絡。仕事で金曜日まで来られないと聞いていましたが、あとから不満を持たれるのも嫌なので、状態があまりよくないことを伝える。21日、出勤時間を調整して面会に行くとのこと。

 

21日

午後、面会に行った妹から連絡あり。案の定、同室の方にご迷惑をおかけしたらしく、また、重症部屋に移動になったとのこと。看護師さんからは薬で落ち着きが見られ、興奮することはなくなった、と言われたそうだがやはりまだうろうろするか眠るか。目が離せない感じで予定時間になっても離れられず、遅れて出勤したそう。入れ替わりで病室に行くとなるほど、前夜と比べわずかに意識がしっかりしているような感じ。感覚で言うとミリ単位の改善。食事はとらないけれどアイスクリームは欲しがり完食する。眠っていることが多いのでなかなか薬も飲めず…。むせを心配してか無理に服薬はさせない方向らしい。痛み止めはポンプで24時間注入。主治医に会えたのでやはり一度痛み止めをストップしてほしい、と相談。乗り気ではないもののこの日はどうしたことか「家族の希望と言うことなら別にいいですよ」、となる。条件としては私が常時付き添うこと。病院としては本人が痛みを訴えるのに痛み止めを出さないわけにはいかない為。では早速、週末にお願いしたいとつたえるが明確な返事はなし。火曜日の状態ではとても無理だったけど、今日くらいの落ち着きがあれば放射線治療も可能性がでてくるという。私は放射線治療のことを理解できているのかどうかも確認できない状況で、進めることは出来ない、1度、オピオイドをきってその情報だけでも通したい、と伝えた。入院以降も癌は確実に大きくなっているから痛みは相当あると思う、本人にとって何がしあわせかというところですよね、という話をされる。暗に痛みが出てもいいから1度オピオイドをきってという私に対して疑問を持っているみたい。じゃあ、この状態がしあわせだと思うのか?と脱力。私も確信はないけど、とにかく痛み止めをとめてみてくれれば白黒はっきりする。疑問を持ったまま看取ることになった場合、医者と家族では後悔の長さがまったくちがう…。これは父ではない、戻ってきて欲しい

 

22日

朝、父から電話あり。厳密には固定電話に無言電話があり、誰からかは分からなかったけど、後に父の携帯を確認して父からとわかった。たまたまかかったのか?寝ているかも、とモーニングコールか?

妹が午後から面会に。

前日の印象からもしかしたら、と雨の中悪いけど、可能ならたこ焼きを持って行ってと依頼。わざわざタコ抜きのたこ焼きをオーダーして持って行ってくれたそう。食欲がなくなってからもたこ焼きはよく食べたが食べたが肝心のタコが食べづらいのか、ひとつひとつ取り除いていたので気を利かせたらしい。今日はすごく落ち着いていて元気です!と連絡あり。放射線の位置決めにも行き、スケジュールも立てたとのこと。結局、放射線についても主治医が出てきて放射線科とは話さないまま…。主治医から吐き気などの副作用が出るかも、と妹が聞いただけ。その後も看護師さんが笑うくらいしっかりしている、と連絡がありもしかして痛み止めを中止してくれたのかな、と確認するも、ポンプはつながれたまま。

 

夕方、病院へ。

確かにここ数日から考えるとぱちりと目も明けているし、食欲もあり。夕食にたこ焼きとアイスクリームを完食。妹も、看護師さんもとても喜んでいるが、これが普段の父か、というと全然違う。わずかでも回復しているのはうれしいけど、私は心からは喜べない。看護師さんによると、前夜、眠剤(点滴)の調整をしてくれたのがよかったのか、よく寝たそうで物理的に寝不足のきつさが和らいで、落ち着きが出たのかもと。不眠で混乱する方も多くいらっしゃるよう。確かに父もステロイド使用時の不眠から精神的に不安定になったりもしたけれど…。単純に薬が変わったことにより相乗効果的に出ていた副作用が若干軽くなったのではないかと感じる。また主治医出現。落ち着いてきたので、痛み止めをとめる話は振り出しに戻る。明日以降この状態が続くのがまた元に戻るのか見てみようと思う。


23日

午後から面会に行く。ビタミンの点滴を受けていた。様子は昨日と変わらず。首が上がらないらしくうつむいていることが多い。ここ数日右足、足首からつま先のあたりがむくみ腫れている。


おかしいと感じる点。

言葉が聞き取れない。ごにょごにょした感じ。耳を澄まして何度も聞き返すがそもそも言葉になっているのか、全くわからず意思の疎通が難しい。

よだれ。

基本首を下に向けていることが多いせいもあるのかと思うが 、ぽたっ、と垂れてしまう。寝ているときに口から舌が少し出ているのも、在宅でオピオイドを開始した時から気になっている症状。

残尿感

幾分改善してきたようだが尿意はあるのに出ない、と言う。

 

何度か歩いて窓際へ行き景色を眺める。着替えを促すが拒否。顔と足を拭く。おもむろに、痛み止めを追加する。痛みがきつい、と言うわけではなさそうなのが気になる。案の定、そこから眠り続け、言葉が一層不明瞭となる。夕方、起きたのでアイスの話をする。今、アイスが食べたいようだったが、もうすぐ夕食の時間だったので食後に買いに行くことにする。夕食時、いすに座るも首が痛くベッドに移る。ベッドに腰を掛け、3分の1程度食べ、服薬する。食事のトレイを下げるかと聞くとごにょごにょ。何度か聞きかえすが分からず、また食べだすかも、と置いていると、「下げるの待ってる、っていうとんのや!」と大声で。「偉そうに言われて嫌な気分だわ」と伝え、トレイを下げる。いつもは面会時間最後までいるが食事もすんだし、気分が悪いので帰ることにする。帰るわ、というとうん、というのでそのまま部屋を出て看護師さんにセンサーをお願い。アイスを買ってきてあげるべきか迷ったけど、もういいや、と思う。帰りかけたころ、父から電話。入院手続きのこと、もう済ませたことは分かっていると思うけど、本当に帰ったのか、もしかしてアイスを買ってきてくれるのではないかと気になったのか、なにせ、様子伺いの電話。手続きは済ませました、じゃあ。と電話を切る。帰ろうと思った時、もし今日父が死んだら、私はこの事を後悔するだろうか、と自問した。後悔するのがキライなので。…今日死んだら、棺桶にアイスを、いれてやればいいわ。と思い帰宅する。たぶん、私は、そこまで運が悪くない。たぶん妹なら対応が違ったと思うけど。残念でした😤


主治医はこのイラッ!とした時の様子をせん妄だと思っている節があるが、これはせん妄ではなくストレス反応だと思う。もともと、我慢強く、不平不満を言わない人だが、何かが、自分の中で積み重なったタイミングで意に添わない事があると、声を荒げる事があった。それでも数年に、1度くらいだけど。身体の辛さと狭い部屋で、ベッドから起き上がることも制限され、ストレスが溜まっているのだと思う。わかるが、それを受け入れるかどうか、許すかどうかはこちらで決めさせてもらう。すべてを飲み込んで、堪え忍んでしまったら、結局、心の中で、早く死んだらいいのに、と思ってしまう気がする。明日、面会に行くのやめようかなー、でもアマゾンの商品、病院の近くのコンビニ受け取りにしたしなーと迷う。妹から、LINE。アイスをあげなかったというと慌てて持って行く気がしたので黙っておいた。火曜日にたこ焼きを持って行く、とのこと。昨日、甘やかしたせいもあるんかな。