きのう、こちらの映画を観たんです。



上記のブログにも載せていますが、こちらで拝見いたしました。↓


 

「道」を観るのは、3回目です。



若い頃は、石っころの話ですごく泣いた。


ザンパノが残忍で凶暴で怖かった。

知恵も力もないジェルソミーナが可哀想だった。



ところが、


私も中年のおばちゃんとなりまして、

そうなると


感想が見事に変わってしまった。




石っころの話には、うんうんわかるわかる、無駄なものなんて結局ないんだよね、と、うなずく。


ジェルソミーナよりも、

ザンパノがあまりにも哀れだった。


失くしたものの大きさに気がつくシーン。


今回は、ザンパノの姿に泣いたな。



そして、ジェルソミーナ。



なんて可憐で可愛いんだろう。



若い頃に観たときは


ジェルソミーナがただただ弱くて可哀想な存在にしか観えなかったのに。



ものすごく可愛い。


さすがフェリーニの奥さまだと思いましたよ。


フェリーニの映画で主役をつとめるって、


ただの美人じゃ無理なんよ。



美人じゃない、魅力だ。魅力がないと駄目なんだ。


ひとを強烈に惹きつける美しさがないと

名作の主人公にはなれないんだよね………


とまあ、


最後には



フェリーニが

「俺のカミさん、こんなに才能があって可愛いんだぜっっっ💕」と、

のろけている映画にみえたんすけど。





歳を重ねると


若い頃とまったく見え方が変わりますなあ…………💦



ジェルソミーナはほんとうに美しかった。可愛かった。


そのジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナの容姿と才能に、


フェリーニはぞっこんだったんだろうな😌💕




やっぱり、映画って大好き。


時間があれば、若い頃に観た映画を、

また観たいなあ。


で、結論。


「道」は

フェリーニの

おのろけ映画である🎉🎉🎉




名作にこんな感想書いて怒られるだろうか🧟


すんまへん。



おっと、こちらも書かせてください。


ニーノ・ロータの音楽が、やはり心に沁みる。

初めて聞いたときから、


忘れられない名曲です。