きのう、こちらの映画を観たんです。
今週金曜日、5/10の夜9時からフェリーニの『道』、YouTubeで2週間、無料公開開始。CMが入りますが(世の中で本当に無料なのは、あなたを思う人の愛だけです)、金曜9時からの公開時だけは最初にCM、後は最後までCMなし。
— シネフィルDVD (@cinefilDVD) 2024年5月8日
作品の解説書きましたので、お時間ありましたら。https://t.co/PElzm6mC6S
「道」を観るのは、3回目です。
若い頃は、石っころの話ですごく泣いた。
ザンパノが残忍で凶暴で怖かった。
知恵も力もないジェルソミーナが可哀想だった。
ところが、
私も中年のおばちゃんとなりまして、
そうなると
感想が見事に変わってしまった。
石っころの話には、うんうんわかるわかる、無駄なものなんて結局ないんだよね、と、うなずく。
ジェルソミーナよりも、
ザンパノがあまりにも哀れだった。
失くしたものの大きさに気がつくシーン。
今回は、ザンパノの姿に泣いたな。
そして、ジェルソミーナ。
なんて可憐で可愛いんだろう。
若い頃に観たときは
ジェルソミーナがただただ弱くて可哀想な存在にしか観えなかったのに。
ものすごく可愛い。
さすがフェリーニの奥さまだと思いましたよ。
フェリーニの映画で主役をつとめるって、
ただの美人じゃ無理なんよ。
美人じゃない、魅力だ。魅力がないと駄目なんだ。
ひとを強烈に惹きつける美しさがないと
名作の主人公にはなれないんだよね………
とまあ、
最後には
フェリーニが
「俺のカミさん、こんなに才能があって可愛いんだぜっっっ💕」と、
のろけている映画にみえたんすけど。
歳を重ねると
若い頃とまったく見え方が変わりますなあ…………💦
ジェルソミーナはほんとうに美しかった。可愛かった。
そのジェルソミーナを演じたジュリエッタ・マシーナの容姿と才能に、
フェリーニはぞっこんだったんだろうな😌💕
やっぱり、映画って大好き。
時間があれば、若い頃に観た映画を、
また観たいなあ。
で、結論。
「道」は
フェリーニの
おのろけ映画である🎉🎉🎉
名作にこんな感想書いて怒られるだろうか🧟
すんまへん。
おっと、こちらも書かせてください。
ニーノ・ロータの音楽が、やはり心に沁みる。
初めて聞いたときから、
忘れられない名曲です。