「ザ・トゥルー・コスト」 ファストファッション真の代償

少し前になりましたが観に行ってきました。

食べ物に関してはいろいろな映画でコーヒーやバナナ、パームヤシなどのプランテーションや農薬・遺伝組み換え、食品添加物などが取り上げられていますが、「衣服」に関しては以外にもあまり聞いたことがありませんでした。
内容は衝撃的で、世界のアンバランスさをあらためて思い直すことになりました。

「ファストファッション」とはあまり聞きなれない言葉でしたが食品でいう「ファスト(ファースト)フード」と同じ意味で使われていました。
そういえば、昔は安物、そこそこ、高級品がモノやブランド名で大体わかる用でしたが、ユニクロをはじめ、外資系の衣料販売チェーンが出始めて、そこそこのモノが低価格が手に入るようになりました。
私も初めは「ユニクロなんて」と思って下着類などしか購入してませんでしたが、ここ数年で利用頻度が増えてきました。
気づけば高品質・低価格を売りにした自社企画販売店舗が急速に増えています。

消費者にとってはうれしいことなのかもしれませんが、その裏で起こっている不幸な現実…

それはもともと工賃の安い後発開発途上国でさらに工賃を下げるように強要し、仕事を失いたくない工場主は要求を受けるけど待遇面や建物の安全性を担保出来ずにビルが倒壊、怪我人や死亡者が…
改善を要求して組合活動すれば、外資系企業が撤退するのを恐れて軍隊を使って阻止し、これまた怪我人や死亡者…


誰かの大いなる犠牲によって成り立っていることへの怖さを感じました。
そんなのビジネスと言えるのか?


大きな投げかけ…

そんな映画でした。

※ザ・トゥルーコスト
http://unitedpeople.jp/truecost/
https://www.youtube.com/watch?v=tR5giBWTPX8