ある会議で、名簿の中に懐かしい名前を見つけました。

仕事で関係のある方だったのですが、私はちょっと苦手だなぁ。と思っていました。

その方との仕事が終わりに近付いた頃、悲しい過去を話してくださいました。

「やっと喪があけるんですよ。」

一年前に30代の息子さんを事故で亡くされたという事でした。
長年お付き合いしていた彼女と入籍されて、友達がお祝いの飲み会を開いてくれたそうです。
その帰り道に誤って用水に落ちたらしく、次の日遺体が発見されたそうです。

ああ、この人を苦手だと思っていたけれど、こんな辛い体験していたんだ。

単純な私は、すっかり苦手意識が吹き飛んでしまいました。


辛い気持ちをずっと引きずっていても誰も喜ばない。
でも、経験者にしか分からない辛い気持ちは必ず自分の力になる。
辛い経験があったからこそ、精神的に一段上に登っている。

そしてまた、命は限りあるもの。
いつ終わっても良いように生きて行こう。

最近、何となくもやーっとした気持ちだったのですが、気持ちを引き締めるために神様が思い出させてくれたようです。

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