しばらくブログの更新をお休みしていました。担当している本の編集作業が忙しかったからです。


 今日も50ページくらいの原稿を整理して,ようやく一息つける状態になったところです。


 ちょっと英語から離れたいので,音楽の話をしようと思います。多感な時期,洋楽ではBeatlesとかを聴いていた自分ですが,日本語の音楽とは別物というか,そういう感じがしていました。家庭教師をしてくれていた隣のお兄さんが吉田拓郎さんの大ファンで,Beatlesに比べて音楽的に簡単だったこともあって,ギターの練習には役に立ちましたが,拓郎さんの節回し,歌い方は独特で,それをまねるとそれにしからならないものだったので,何か自分でもやれそうで,それでいて音楽的に高度なもの…そういったものを探していました。


 そこで出会ったのが,「はっぴいえんど」でした。


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 今はAbexが権利をもっているんですね…。もともとURCというアングラなレコード会社から出ていたものですが,このアルバムの,「夏なんです」という楽曲の雰囲気にちょっとびっくりしました。


 田舎の白いあぜ道で 埃っぽい風が立ち止まる

 地べたにペタンとしゃがみ込み 奴らがビー玉弾いてる


 この歌詞…新鮮でした。松本隆さん細野晴臣さんのコンビはここで始まったという感じです。


 また,今でもたまにCMに使われる「風を集めて」


 人気のない朝の珈琲屋で 暇をつぶしてたら

 ひび割れたガラス越しに 摩天楼の衣擦れが

 歩道を浸すのを 見たんです


 何だかよくわからないけど,全然直接的ではないわりに耳に残る表現が多用されていました。


 このアルバムは今でもよく聴きます。このアルバムを出した数年後,細野さんは「YMO」で世界を席巻し,大滝詠一さんは「A Long Vacation」を大ヒットさせ,松本隆さんは歌謡曲の世界に欠かせない人になってゆきました。鈴木茂さんも歌もののバックにはこの人しかいないという時代が続きました。


 才能のある4人が集まったバンドだったんですね。