比較的どうでもいい話です。中学生の頃から作曲というものを始めました。いい時期に一緒に音楽について語れる人たち,バンドを組めたりする人たち,人前で演奏する機会にも恵まれ,それなりに評判もよく,向上心がわいていくうちにどんどん周囲の環境がレベルアップしてきて,気がついたら「プロの作曲家」という位置につくようになりました。
私の職業はいったい何なのか…よく訊かれることがありますが,実は自分でもよくわかっていません。収入の割合が高いものから並べた場合,情熱のあるものから並べた場合,プライドをおいているものから並べた場合,それぞれに答えは違います。ただ一つ言えることは,ある時期に音楽をやっているだけで食べていけるような状況ではなくなりつつあるな…と感じたということです。それから映像関係に手を出したり,出版関係に手を出したり,色々なことをやってきました。
気がつくとここにいた…。これからどこへ行くのかまったくわかりません。ですが,はっきりしていることは,「自分だけのものを,自分の形で,自分以外のために伝えたい」と考えてやってきたということです。
昨日チャリティライブに参加してきました。アマチュアもいればプロもいる,とにかく東日本大震災復興活動の資金を集めたいという目的のライブです。全員ノーギャラで,逆に参加費500円を払うというライブです。お客さんたちからも500円ずつ集めました。そんな地味なライブなんですが,実はこの活動は震災直後からずっと続けていて,物資運搬のためのトラックを買ったりとか,そういうレベルでお金を動かせるところまで頑張ってきました。
このライブで,ちょっと気になることがありました。私がプロの作家だということはそこにいる一部の人しか知らなかったのですが,参加してきたアマチュアの方が,明らかな嫉妬心を私に対して向けてきたことです。私は自分がどこの誰とも名乗らずに,ふつうに自分の曲を演奏していただけなのですが,コード進行を聴いた瞬間に,「これは素人じゃない」とわかったのでしょうか,自分より劣っているところを一生懸命探し始めるような聴き方をされてしまったのです。
私は作曲には少しばかりの自信がありますが,楽器の演奏はどう考えてもプロレベルではなく,歌も下手です。土俵の違うところで比べても仕方がないと思うのですが,このいやな感じは演奏が終了するまで続きました。
この会の名古屋地区の責任者とは共通の知り合いだったようですが,どうしてフィールドの違うところで争わないで,お互いのいいところを楽しもうよ…という感じになれないのか,不思議でなりません。
まあ無難にまたよろしくといって笑ってきましたが,あまり気持ちのいいものではありませんでした。東京だとふつうにあることが,名古屋では珍しいというのはわかりますが…です。