動詞の活用というのは,必要に応じて動詞が形を変えることをいいます。これは,英語に限ったことではなく,日本語でも起こっています。
日本語を母国語にしている私たちは,動詞を活用させて使っているという認識はありません。日本語の口語文法というのがあります。
・未然形:「ない」などにつながる
・連用形:「ども」などにつながる
・終止形:言い切りの形
・連体形:「こと」などにつながる
・命令形:命令する時の言いかた
日本語の動詞には,「五段活用」「上一段活用」「下一段活用」「サ行変格活用」「カ行変格活用」の5種類がありますが,ご存じでしょうか?
そう言われて何のことだかわからなくても,ふつうに話しているし,おかしければ,「言い間違えた」と気がつきます。英語の場合,この活用というのが,日本語とはちょっと違います。
まず,現在形と過去形,過去分詞形と現在分詞形…。
英語で主語の格,単数・複数などを最初に教えるのは,日本語ではそれらが動詞の活用に影響を与えないからです。英語と日本語の違いということでしょうか,まずはそれを意識させるために,意地悪にもbe動詞から導入するのでしょう。
問題は動詞が形を変えることにどんな意味があるのかに着目することです。be動詞+現在分詞=進行形,have動詞+過去分詞=完了形,be動詞+過去分詞=受動態…。こんなふうな仕組みになっているので,まずbe動詞から導入して,一般動詞に行って,現在形と過去形…。さらに,それをいじって進行形にしたり完了形にしたり,何が何だかよくわからないうちにこういうことが起こってきました。最初の段階で英語学習を放棄した人は,たぶんこの「××形」というのが苦手だったのでしょう。
とにかく,まず覚えておくといいのは,実際の会話で現在形が使われることはほとんどないということです。