忠平企劃有限公司@松崎と申します

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【打倒カスハラ】食堂業を盛り上げよう 第6話 | TAIPEI STYLE CYUBEI 台北スタイル-忠平企劃 (ameblo.jp)

 

東京都・小池東京都知事は「カスハラ防止条例 条例の実効性を確保するためのガイドラインを策定する方針」は日本のレストラン&食堂業成長ヒントになるのでは?

 

日本の拉麺専門店は、多数海外進出しているが、アメリカ・NYに開店し大成功を治めている拉麵店打数・・・しかしNYで成功しているのに、日本の首都・東京では「拉麵1000円の壁」が成長を遅らせている? 理由は?私的に分析してみる‐part2

 

 

【一風堂さんの対人接客システムは?】

 

お客様への対応

l  注文

 お客様の拉麵の好み(麺の硬さ・スープの濃淡・トッピング等)を対面で接客

l  ただし注文をオーダーエントリーを活用している店舗有

l  お水の提供・中間サービス

l  料理提供方法

 両手で丼を持ち、お客様に運びます

l  会計・テーブルセッティング

 日本もアメリカも基本対人で行います

 

調理

l  日本もアメリカもお客様の商品リクエストに対応して調理

l  調理行程・衛生管理・食器洗浄は日本・アメリカ同様

 

接客サービス・調理・店舗クリンリネスは日本・アメリカも同じ

日本もアメリカも対人サービスが重要というのが「一風堂」のコンセプト

 

【原材料コストは?】

 

l  一風堂の博多麺の品質を保つ為に、自社製造もしくは日系業者に依頼

スープベース

l  豚骨は現地調達 店舗内高圧釜で炊き込み

叉焼肉

l  叉焼用の豚肉・鶏肉は現地で調達

タレ

l  白丸・赤丸用のタレ 醤油は日本から輸入

 

 

原材料の3/4は現地調達 1/4程度は日本から輸入

日本・一風堂と比較して25%程度が上昇していると思われる

 

【人件費は?】

 

アメリカ・NY市の最低賃金(2024/01月現在)

1時間当り US$16 ¥2,400

 

日本・東京都の最低賃金(2024/01月現在)

1時間当り US$7.42 ¥1,113

 

NY市の最低賃金は、東京都と比較して2.16倍

 

一風堂さんの作業オペレーションは、アメリカでも日本と同じ

アメリカの飲食業の賃金は高いが、日本の賃金がいかに安いのか(泣)

海外からいらっしゃったインバウンド観光客がなぜ?拉麵を食べるのか?

対人接客をする拉麵屋さんや食堂はチップ・サービス料も取らず・・・

水やお茶を提供され、親切に対応して美味しい拉麵を頂ける

「満足感」を得られる!

 

【松崎的一考】

 

 

力の源ホールディングス「一風堂」のアメリカ進出と成功 河原成美社長 素晴らしいです~外国人が日本食が評判・好きだから 単に海外進出すれば成功する訳ではない

河原成美社長は対人接客「おもてなし」のレベルを崩さず、チップ文化に対応した

ここにヒントがあるのではないか?

 

日本の拉麺業界では「1000円の壁」拉麵専門店と言われているが・・・

日本の拉麺店で一般的な券売機の使用、ウォーターサーバーによるセルフサービスによる水の提供をしている拉麵店では、チップを受け取れないでしょう!

 

機械化での人件費の減少(レジ締めの簡素化を含む)スタイルや日本政府が推奨する人力不足による「ねこ型配膳ロボット」は、実はレストラン・食堂業の成長の妨げになっているのではないのでしょうか?

会社(企業)も利益が増え、従業員の年収増をすれば、人力不足を防げるのではないか??

 

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