前回?となっている方は
このやり方は2本の柱が大事になります。
まずはこの図をご覧ください。(横軸は時間です)
この図の意味は
上にあればあるほど速度は速く、
そして距離は短くなります。
逆に下にあればあるほど速度は遅くなり、距離は長くなります。
青の線は
トップスピードからのアプローチ。
赤い線は
距離に対するアプローチとなります。
つまり、
速い動きも距離に対するアプローチも同時期に進めよう!という考えです。
そして、
この図に一つ線を加えます。
本番のスピード、距離となります。
つまり、簡単にいうと
スピードもスタミナも同時につけていきましょう
ということです。
具体的にはこんな感じです。
☆具体例(5kmを20分で完走)
前提として…
100mあたり、24秒、
1kmあたり、4分、
で走ると20分で完走できます。
最初1週間のメニュー(週3回走れる人)
月 20km走(1km7分〜6分半ペース)
火 休み
水 休み
木 100mダッシュ(18秒以内)×5本(間は完全回復)。
もし、18秒で走れない場合は走れるようになるためのジャンプ系トレーニングを混ぜたダッシュ。
金 休み
土 ジョギング+筋トレ系
日 休み
これは初期の能力や
間でやってもらいたい補助的なトレーニングなど
いろいろと不足していますが
イメージは湧きやすいと思います。
この次は徐々に試合ペースに向かうようにアプローチをかけていきます。
例えば、
月曜日を12km(1km6分ペース)
に変更したり
木曜日を200mダッシュ(40秒)×4本
にしてみるなど
レベルアップします。
このようにして、徐々に試合に速度や距離が近くなります。
リニアピリオダイゼーションと違うのは
両方向からアプローチをかけられるので自分の苦手な体力要素も鍛えることが出来ます。
フルマラソンだと少し組み立てが大変ですが、
うまく利用すると飛躍的にタイムが伸びやすくなります。
ぜひ、普段のトレーニングに活かしてみてくださいね!
ピリオダイゼーションのシリーズは一旦終わりにしますが
まだまだ色んな方法があるので気になった方は調べてみてくださいね!
では、次回からはテーマを変えてお伝えします。お楽しみに!