Olde Village Lanterne -84ページ目

トムラウシ紀行~8


夜は


ダウンのシュラフと

遭難事故のレポートにもあった

この小屋の、「すきま風」を考えて

シュラフカバーも用意しておいた


おかげで、ぐっすりと寝れた・・・。




早朝

小屋の外はまだ、うっすらと暗い

AM5:00ぐらいか?


目が覚めた


風は穏やか

しばらく、まったりとすごし

湯を沸かして、朝食を「ささっ」と流し込んだ

出発の準備をする前に


小屋の外へ・・・





photo:01


ヒサゴ沼からの日の出


気温はもちろん氷点下!

木道は、しっかり凍結!


防寒対策はばっちり



地形上、遥か遠くの山々から昇る太陽は拝めない


雲が多いこの日は、なかなか太陽の姿は見えず

雲に覆われた空が染まっていった



photo:02


朝陽を浴びる避難小屋




この寒さと太陽の光を浴び

荘厳な空気に包まれる


本日も長い下山ルートとなる


さぁ、気持ちを入れなおそう!



ジオラインL.W(薄手)+ジオライン3Dサーマル+ライトシェル

を着込んで

朝、6時頃にヒサゴ沼避難小屋を出発した






photo:03


ヒサゴ沼を後にする




凍結した木道に注意しながら

ウォーミングUPを兼ねて、気持ち早足で歩く

当然ながら風は


凍てつくような寒さ!

木道を進みながら

途中、何度も振り返って

次回、いつ来れるかもわからないこの奥地の小屋との

別れを惜しんだ・・・


木道が終われば

雪渓、そしていつもの巨岩ゾーンへ




ここでライトシェルを1枚脱いでおく





photo:04

朝日を背に受けて雪渓を登る




ここでも聞こえてくるアノ声!?

もちろんナキウサギ!


しかも、近い!
そっと、上半身だけを静かに反転し足元を見た・・・
・・・
近いっ!

距離にして、2メートル50!といったところか!?


このとき
まさに、息を殺してシャッターを切った
たった1枚
このワンショットでピンポンダッシュ!
もちろん逃げていった・・・



ありがとう


ナキウサギ!


photo:05


岩場を登り分岐へ



まぁまぁ、きれいに写真が撮れたので

足取りも軽く

テトラ岩場を上ってゆく


化雲岳との分岐で、小休止


分岐点から少し上った見晴らしの良い場所で

上ってきた道を振り返ってみると


photo:06


ヒサゴ沼、その向こうに秘境ヌプントムラウシ



朝日に照らされた、ヒサゴ沼の全景が

視界に飛び込んできた!


この日は

予報でも、唯一お天気良好の日

風も穏やかであり、日射しもやわらかい


やっぱり


太陽の力は偉大!!!



photo:07

太陽のチカラ



軽快に木道を進み

いいペースで、距離と時間を稼ぐ


天沼、日本庭園の沼には

氷が張っている!

気温は、かなり低い

歩くスピードはゆっくりでよい

とにかく、歩き続ける









photo:08


紅葉と氷の張った沼








今度


いつ来れるかわからない

この土地を

胸に、一歩一歩を刻みこみながら


進んで行く








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トムラウシ紀行~7


テトラ岩場ゾーンをすっかり慣れた足取りで下っていく

途中から

雪渓が残っているので、そちらを下っていく

アイゼンは、とくに必要ないぐらい

そのまま慎重に雪渓を歩く


ここの岩場でも

あの鳴き声が!

ナキウサギが生息している



photo:01


雪渓を下って、ヒサゴ沼へ




下りきったところで、ヒサゴ沼のほとりに出た

あとは

沼沿いの木道を歩き避難小屋へと向かう


やっぱり、小屋が見えるとホッとする


photo:02


避難小屋へ



時間は、午後4時頃になる

気温もすっかり下がり、冷たい風が吹きすさぶ

霧に包まれたヒサゴ沼避難小屋が近くに迫ってくる


前日までは、悪天候が続き

本州では台風直撃騒ぎ!

どうなるかと思ったが、なんとか北海道は大丈夫やった

お天気に感謝しつつ避難小屋に無事到着した




photo:03


沼沿いの木道を歩く



いったん荷物を置いて、ホッとしよう!


それから

夕暮れ時の、大雪山系ヒサゴ沼をひとり楽しむとする



photo:04


ヒサゴ沼避難小屋



小屋には、先客が3名

私を合わせて、4名がここで夜を明かすこととなる

おそらく、この時間帯に到着した私が最後であろう

そんな会話をしていたら

一人が


暗くなってから、ツアー客が団体で飛び込んでくるかも!?


なんて、真実味をおびた冗談をいっておりました

が、たしかにこのコース

どっから上っても長丁場!

時間がかかっても驚かない!


それに

みんな、大量遭難の事故はもちろん知っているということ




photo:05


ちょっと染まる、ヒサゴ沼17:45


ジオラインのロングスリーブにサーマル3D、そしてダウン!

ソックスもウールに替えておく


さすが、みんなダウンを着用!!!


着替えを済ませ

夕焼けを見に外へ出る、気温は極めて0℃に近い

が、まだ氷点下にはなっていない

空は雲も多い

風も強く、雲は流れてくれるがキレイな景色には出逢えなかった


夕食は

またしても登場!フリーズドライ食品

楽でいい(^.^)


太陽が沈み、体が凍てつく

このような感覚がたまらない!

が、これは、しっかりとした準備があってのこと
この時期にトムラウシを縦走する人たちは、みんな準備万端!

さぁ、これからみんな一仕事


水の確保!?


ヒサゴ沼から

水を汲んできて→煮沸して→冷まして→ボトルに移す

当然、次の日も長丁場

途中、水場となるところは無い!と考えてよい

ヒサゴ沼の水

煮沸してるとはいえ、浮遊物が気になる・・・

ここで秘密兵器の登場!?

コーヒーを淹れるときのペーパーフィルター!

これを使って濾過すればバッチリ

冬場、雪山でも活用可能


一通りの仕事を終え

ダウンのシュラフにくるまり

氷点下の夜をむかえる


普段の生活ではありえないくらい早い時間に

眠りにつく・・・








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トムラウシ紀行~6


北沼の緩やかな丘を越えた岩場で

ナキウサギとランデブーしているうちに

前を行く人の姿は、すっかり視界から消えていた!


時間は、13:00ぐらいか?

この時間からは、前から来る人も、後ろから来る人も皆無!






photo:01


前を行く登山者





自分自身以外いない、360度山と空に囲まれた果ての地を一人歩く

かつて

屋久島を縦走したときに感じた


爽快感と少しの不安


を抱きながら楽しんでいる自分がいた!

一人は、孤独ではあるけれど、ここに無限の自由が存在する

そういう意味で、一人は楽だ





photo:02


ロックガーデン付近、下って来たルート





さて、人の姿が全く見えなくなって

一人、ロックガーデンと呼ばれる岩場を下っているとき!

何やら

上のほう(後ろのほう)から音がする!?


まさか熊か!?




photo:03


下っては登る



ガサガサと音がする!

振り向くと

先に進んで行った、もう一人の登山者であった


なんで、後ろに!?


熊より、そっちのほうが驚いた(・o・)


話を聞いてみると

岩場の下りで、間違った方向にどんどん下っていってしまったようだ

そこで、私の姿を見つけ

こちら側にルート修正して、追いついたカタチになったみたい



テトラ岩場、恐るべし!




photo:04


日本庭園






ロックガーデンと呼ばれる岩場を越えると

ゆったりとしたルートに変わる


そこは、日本庭園と呼ばれるところ


大小の沼が点在し、紅葉の赤とのコントラストが絶妙!

時折、山特有のガスが発生するが

まったく問題のない天候状態が続いてくれている





photo:05


発生しては消えるガス




このあたりのルートは、まず迷わないであろう

ロープも張られているし、木道になってるとこもある

ただ

風が強ければ、吹きっさらしとなるので、

風対策は万全にしておきたい!


ところどころで、ルート不明瞭な巨岩ゾーンに出くわす

なかなか退屈させないが、難所というほどではない

とはいえ、悪天候時は足場、ルートの確保、など細心の注意が必要だ!






photo:06


沼が点在





しばらくは

見晴らしの良い、木道を軽快に歩いていく

進行方向左手は、大平原と巨岩がゴロゴロしている

赤く染まった、草紅葉(というのか?)がキレイ!

右手は、谷になっており遠くの展望が素晴らしい!





photo:07


歩きやすい道が続く




右手、眼下ににこれから向かうヒサゴ沼が見えた!

その遥か奥に

ヌプントムラウシの台地が見えるはずだが、ガスで何も見えない・・・




photo:08


ガスに煙るヒサゴ沼




この壮大な

秋の風景の中をマイペースで歩いていく


風は冷たいが、気持ちいい!

休憩は不要、ゆっくり歩いていると体温にもちょうどいい!


やがて、いつもの巨岩ゾーン



テトラ岩場へ!



photo:09


テトラ岩場へ…




化雲岳方面への分岐で、ヒサゴ沼方面に向かう


テトラ岩場を下っていく

ヒサゴ沼はもうすぐ!?









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