兵庫県神戸市をホームタウンとするチームといえばヴィッセル神戸である。

 

このヴィッセル神戸のホームスタジアムは2002年日韓ワールドカップでも使用された

ノエビアスタジアム神戸である。

このスタジアムは全席屋根付きの球技専用スタジアムである。

さらに開閉式のドームスタジアムとなっている為、降雨時には屋根を締めることで

仮に強風の中での雨でも吹き込んでくることは無い。

 

この開閉式の屋根は2002年日韓ワールドカップ終了後に取り付けられたもので

ワールドカップ時には現在のゴール裏席の上層部に仮設の足場を組み観客席を増設していた。

その為ワールドカップ時には42000人収容だったが

現在は撤去されている為、Jリーグから発表されている公式最大収容人数は約28000人となっている

 

このように球技専用で臨場感があり屋根だけでなく開閉式のドームとなっている為

降雨の心配は不要と最高の観戦環境なのだが

その分日差しが入りにくいためスタジアムピッチの芝生の根付きが非常に悪く

ピッチコンディションに対して長年ヴィッセル神戸は不満を表明していた

一時期は同じく神戸市内にある陸上競技場の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場に移転するという報道が出るくらいであった

 

2018シーズンよりJリーグの公式戦は天然芝のみという規定が変更され

ハイブリッド芝の使用も認可された。

このハイブリッド芝とは、天然芝を人工繊維の芝で絡め補強した芝生のことで

強度が増したそうだ。

選手からの評判も良いようでグラウンドキーパーの手間も軽減されるそうだ。

今までJリーグで使用されてきた全国各地のスタジアムでは芝生養生の為

プロの試合以外では極力使用を控えるといった事が起こっていたが

この芝生が導入されることでアマチュアの試合や子ども達の試合などにを多く使用され

プロが試合をしている同じスタジアムで試合が出来るようになる環境が整えられることを望む。

 

そんなノエビアスタジアム神戸だが日韓ワールドカップ開催前は

神戸市立中央球技場という名称で呼ばれており1970年に建設された物である。

Jリーグ開幕以前の日本である程度の大きさだった球技専用スタジアムといえば

三ツ沢(現在横浜F・マリノス、横浜FCやYSCC横浜のホームスタジアム)

大宮(現在大宮アルディージャのホームスタジアム)

西が丘(現在J3のFC東京U-23やアマチュアの試合で使用されている)

 

そしてこの神戸中央球技場、くらいしか無かったのである

1979年のワールドユース(現U-20ワールドカップ)の試合会場にもなっており

まさに関西サッカーのメッカだったのである。

 

以前に私がヴィッセル神戸を観戦したときは

新神戸駅まで新幹線で行き

新神戸駅から神戸市営地下鉄の西神・山手線で新長田駅に到着

そこから同じく神戸市営地下鉄の海岸線に乗り換えて御崎公園駅で下車した。

 

御崎公園駅からはゆっくり歩いても10分掛からない距離で

アクセスは非常に良かった

1度だけしか現地には行ったことは無いのだが

非常に大きな洗礼されたスタジアムで目の当たりにしたときは非常に興奮した。

 

また三宮花時計前駅からも御崎公園駅までは10分位の距離で

神戸中心地からもアクセスは良い環境である。

 

 

このヴィッセル神戸の前身は1966年創部の川崎製鉄サッカー部(当ブログサッカー観戦記#11ファジアーノ岡山編も参照)なのだが

岡山県で活動していた川崎製鉄は神戸市からJリーグを目指す活動で誘致されたもである

 

ところがJリーグを目指すクラブとしてヴィッセル神戸に生まれ変わった始動日の

1995年1月17日に阪神・淡路大震災に襲われてしまうのである

震災の影響で運営会社の筆頭株主だったダイエーが後に撤退してしまう

 

1996年には元デンマーク代表のミカエル・ラウドルップが加入(ユベントスやバルセロナ、レアルマドリードなどでもプレーした世界的スーパースター)し

1997年には念願のJリーグへ昇格するがJリーグ昇格後もメインスポンサーの撤退などがあり

2003年12月にヴィッセル神戸は東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し累計赤字約42億円で神戸市からの無担保融資は約15億円にのぼったと言われている。

その窮地を救ったのが現在もヴィッセル神戸の運営をする兵庫県出身で楽天の代表取締役である三木谷社長である。

 

元々サッカー好きであった三木谷社長は私財を投げ打ってヴィッセル神戸の窮地を救うのである

ヴィッセルの運営を始めた楽天だがそれまで白と黒の縦じまユニフォームで戦っていたヴィッセル神戸のクラブカラーを

楽天の企業色でもあるクリムゾンレッドに変更しサポーターから反発を受けるが

その後は楽天の強力な支援で安定した経営をしている。

 

2004年には2002年日韓ワールドカップで人気となった元トルコ代表のイルハン・マンスズを獲得しトルコブームを巻き起こすも来日後数試合出場で退団してしまう

以降のヴィッセルはJ1の中位から下位またJ2降格と上位に顔を出すことは無くJリーグでも目立った実績は残せていない。

 

しかし大きく風向きが変わったのは2017年だろう

元ドイツ代表で2014年ワールドカップ優勝メンバーでもあるルーカス・ポドルスキの加入であろう

更には2018年に現役スペイン代表で2010年ワールドカップ優勝メンバーである

アンドレス・イニエスタを獲得したのである

 

私もイニエスタを生観戦したがボールコントロールやパスの正確性

相手が一番嫌な場所にいとも簡単にパスを出す

また何気ない動きだが常に自分が一番次のプレーに移りやすいポジションを取っているのである

ヴィッセルに加入して半年経過したが未だにイニエスタがJリーグに所属していることが信じられない

そんなスーパースターが来たのである

これはヴィッセル神戸サポーターや地元神戸市民だけでなく

日本全国のサッカーファンが大興奮である。

 

2018シーズンはロシアワールドカップの影響で通常のシーズンよりJリーグは平日開催が増え、また台風や豪雨、地震など災害の影響で試合の延期

代替日が平日になった試合など観客動員数は通常のシーズンより低下するものと思われた

ところがシーズンが終わってみるとJ1リーグ全チームの1試合平均観客動員数は10年ぶりに19000人を超えたのである

これはイニエスタ(サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスも貢献している)がJリーグに移籍してきた事が最大の要因であり

楽天の三木谷社長には感謝しなくてはならない

 

さらにである。2019シーズンはイニエスタと同じく2010年ワールドカップ優勝メンバーで

得点王の元スペイン代表ダビド・ビジャまで獲得したのである

これは2019シーズンさらなる楽しみが増えたし

イニエスタ、ポドルスキー。ビジャがJリーグの舞台で戦っている

(サガン鳥栖のフェルナンド・トーレスも含めて)

もう考えただけで開幕が楽しいみである。

 

2019シーズンはヴィッセル神戸旋風が巻き起こるのか注目していきたい。