隈本確氏著述の大霊界シリーズを読んだ方ならご存知だと思う。

ある男性が恐怖の御魂箱によって不幸のどん底に突き落とされてしまった実話。

私も読んだ当時は、そんなこともあるんだなぁ…と思ってました。

この箱に御魂鎮めした人は、良かれと思って神を鎮めたつもりだったんですよね。ところが実際に鎮まってしまったのは地獄霊だった訳です。

そして御魂箱を持った人は、有り難くその御魂箱を身近に置いて祈っていた訳です。

ところが…鎮まっているのは地獄霊ですから、祈れば祈るほど地獄霊との繋がりが深くなり…と、言う次第です。


御魂鎮めということは実は簡単なようで難しいです。

全て心で行う事でありますから…どうしても御魂鎮めする人間の念や想いが入ってしまいます。

ましてや、この実話のように神を鎮めたつもりで地獄霊が鎮まってしまう事も有るんですね。

このあたりに、簡単に霊の世界に関わる怖さもあるわけです。


御魂鎮めする人間の魂が天命超神霊世界の神格を持っていればまだしもですが…そうでない、例えば魂が地獄界の人間の行う御魂鎮めでは、地獄霊が鎮められてしまうこともあります。

更にその人間の悪念迄も鎮められてしまうこともあります。


私も自分で御魂鎮めを行うようになるまでは全く思いもよらない事でした。

でも…思えば当然の事ですねぇ。

当たり前ですよね。


魂が本尊大神となり、人間は単なる霊体ではなく神霊体となり更に何の悪想念もなく愛と慈しみの清い想いで御魂鎮め為されたものが、最高の御魂鎮めで有るといえますね。