パワーウィンドウが上がらない... | 第三管区・内水面保安部

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まー、海無いんでね...。

早朝の冷え込みが厳しくなってきた出勤時、少し開けていた窓を閉めようとスイッチを操作したら、バキンって異音とともにウィンドウが上がらなくなり、その後は少しづつ下がって最終的には全開の状態になってしまった。
窓は閉まらないけど、モーターが回っている音の状況からワイヤーが切れたと確信。

さすがに仕事中に窓を開けっ放しという訳にも行かないので、とりあえずビニールで応急処置をして、ダイハツのパーツセンターへ電話してレギュレータの在庫確認をしたところ、取り寄せで翌朝には届くというので即発注。


帰宅後に進められるところまで取り外しておこうと、内装パネルを剥がして作業を進めた。

スピーカーを外し、パワーウィンドウレギュレータのモーターに繋がるカプラーを外しておく。


↓の★位置にレギュレータとモーターを固定しているナットがある。
左側に三角形に並ぶ3つのナットがモーターを固定している部分で、上端2ヵ所と下端2ヵ所の★がレギュレータを固定している部分。


レギュレータの上下に移動するパネルにウィンドウが固定されているので、3ヵ所のナットを外してウィンドウを取り出し、次いでレギュレータを取り外す。


壊れたレギュレータ↓
赤いライン部のワイヤーが切れている。


本当は↓の様にワイヤーが繋がっている。


↓新調したパワーウィンドウレギュレータ。

レギュレータ S/A, フロント
69801-97205(←㊨)
8,030円(税込)


先ずは壊れたレギュレータから取り外したモーターに新しいレギュレータの巻き取り部を組み付け。


新しいレギュレータは、ワイヤーの巻き取り部がバラけない様にカバーが付けられているので、このカバーを取り外してモーターの軸へセット。


セットするには、巻き取り部の四角い穴とモーターの四角い軸の位置を合わせないと組み付けられない。互いにズレている場合にはレギュレータのガラスを固定するパネルを上下に動かしてやると巻き取り部が回転するので、モーターの軸の向きと合わせておく。

この時、レギュレータのワイヤー巻き取り部に被せてあるバラけ防止カバーを外しての作業となることと、グリスがべっちょりなので、くれぐれも巻き取り部をバラけさないように注意!


レギュレータのワイヤー巻き取り部をモーターに組み付けられたら、巻き取り部のカバーを元どおり被せてセット完了。


モーターに組み付けたレギュレータをドア内へ戻し、仮固定してウィンドウの位置調整。


ウィンドウの取り付け(上下・前後の微調整)は、レギュレータのウィンドウを固定する穴の部分に目盛り↓が刻んであるので、3点とも縦横のセンターが合う様に取り付ければOK👌


ウィンドウの傾きは、レギュレータの下端を固定する2ヵ所のボルトにより調整。ナットを本締めする前に、六角レンチを使ってボルトを時計と反対回しすればウィンドウを内側に寄せられる。


2ヵ所のボルトを調整して、ウィンドウ前部と後部ともに内外の傾きとドアを閉めた時の状態を見ながら調整の繰り返し。



もう1つ、ウィンドウを閉めた時の高さ(停止位置)は↓にある前後のストッパーで調整。


傾きの微調整はウェザーストリップとクォーターガラスのモールの密着状態で確認。
内側に傾け過ぎるとウィンドウの開け閉め時にモーターへの負担が大きく、逆に浅すぎると雨漏りの原因になるので慎重に。

適当な密着具合を確認するには、濡れタオルなどで重なり部分を濡らしてやると判りやすい。



最適なウィンドウの位置調整ができたら内装パネルを戻して完了。



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