「衿を正す」「躾(しつけ)をかける」「折り目正しい」
これらの言葉は、『きもの』からできた言葉です。
こちらのしつけの目的は仕立てや、丸洗いをする際に
縫い目や折り目、きせが崩れない様に
固定しておくためで「仮の押え」です。
仕立て上がるというのは単に縫い上がることではなく、
「押し」をして生地が落ち着くまでを言います。
なので、しつけは外して着用します。
ところが、ぐし躾というものがあります。↓
(黒地の友禅付下げに施された「ぐし」 「衿下」から「裾廻り」の部分)
「ぐし」が施されるキモノは、「格」の高いものなので、
「紋付」のもの(黒・色留袖、無地、喪服)はもちろん、
「訪問着、付下げ」などにも付けられます。
かなり丁寧な技術ということで、
この「ぐし躾」が美しいと、
その着物の値打ちも格段と上がります。
この躾という言葉。
私たちは、子供をしつけるという時にしか、
使わなくなってきました。
ただ単に躾と聞くと、
耳の痛い話のようでもあります。
本来は、形崩れるものを
格調高く留めておくために
躾けること。
これって、自分のカラダにも
言い聞かせています。
身体は闇雲に使っていれば、
年々崩れてきます。
これが老化です。
でも、身のこなしや立ち居振る舞いに
心を配り、
大切に扱えば、100年は持ちます。
身体の躾の糸の役割をしてくれるもの、
私の場合は『楽ちん枕』です。
この枕があれば、カラダ中のどこもかしこも、
きっちり躾られていきます!(^_-)-☆
そして、崩れないように毎日躾けていきます。
躾縫いの技術、これが
『ピロートレーニング』です。
ねっ!格調高く
寝っ転がっているでしょ!(≧◇≦)
これが、いいんです!
しんどくない、厳しくない、そして何よりも
カラダが楽になって気持ち良い!!!(^_-)-☆
格調高いということは、
それだけ値打ちがあるよいうことです。
どの人にも、値打ちがあります。
命は人(両親)からいただいたもの。
粗末に扱うべきではありません。
でも、もし粗末な扱いのように
してしまったときは、
これからは、大切にすると
衿を正したいとき、
『楽ちん枕』でカラダを一度ほどいて
『ぐし躾』仕直していきましょね!(^_-)-☆