今回は名古屋に鎮座する戌年生まれの守護神、また愛犬家の人々にも親しまれている神社、伊奴神社(いぬじんじゃ)です
伊奴神社は社伝によると天武天皇の時代の西暦673年、この地で収穫された稲を皇室に献上した際に創建されたとされる、1330年を超える古社です
御祭神として伊奴姫神を祀っている事が社名の由来で、子授け子育てや安産、夫婦円満といった家内安全に御利益があると言われています
また、こちらは延喜式神名帳にも記された式内社として昔から崇敬されています
またこちらには伝説があり、昔、庄内川の氾濫で困った村人が旅の山伏に祈祷を頼むとこの年は洪水が起こりませんでした
これを不思議に思った村人が開けてはならないと言われて渡された御幣を開けてみると、中には犬の絵と“犬の王”という文字が書いてありました
この次の年、再び川は洪水になってしまします
そして再びこの地に立ち寄った山伏に御幣を開けてしまった事を詫びてもう一度祈祷を願います
すると山伏は“御幣を埋めて社を建て祀れ”と言うのでその通りにするとそれ以降洪水は起こらなくなった
これが伊奴神社創建であると言う話です
この話からか境内に“犬の王”の像があり、祀られています
また、戌年の正月には特に多くの参拝客が訪れる神社としても有名です
⚫︎社号標と鳥居
それでは御朱印です
⚫︎伊奴神社