今回は藩祖系の神社で、名軍士として知られる筑前福岡藩祖の黒田如水と初代藩主である黒田長政を祀る神社、光雲神社(てるもじんじゃ)です
この光雲神社は冒頭の通り福岡藩祖の黒田孝高(黒田官兵衛)と初代藩主黒田長政を祀る神社で、社名「光雲」は官兵衛の法名・龍光院殿の“光”と、長政の法名・興雲院殿の“雲”をとって命名されています
その創建は江戸後期、福岡六代藩主の黒田継高が福岡城二の丸に、初代藩主・長政を祀る祠を建てた事が始まりとされます
さらにその父であり藩祖・如水を“水鏡権現”として合祀し祀っていました
そして明治4年に廃藩置県が起こると藩主であった黒田家は東京に移転、その際に藩主を慕う有志が当時の福岡十一代藩主黒田長溥に懇願し、この祠を現在の警固神社辺りに新しく祠を建てて祀りました
その38年後には現在地の西公園に社殿を建てて遷座しています
遷座した先の西公園には元々徳川家康を祀る荒戸山東照宮があり、各地の東照宮にも劣らぬ荘厳な社殿であったとされますが、こちらがどうなったかは調べきれませんでした
この光雲神社の社殿は昭和20年の福岡大空襲によって納められていた黒田家の宝物と共に焼失しており、昭和41年に現在のコンクリート製で再建しています
光雲神社がある西公園は福岡にある桜の三大名所の一つとして知られ、さくら名所100選に選ばれています
西公園高台の中央展望所は福岡が一望できる絶景スポットなので、ぜひ一度見てみて下さい
ちなみにこちらの社殿の上に鶴の絵があるのですが、お賽銭を入れるとこの鶴が鳴くと言われています
⚫︎鳥居
それでは御朱印です
御朱印帳です
光雲神社は地元の福岡人でもあまり知られていない場所なのでもっと知名度が上がって欲しいですね!
ただ、西公園の夜間はガラが良くないので夜になったら近寄らない事をおすすめします