発達障害(自閉症スペクトラム、ADHD)の
小5の息子を育てています、まろママです。
2026中学受験(予定)生。
とりあえず、中学受験以前の基礎スキルを
身に付けることを今は頑張っています😅
「できないこと」多めの親子ですが、
ゆるーく頑張っています♬
こんにちは☀️
「子育ては推し活!」まろママです。
息子小2〜小3の時の「歌舞伎&伝統芸能ブーム」への伴走記録。
今回が最後となります🙏
良ければお付き合いください🙇♀️
スーパー歌舞伎「新・三国志」はとにかくスゴかった!!
歌舞伎座で最初のスーパー歌舞伎、市川猿之助さん&笑也さんの「新・三国志」にも行きました。
こちらは本当に人気の公演で、
チケット取りを頑張りました(笑)
歌舞伎美人というWEBサイトで一般販売開始当日に予約しようとしたら、すでにほぼSOLDOUT。
偶然、花道近くのお席が並びで空いていたので、即予約しました。
スーパー歌舞伎、演出が華やかで、終始舞台に釘付けでした
さらに、ただ2人で座っているだけで伝わってくるラブな雰囲気など、お芝居も本当に素晴らしかったです✨
小2男子は恥ずかしくなってしまい、照れまくってました🤣
観に行けて良かったです✨
松本幸四郎さんの「石川五右衛門」に心を盗まれる
スーパー歌舞伎「新・三国志」と同じ月に歌舞伎座で上演されていた松本幸四郎さんの「石川五右衛門」。
こちらもどうしても行きたかったのですが、
1ヶ月に2本も…!?と悩み、運よく3階席に空きがあったので3階席で鑑賞しました。
これが大正解。
こちらの演目、最後に石川五右衛門が「宙乗り」で去っていくのですが、
3階席の上部に着地するので、3階だと本当に間近に見られるんです
もう本当に・・・目が合ったと思ったし
キュンキュンしすぎて死ぬかと思いました(笑)
絢爛豪華な衣装&舞台と、
「絶景かな、絶景かな」の名台詞。
本当にステキでした。
弁天娘女男白浪
お気付きかもしれませんが…この頃になると
子どもだけではなく、私もかなり歌舞伎にハマっておりました😅
特に2022年は、私のような初心者にも分かりやすい演目が多くて、役者さんもステキで、本当に毎回キュンキュンしていました(笑)
そんな息子と私が、どうしても見てみたかったのが「白浪五人男」。弁天小僧のお話です。
子ども向けの本を読んだり、齋藤孝先生の「声に出して読みたい」シリーズで名乗りを読んだり…
わが家の中では、弁天小僧はかなりの美少年として脳内再生されておりました(笑)
尾上右近さんの弁天娘は、
そんな我々の想像を遥かに超える
若さとイケメンっぷりで
もう本当に魅力的でした。
さらに白浪5人とも本当に格好良くて、ときめき過ぎました
こちらの記事でもご紹介しましたが、ステキでした✨
曽我五郎というヒーロー
歌舞伎にハマって約1年。
息子は脚本集を読みたがるようになりました😅
能楽鑑賞会で台本の一部を配布していただいたり、
文楽のパンフレットには台本が入っていたりしたので、
歌舞伎も読んでみたい
という感じ。
ちょうど、講談社学術文庫から出版されている
歌舞伎十八番集を夫が見つけて来てくれました。
息子は大喜び
特に「矢の根」が好きで、よくなり切って遊んでいました😂
ウルトラマンや仮面ライダーが
曽我五郎
になった感じです
曽我五郎というのは鎌倉時代初期の武士で
父親の仇である工藤祐経を討ち、
自らも処刑された人です。
現代の歴史の授業では全く重要ではない人物ですが、江戸時代での人気は絶大で、
矢の根でも、助六でも主人公は
「〇〇とは世を忍ぶ仮の姿、その正体は曽我五郎時致」なのです。
時代が違うんじゃないか?!とか
その設定はさすがに無理があるんじゃないか!?とか
ツッコミはじめたらキリがないですが、
当時の人にとっては感じ入るところが大きい
スターだったのでしょう。
あるいは、西洋の宗教画のように
市井の人では許されないことも
「曽我五郎」であれば描けたのかもしれません。
そんな息子に、とうとう歌舞伎十八番を観る機会がやって来ました。
市川團十郎さんの襲名披露公演です。
團十郎さん襲名披露の「助六」
市川團十郎白猿さんの襲名披露公演、わが家は
「助六由縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」と松本幸四郎さんの「矢の根」を観ました。
日比谷駅のポスター↓↓
テンションが上がります
襲名披露用に特別に製作した、村上隆さんの幕↓
よーく見ると、村上さんのフラワーが織り込まれている!?とにかく「お祭り」感がありました。
もう、本当に夢のようでした
豪華な衣装、優美な河東節に
「歌舞伎って、着物や舞台全体も楽しむものなんだね」
と息子は言っていました。
こんな風に、子どもの感受性が耕される時を
一緒に過ごせたこと
素晴らしい芸術体験を私も楽しめたこと
何年経っても私にとって宝物のような、嬉しい思い出です🙏
江戸東京博物館&伝統芸能展
最後に、この伝統芸能ブームを知識面でサポートしてくれた江戸東京博物館(江戸博)と、東京国立博物館で2022年に開催された「体感!日本の伝統芸能展」についてご紹介します。
江戸博にはこんな実物大の芝居小屋があって
助六の舞台の再現や
東海道四谷怪談の舞台装置のからくり仕掛けがありました。
助六の展示では、先代の市川團十郎さんの助六の名乗りが聞けて、とても面白かったです🙏
東海道四谷怪談のからくり仕掛けは15分ごとに動いて、次々に現れる奇怪な現象をどのように舞台装置で演出してきたか…見ることができます。
背筋も凍る怖い話を作るために、江戸時代から舞台人がかけて来た情熱が熱い(笑)
江戸博の改装工事はまだまだ長いですが、今後もぜひ、江戸東京の魅力を発信し続けて欲しいです🙏
2022年に東京国立博物館で開催された「体感!日本の伝統芸能展」も素晴らしかったです。
歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界を体感できる展示が盛りだくさんで、とても面白かった。
こういう企画展、またぜひやって欲しいです✨
以上が息子小2〜小3の「歌舞伎&伝統芸能ブーム」への伴走記です。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました🙇♀️