三菱重工業も凝集系核反応でビジネス。 | cova nekosukiの世相言いたい放題。

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言いたいこと、言ってます。ただし、主に政経ですけど。

みなさんは、三菱重工業が凝集系核反応の研究をしているのをご存知でしょうか。

凝集系核反応は、固体内核反応とも呼ばれる、常温核反応のことです。

常温とは、常に一定した温度や恒温つまり変化の無いまたは少ない温度、および特に冷やしたり、熱したりしない温度、平常の温度、一年中の平常の温度などを表す言葉です。

これらは常の字と温度の温の字の組み合わせからの一般的な解釈としての意味であり、人間の感覚的な捉え方において、標準的な温度と思えるものを指します。

室温が、同様な意味で使われる場合もあります。

そしてここでいう常温とは、室温とほぼ同じ意味で使われています。

特開2007-322202 凝集系核反応の予測方法およびその予測装置、凝集系核反応を予測するプログラム、ならびに核種変換後の物質の検出方法

公開日
2007-12-13
出願人
三菱重工業株式会社
東京都港区港南二丁目16番5号 出願人代表名: 三菱重工業
現権利者-出願人
三菱重工業株式会社
MITSUBISHI HEAVY INDUSTRIES,LTD.
発明者
伊藤 岳彦 発明者評価表示
神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センター内
岩村 康弘 発明者評価表示
神奈川県横浜市金沢区幸浦一丁目8番地1 三菱重工業株式会社先進技術研究センター内
出願番号
特願2006-151335
出願日
2006-05-31
公開番号
特開2007-322202
国際特許分類 (IPC) G21B-003/00 G21B-001/00      FI G21B-001/00 Y G21B-001/00 Z

要約

【課題】 高い確度で核反応を予測することができる凝集系核反応の予測方法を提供する。

【解決手段】 凝集系構造体に対して核種変換を施す物質を接触させ、凝集系構造体に対して重水素を流して、核種変換を施す物質に核反応を生じさせる凝集系核反応の予測方法であって、核種変換を施す物質の原子番号を2n(nは自然数)加えるとともに、質量数を2n加えた物質を、核種変換後の物質と予測する。

この後に、請求の範囲 詳細な説明 利用分野 従来の技術 発明の効果 課題 手段 図の説明 図面と続くけど、気になる方は特許検索サイトで見てください。

研究開発費、相当かかっているはずでしょ。

いくら資本金自体大きくても、経費も大きいわけだから、無駄使いはできないはず。

それを、了承しているわけです。

さらに、技術開発だって、着々とやってます。

Pd多層膜の重水素透過による元素変換の観測
http://www.mhi.co.jp/atrc/project/pdtamakuso/

技術の特徴(1) 世界に先駆け当社で発見  新しい元素変換 常温・常圧の重水素ガスを元素を添加した独自の反応膜に流すだけで元素変換可能。

技術の特徴(2) 独自のナノ構造反応膜

波及効果 学術的、社会的にパラダイムチェンジを引き起こす潜在力
(1)学術的波及効果
物性物理と核物理という異分野が融合した、フロンティア領域の学問分野を創成

(2)工学的/社会的波及効果
A:日本で産出しない戦略的貴重元素の生成
産業に不可欠だが輸入依存度の高い貴重元素(白金等)の創成
B:有害元素の変換処理
医療用・発電用放射性廃棄物処理による社会負担軽減
C:新エネルギー源
化石燃料の百万倍(原子炉相当)のエネルギー獲得

発表の反響 当社発見の注目度・信頼度上昇中
2002.7 当社論文が評価の高い学会誌(JJAP)に掲載
2002.9 米国NRLから共同研究の打診
2003.4 当社結果等の検証を目的とした原子力学会研究専門委員会「サブkeVエネルギー領域での凝集系核現象」設立
2003.8 ボストンの国際会議で発表 最も重要な発表と評価
2003.10 伊物理学会で当社発表内容の紹介が表彰受け
2004.3 イタリアINFN(核物理研)で招待講演
2004.3 国際凝集系核科学学会からGiuliano Preparata賞授与
2004.3 原子力学会総合講演で発表

再現実験 阪大・静岡大・伊INFN(核物理研) 再現実験成功

      理研・NRL               生成物Pr検出取り組み中  再現実験準備中

連携先は国内だけでなく、外国もあるので見てください。

協力しているのは、理化学研究所、東京大学、大阪大学、静岡大学、東北大学、といった国内の研究機関ばかりではありません。

アメリカやイタリアの研究機関も、名を連ねています。

これでも、常温核融合を馬鹿にしてたら、後悔することでしょう。