こんにちはフォレスト個別指導塾枚方校の西川です。

いつもご覧いただきありがとうございます。ニコニコ

 

 

自己肯定感は、子どもが今後の長い人生を生きていく力、幸せになる力そのものです。

どんな否定的な状況のなかでも、自己肯定感があれば、笑顔になれます。

つらいことや悲しいことが起こったときにどう乗り越え、幸せを見つけていけるか、

何があっても「大丈夫。」と思えるお子さんに成長していただくための声掛けを紹介させていただきます。

 

 

ほかの子と比べるのは危険!

私はよく、たとえ話として「うさぎと亀」の話をします。

うさぎと亀が競走をして、足の速いうさぎが油断してお昼寝しているあいだに、

ゆっくり歩く亀に追い抜かれてしまいます。

気がついたうさぎが急いで追いつこうと走りますが、亀のほうが先にゴールしてしまう話です。

うさぎも亀も、スタートもいっしょ、ゴールできたこともいっしょです。

何が違うかというと、うさぎは、だれか(ここでは亀)と比較して行動していたこと。

亀は、うさぎのことは気にせずに、ただあきらめずにゴールに向かっていったという点です。

うさぎは亀が来なければ昼寝し、亀に追い抜かれたとなれば走り出す。

うさぎの行動は、亀との比較が基準です。

うさぎを人間にたとえるなら、他人と比較することでしか自分の価値を決められない、

他人と比較して行動するということになり、他人に振り回される「他人軸」の人生になってしまいます。

 

一方の亀はどうでしょう。

亀はうさぎのことは見ていません。見ていたのは「ゴール」だけ。自分軸をもって、ゴールするぞと歩いていたのです。

競走の途中では急な山道を上ったり下りたり、道が曲がったり、まさに紆余曲折があったでしょう。

でも亀はゆっくりでも「ああ、自分には長い爪があってよかったな。この爪があれば転ばなくて済むな」とか、

「疲れたけど、4本の足を使って踏ん張ろう」と思いながら、ゆっくり、でも着実にゴールに近づいていたはずです。

亀は、「もうダメだ」「ゴールなんてできるわけない」などと思わなかったですよね。

このときの亀の頭のなかで起こっていることこそが、わたしがよくお伝えしている「肯定感情」であり「肯定脳」です。

これがあれば、1歩1歩、ゴールに向かっていくことができるのです。

 

小学校の高学年に入っていく10歳ごろは、自己肯定感が下がりやすい時期ともいえます。

どうしても友だちと比べて「○○ちゃんはできるのに、わたしはできない」

「○○くんももっているから、ぼくもほしい」などといったように、人との比較によって判断したり、

浮き沈みをしたりしやすくなります。学校に行けば同級生がいる。

 

人と比べるなといってもなかなか難しいでしょう。

だからこそ、せめてお母さん、お父さんは、だれかと比較するのではなく、子どもの強みや、

子どもの目指す目標や目的に向かって歩けるように意識して声かけをしてあげましょう。

「うさぎと亀」の亀のように、自分でゴールを設定できるように導いてほしいのです。

その子の特性を伸ばすために、まずはここが第1歩です。

 

子どもに肯定感情や肯定脳ができていけば、子どもは自分の目標に向かって着実に歩いていきます。

 

子どもを観察して少しの成長に気づく

声かけのポイントはもう1つあります。

それは、0.1ミリでもいいから、成長したところを探すこと。

結果ではなく、プロセスをほめることです。ほんの少しの成長を伝えるためには、子どもをちゃんと観察して

気づいてあげる必要があります。

成長やプロセスをほめるときにやってしまいがちなのが、ほかのだれかと比較してしまうことです。

だれかと比較することがよくないことは知っている親御さんは多いかもしれませんが、

たとえばこんなほめ方をしていませんか?

「まだ小学校に入ったばかりなのに、こんなにきれいな字が書けるの? すごいわね!」とか、

ピアノの発表会で「あなたがいちばん上手だったわよ」とか、おもちゃを片づけた子どもに、

「あなたはいわなくてもちゃんとできるのね」とか。

 

一見、具体的な友だちやきょうだいと比べているわけではないから、よさそうに見えますよね。

でもじつはこれ、親御さんのなかで無意識にだれかと比べているのです。

こんなふうにほめられたらお子さんは、「きれいな字を書きつづけなければいけない」

「ピアノ教室のだれよりもうまく弾きつづけなければいけない」

「いわなくてもできる子でいなければならない」と思ってしまいます。

これでは子どもの自己肯定感につながらないどころか、その子はいつも自分をだれかと比較することでしか、

自分を肯定できなくなってしまうかもしれません。

人と比べるくせが抜けないまま思春期になってしまうと、「恥ずかしいよ、こんなダサい格好」

「どうせみんなもやってないし」などと言ったりします。

つまり、判断基準がいつも「他人の目」なのです。

とにかく成長したところを探す癖をつける

比べるとしたら、「昨日(過去)のお子さん」と比べましょう。

 

ほんの少しの成長に気づくためには、肯定的なことをいつも探すことが大事です。

1メートルの成長である必要はありません。0.1ミリでもいいんです。

難しいことではありません。コツは“その子”を見ればいいだけ。

「昨日より5分早く起きられたね」でもいいですし、もっといえば「『おはよう』の“は”が昨日より大きな声で言えたね」

なんてことでもいいんです。

もちろん親御さんも忙しいので、毎日じっくり子どもを観察することなんてできないのもわかります。

だからこそ、いっしょにいられるわずかな時間、朝起きたとき、食事のとき、送り迎えのとき、歩いているとき、

手を洗うとき、おふろの時間、遊ぶ時間、テレビを見る時間、おやすみ前の時間、いつでもいいのです。

 

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