こんにちはフォレスト個別指導塾枚方校の西川です。

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本日は不登校特例校とフリースクールの違いについてのお話です。

 

 

 

不登校特例校の概要

 不登校特例校は平成17年7月6日に教育課程の特例を認める学校として、文部科学省によって設定されました。

この制度の主な目的は、学びの場における多様性を認め、不登校や学校生活において困難を抱える児童・生徒、

すべての子どもたちが等しく学びの機会を得られるように、整備することにあります。

 令和5年8月31日、「不登校特例校」は、子どもたちの目線に立った名称とするため『学びの多様化学校』

へ変更されました。

さらに、全国どこからでも子どもたちが通学可能となるよう、不登校特例校の設置を促進する政策の一環として行われました。

 

不登校対策の背景

 文部科学省の資料『令和4年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について』によると、

不登校の児童・生徒は平成25年度から9年連続で増加し、深刻化しています。

令和4年度の小・中学校における不登校児童・生徒数は約30万人に達し、令和3年度に過去最多となった約24.5万人を

さらに上回る結果となりました。

 さらに、90日間以上の不登校にもかかわらず、学校内外の専門機関等で相談・指導等を受けていない

小・中学生が4.6万人もいます。

 近年の不登校の児童・生徒の増加には新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から学校のイベントが制限され、

児童・生徒の登校意欲が低下したことや、臨時休校や再開が繰り返され、学校を休むことに対する抵抗感が下がった

ことが要因であると考えられます。

 

 

不登校特例校とフリースクールの違い

 

 不登校特例校とフリースクールはどちらも不登校の児童・生徒たちが、小・中・高等学校等の代わりに過ごす場所

という共通点がありますが、この2つはそれぞれ以下のような違いがあります。

不登校特例校

 ・学校教育法施行規則第56条又は第86条に基づき、文部科学大臣が指定した学校
 ・不登校の児童・生徒の実態に配慮した特別の教育課程を編成して教育を実施することができる
 ・令和6年4月現在で35校設置されている

 

   学びの多様化学校(いわゆる不登校特例校)の設置者一覧 :文部科学省 (mext.go.jp)


 ・居住地によって通えない児童・生徒がいることが課題となっている

フリースクール

 ・一般に不登校の児童・生徒を対象として、学習活動や教育相談、体験活動などの活動を行っている

       民間の施設・団体の一つ
 ・民間の自主性・主体性のもとに設置・運営
 ・平成27年度に文部科学省が実施した調査では、全国で474の団体・施設が確認されている。

 

   フリースクール・不登校に対する取組|『3月のライオン』×文部科学省 コラボレーションページ (mext.go.jp)

 

 

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