チカラ


昨日、台湾の大先輩の合同葬に参列した。

公の会場を使っての大きな葬儀の末席。

生前、柔和で若い者にも丁寧にお話していただいた、

印象のある遺影。

人伝手の、経営者としての厳しいお顔も知っている。


30年前の台湾で、まさに裸一貫で立ち上げた会社の記録、

引退後の奉仕のお姿、息子さんが話された父との確執。

余命わずかと宣告されてから、猛進処理された残務の数々と

奥様との最後の時間。


『おっ、元気かい』

この声を聞くだけで、背筋がピンとする私にとっては稀な出会いの方でした。


自分自身の残りの時間で、どれだけのことを成しえるか。

誠と愛に追い走られた人生を追う映像を観ながら、

そろそろ自分も本当に考えてみないといけないと思う時間でした。


合掌。




例の『絶歌』を買って、40ページくらいで止まったまま。

購買することの倫理感とかの問題は別にしてもらいたいのですが、角度色々、『ひどい本だなぁ』というのが40Pまでの感想。

レベルでいうと『永遠の0』と同レベルくらいでヒドイ。他人の言葉の継ぎ接ぎで、一冊の本を完成させて(まだ40ページ読んだだけなのですが)しまうしたたかさは、伝える中身はちがえど、『わかってくれよ君たち』という、作者が自分とメタな自分を分別した説教親父な意識の上で書かれた文章という意味で同じですね。

『学校カースト』とかの表現は最悪。まだ尾崎豊みたいな悲哀絶叫一人称で埋められた方が例え下手な日本語でも批判は少ないのではないでしょうか。

(簡単に『捨てられた子猫のような自分』とか。)昔の自分を他人として書いているような、あたかも今の自分が昔の自分の精神鑑定医にでもなったような言葉に、著書内で引用されているという、多くの創作群、たとえば村上春樹とかがもつ孤独な文学性や人を吸い引き込んでゆく力は少しもなく、出版社ぐるみの『金儲け』といわれてもしょうがないかなと。誤解を恐れず、極めていえば、その路線で行くのならば、通常の出版界の常識に添い、『サイン会』とか『講演会』の開催まで突き抜けて、はじめて『世に提する意義』があり、その場で生卵とかをぶつけられて、この人ははじめて自分の言葉を得るのではないかなと思った。

 

日本からの出張組みとの一切が終わり、

今日の朝は事務所裏のコーヒー屋からスタート。

スタバよりも高いけれど、ここでしか飲めない味わい。

コーヒーの前にぷーあーる茶、コーヒーの後に紅茶という、

よくわからない3杯構成。どれもご主人が海外から自分で

運んだものばかり、完全に趣味の店。

本業は他で、あまり人には話せないという。


素性が掴みづらい方って、けっこう台湾多いです。

でも、おしゃべりしながらの30分は楽しく、おいしい。











宮城の旅、最終日。


女川漁港。

津波の記憶は町中にまだまだある。

ただ、今回印象深かったのは、案内していただいたある漁業関連会社の専務の力強い姿。

台湾含めた諸外国からの寄付に真摯に感謝し、

無駄にできる善意など一円もないと、自らの実業で恩返ししようという姿勢。



こういう方が町のリーダーであれば、たぶんこの町は大丈夫なのだろう。

すべてが戻るわけではない、そんなことはわかっている、しかし、やれることはすべてやる。

知恵を集め、かつ楽しく時に遊びながら、未来を子供たちにつなげる。

海に流されたたくさんの命やものや時間を失った痛みを、海の力を使ってゆっくり治癒してゆく。

仮設住宅につながる急な勾配を子どもたちが元気に登校していました。


心底、また訪れたいと思った。

女川、すげ!!










宮城②


宮城2日目は朝から車で石巻に移動しました。

主にタラを扱う工場の見学や地元の漁師さんと話す場をもうけてもらい、

未来に向けての海外輸出の話などをしました。





少々時間があまったので、30㎞ほど離れた『塩釜神社』を訪ね、

早々に宿へ。

『食べログ』点数3.5を確認し、行こうと思っていた地元の店が、

偶然宿から歩いて10歩の近さ!

金額的には東京の半分、仙台の3分の2という感じでした。

うまい!!





昨夜の疲れがひどく、この夜は19:00で床へ。