今日、イトーヨーカドーへ行った。

 

眠すぎて駐車場で15分ほど仮眠させてもらった。

 

いよいよ買い物。

エスカレーターで下に降りた。

 

買い物を済ませ20分ほどたって駐車場に戻った。

 

私:あれ?

 

エスカレーターのところにさっきもすれ違ったおじいちゃん(推定70~80歳)が。

 

気になる。

 

娘:あのおじいちゃん、さっきもいたよね?

 

私:そうだね。大丈夫かな?

 

しばらく様子を見ていました。

 

でも歩みを進めたから大丈夫かなといって車に乗り込みました。

 

そして駐車場から降りようとしたその時

 

娘:やっぱり、まだ見つかってないみたいよ。心配。

 

駐車場を降りはじめたら外に出るしかない作りなので、一旦外へ。そしてすぐに上に行きました。居ても立っても居られない。

 

そしておじいちゃんは?

 

いた!!!!!!!

 

娘と二人で車を降りて、おじいちゃんのところへ。

 

私:こんにちは。お話しても大丈夫ですか?

 

男性:はい。

 

私:間違っていたらごめんなさい。先ほどからこちらにいらっしゃるようなので、お困りでしたら、お手伝いできたらと思ってお声掛けしました。お連れ様をお探しですか?

 

男性:ありがとうございます。一人で買い物に来たけど、実は車が見つからなくて。

 

私:そうなのですね。お節介を承知ですが、一緒にさがさせていただいてもいいですか?

 

男性:ありがとうございます。お願いします。

 

私:どんな車か教えていただけますか?

 

男性:〇〇(外車)で色は○○でナンバーは○○なんだけど。

 

私:わかりました。私たち2人で探してくるので、明るいところで待っていてもらえますか?お互い行き違いになるのもよくないですし、何よりたくさん歩かれているでしょうからお座りになってお待ちください。

 

男性:ありがとうございます。

 

私と娘はその階を探すが、見当たらない。

おじいさんに声をかけ、上階にも行くことを伝え、さらに待っていてもらう。

上階は車も少ないのですぐに見終わった。

ありがたいのはおじいさんがちゃんと待っていてくれたこと。

 

ないようなので、一緒にサービスカウンターに行くことを提案。

おぼつかない足で歩をすすめる。

歩きながらお話を聞く。

 

一人暮らし。

お子さんは少し離れたところにいるから連絡を取ってもすぐには来られない。

今日は携帯を忘れてしまった。

家は私の家の隣町。

車は2台ない。

 

いろんなことを考えました。

車やナンバーは昔の車かな?とか。

 

すごく身なりをきちんとされている方だったのです。

 

そしてサービスカウンターで事情を説明。

警備員さんにも来ていただきました。

 

そこで、駐車券はありますか?と私が聞き、探すも見つからない。

小さなお財布に運転免許証はあったようなので、最悪の時は身分はわかりそう。

 

お店の方が

この後はこちらが引き継ぎますので

 

と言われたのでおじいさんに

 

私:お店の方が色々してくださるので、困ったことは伝えてくださいね。最後まで立ち会えずにごめんなさい。

 

男性:親身になってくださってありがとう。本当に申し訳ないです。

 

最後まで丁寧な対応でした。

今思えば

車の鍵を見せてもらえば、メーカーもあっているか特定できたかもとか。

そして

こぎれいにしているけれど、ズボンだけ黒いジャージを履いていた。靴は革靴。少し違和感があった。

本当に車で来たのかな?とか。

 

 

認知症の症状が出ているのかなと素人ながらに思う。

 

 

そのあともずっと気になってしまっている。

私は情をかけてしまうタイプなので、こういう時はうまく断ち切れない。

 

 

娘が

 

お母さん、すごく素敵だった。勇気のいる行動だけれど、私もお母さんがいたから一緒に行動できた。世の中の人がみんな、知らん顔しないで、手を差し伸べられる世界になったら素敵だけど、今の世の中では難しいね。何かできることは私も率先してやりたいなって思った。

 

 

 

 

 

おじいちゃんがどれくらいの時間、コートは着ているといえど、寒い中、足が悪い中、車を探していたかわからないけれど、今は無事に家に戻って、暖をとっているといいなと思いました。