昔通りの暮らし夢のような未来はもういらない。車は空を飛ばなくていいし、地球を飛び出す必要はない。 殺戮兵器で、軍隊に蹂躙されたくないし、ミサイルで身体を分断されたくもない。心配は天災だけで十分。人間に持て余す能力は自動車免許のように返納したい。人間の作り出すものはひとりよがりで切ない。不便が普通だった頃。死が隣り合わせだった頃。でも苦痛は身の丈だった?