【アルファ×アルファ、誇り高きオス同士の契り】そこは、狼が統べる極北の地。アルファと呼ばれる群れの長は、その山に生きるすべての者から敬われる存在である。谷の長・ガルムは、ある事情から、しきたりに従い湖の長・ハテイと番（つがい）の契りを結ぶ。率直でタフなガルムと、生真面目で純粋なハテイ。長として、オスとしての矜持を尊重し合うが、初めはどこか噛み合わない2人。しかし、互いの生き様に触れ、深まる絆が、彼らを唯一無二の番にしていく――。
(裏表紙より引用)
ビリー・バリバリーさん、初読み作品でした☆
WOLFと書いてあったので、秒で購入ｗ
犬も猫も好きだけど、狼も大好き♡
群れの中で生きるとか、生涯を番としか生きないとか、私の中のオンリーワンに響いてくるのです！
α・β・Ωとオメガバース的な種はありますが、オメガバースではなく群れの優劣順位的な種でした。
狼だからかな？ 新しい！
谷と湖の長同士の結婚。
αとα、とくれば…どっちがどっち問題←え？ｗ
なのですが、そこまでは描かれていません。
つまりエチなし、ということ。
残念な気持ちもあります。
でも!! エチがあればBLなのか？
否、です。
この作品は正真正銘のBL作品でした☆
本当はハテイの妹がガラムに嫁ぐはずが、婚儀3日前に亡くなってしまいハテイがガラムと番になります。
ハテイの妹・スコールのことがお話の軸になっていて、傷ついたハテイを労るガラムの言動に優しさと愛しさを感じました。
ハテイも感じとり、少しずつ距離が近付くガラムとハテイの姿に胸が高鳴ります ドキ(*´ｪ｀*)ドキ
信頼・尊敬から始まる気持ち♡
お互いを認め合い、隣に立つ！
狼の姿で並行して走る姿は圧巻で、同じ位置に立つ番なんだなぁと私は感動しちゃいました☆
2人の絆の奥に愛を感じ、群れのチーム力にも心が高揚しました♪٩(✿´ヮ`✿)۶♪
そしてこのお話で1番好きな所。
チビ狼達の可愛さよ!!!! ( ´͈ ᵕ `͈ )♡
モフモフのモフモフ……
もう、たまりません!!!!
キャラ紹介では4つ子とありました☆
私が数えれていないだけかもしれませんｗ
最初出て来た時は4匹いたんです。
何か秘密でもあるんでしょうか…？
舌っ足らずな所も可愛すぎますっ♡♡♡
狼は群れで子供を育てるので、長のガラムの周りとかにいつもいます。
皆の側をコロコロ、コロコロ…
かわいいが過ぎて、これはかわいいのテロ！
それくらい、私はやられてしまいました☆
ビリー・バリバリーさんが後書きで言っていましたが、このお話は北欧神話を題材にしているそうです。
北欧神話の中に天空を駆ける狼が登場し、太陽を追う狼の名を「スコル」太陽の前を走り月を追う狼の名を「ハテイ」彼等は巨大な魔狼フェンネルと森の女巨人との間の子だと言われています。
別の一族では、狼の姿を持つ一族の中で最も強い力を持ち、「月の犬」を意味する名を持つのが「マーナガルム」
このお話のキャラ名は、北欧神話に由来するみたいですね。
何だか北欧神話を読みたくなります！
北欧神話を読んでから読むと、また違う見方が出来るかもしれません (∩´∀`∩)♡