世界一初恋　雪名皇の場合　No.3　ネタバレ&感想

エメラルド・春の号に掲載の、

世界一初恋～雪名皇の場合～

雪名皇の場合はNo.3になります。

今回、新しい登場人物が…
なかなかのキャラで

私はかなり好きになっちゃいました

ネタバレ有り

前回の世界一初恋のネタバレ&感想はコチラ

http://s.ameblo.jp/2759-1/entry-12122177005.html

世界一初恋～雪名皇の場合～No.3の、ネタバレ&感想

1ヶ月振りに会えると意気込んで、木佐のマンションへと急ぎ向かう雪名。
エレベーターが降りて来るのが遅いので階段を使い上がると、部屋の前でエレベーターで帰宅した木佐とはち会う。
1ヶ月振りの木佐に嬉しくて思わずキスすると、木佐も｢お返し｣と言ってキスをして来た。　木佐の行動にスイッチが入った雪名は、鍵も開けていないのに木佐を求め、1秒でも早く抱きたくて仕方ない。
すると見知らぬ男が木佐の名を呼び、2人の前へ。
雪名を不振がり木佐の新しい男かと問い詰めてくる。　
雪名は木佐の元カレかと思い、自分が現在の木佐の恋人だと主張。
2人の事に口を出す男に言う。
いい加減にしろよ、兄貴！
2人の前に現れたのは木佐の兄だったのだ。
木佐はバツが悪そうに今日は帰ってくれと言い、雪名もそれに従う。

帰宅した雪名は木佐と木佐兄の雰囲気からして仲が良さそうには見えず、そもそも木佐に兄がいる事も知らなかった事に気付き、聞けば良いのに何故そうしなかったのかと考えていた。

バイトが終わると、木佐兄が雪名の前に現れる。
雪名の事を調べたらしい。
そして木佐と別れるように言ってきて、雪名の見た目から木佐との関係も遊びなんだろうと決めつけてきた。
いくら木佐の兄でも、遊びだと言われる事に腹が立ち手が出てしまいそうになったその時、木佐が現れる。
そして兄に向かって、また勝手に調べて！そういうのは止めてくれと怒る。
雪名が絵で生きていきたいと思う事も理解していて、雪名を信じてる。
雪名は必ず大物になるし路頭に迷っても自分が養っていく、そもそも先にたぶらかして好きになったのは自分だと、周囲を気にせず大声で宣言した。
そして縁を切っても構わないから、放っておいてくれとも言う。
木佐の言葉に木佐兄は戸惑いを見せ、その様子から雪名は木佐が木佐兄を誤解しているのではと口を挟んだ。
そしてやはり、話を聞くと。
木佐兄は木佐の事を軽蔑なんてしていなくて、むしろ大事な可愛い弟だと大切にしているそうだ。
つまりは、重度のブラコン。
三十路のブラコンだった。

木佐の部屋で話をする木佐と雪名。
木佐は共働きの両親に代わって自分の面倒を見てくれた兄に懐いていたが、高校の時に自分の性癖を知られ、堅物の兄だから軽蔑されたと思い込んでいた事を話す。
そして雪名に、木佐兄が失礼な事を言ったのを謝罪。
すると雪名は、木佐が木佐兄に啖呵を切った事が嬉しかったと伝える。

木佐の事をよく知らないのに何故聞かなかったのか？もしかしてそんなに興味がないのか？
いや、興味がないのではなく余裕がなかっただけと雪名は言う。
今、木佐といる事が幸せだから他の事を聞くのを忘れていた、と。
でも知ればもっと幸せになるのではと、これからは聞く事に。
木佐は面白い話なんか何もないと言う。
雪名はそれで良い、自分も面白い話なんてないし、違う人生を歩んできた2人が今一緒にいる事、これからを共にする事はスゴいと目を輝かせながら木佐に話すのだ。
今までの木佐がいなかったら雪名の事を好きになっていなかったかもしれない、だから好きでいてくれる木佐の事なら何でも知りたい、とも。

雪名の言葉に木佐は雪名の身体に触れて、我慢するのはもう無理だと雪名を欲す。
木佐と雪名は、激しくお互いを求めて抱き合う。

木佐を抱きながら雪名は知らない事はまだまだあるけど、不安よりもワクワクし木佐の事を知る度にそれが木佐を構成する一部になるかと思うと、どんなモノでも愛しく今日も新しい木佐を見つけて今まで以上に好きになるのだと感じていた。

抱き合った後に木佐が、雪名の家族について聞いてくる。
雪名の家族構成は両親に兄と自分の4人家族で、どこにでもいる普通の家族だと、スマホの写真を見せながら言った。
しかし、写真から溢れ出すキラキラ感。
木佐は絶句する他ない……。

という、内容でした