不倫も、不倫相手に子供がいた事も、母には相当なショックだったと思います。
でも何より母を激怒させたのは、父が不倫相手に買い与えたマンションの購入資金と不倫相手の子に支払った養育費に、母が相続した母方の祖父母の遺産を勝手に使っていたことでした。
母の両親が母に遺したものを、不倫女に使ったことは許せる事ではありませんでした。
当時の父は胃がんという重篤な病気になり体調が不安定で、自暴自棄だったのでしょうか、私たちの思う選択とは別の道を選びました。
母の怒りや悲しみを受け止めるどころか、不倫女との関係をやめなかったのです。
死ぬかもしれないという不安を誤魔化す為だったのでしょうか…。
それとも、どうせ死ぬんだから好きなことやろう、と思ったのでしょうか…。
不倫女は実家に乗り込んできてからというもの、やりたい放題でした。
母が祖母の介護で留守中、不倫女は実家に上がり込み、両親の寝室で父と関係を持った事もありました。
それも何度も。
父は隠そうともしませんでした。
平気で実家に上がり込む不倫女に嫌悪感しか無かったです。
そして、それを受け入れる父にも。
体調不良になる度に、母や私に面倒をみさせて、それでも不倫女との関係を絶たない父。
私自身も父と不倫女との行為を何度か見てしまったことがあります。
リビングのソファーでの行為をしていた時も…。
信じられません。
父はまだ闘病中で、治療中でした。
どこにそんな余力があるのか。
胃がんは胃の全摘をすると、食事の世話が大変です。
一度にたくさん食べれないので、回数を分けて食事をします。
消化の良いものをその都度作るのは、大変な作業です。
そして、度々嘔吐します。
それも吐き気などを訴える前に急になので、汚れた時は掃除が必要になります。
ダンピングという、胃がんの手術後におこる症状もありました。
そんな中での不倫継続。
何度不倫をやめるよう話しても
俺の人生だ!!
と頑として受け入れない父。
父の世話をする母は、精神的に追い詰められていきました。
そして母は決断します。
離婚し、郷里へと帰ることを。