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当時のヤングはみんな憧れた! 懐かしの昭和「ハイソカー」3選

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2020/01/31 20:59

当時のヤングはみんな憧れた! 懐かしの昭和「ハイソカー」3選

くるまのニュース
2020/01/31 16:10

1980年代はじめ、好景気だったニッポンで、当時のヤング世代は、より高級なクルマを求めるようになりました。そうして起きたのが「ハイソカー」ブームです。当時流行したハイソカーを3車種6台を紹介します。

ハイソサエティ・カーの略が「ハイソカー」

「ハイソカー」とは、1980年代前半から後半にかけて大流行した自動車ジャンルの俗称です。「ハイソサエティ・カー(上流階級向け車種の意味。和製英語)」からくる造語で、自動車雑誌「ホリデーオート」が名づけたといわれています。

 1980年代初頭、日本は世界最大の貿易黒字国になり、好景気が続いていました。それにともないユーザーも、クルマに高級感や先進的な機能を求めるようになっていきました。そうしたなかで流行したのがハイソカーです。

 ハイソカーは、当時としては珍しかったデジタルメーターやターボエンジン、電子制御サスペンションなど、斬新なアイテムを搭載していました。さらに内装も豪華なグレードが流行し、当時の若者が憧れるクルマになりました。

 ハイソカーの起源は諸説ありますが、1980年に発売されたトヨタの初代「クレスタ」がきっかけになったともいわれています。初代クレスタは、トヨタの新販売チャネル「ビスタ店」の開業と同時に、ビスタ店の最上級車種として発売されました。半年後に兄弟車である4代目「マークII」「チェイサー」も登場しています。

 4ドアハードトップのモデルが人気を集めましたが、それだけではなく、4ドアセダンや2ドアクーペのモデルもハイソカーに分類されます。

 当時人気のあったハイソカーを3種6モデル紹介します。

●トヨタ「クレスタ」「チェイサー」「マークII」(70系)

 トヨタの「マークII」「クレスタ」「チェイサー」は兄弟車で、3車種あわせて「マークII 3兄弟」とも呼ばれています。クレスタはビスタ店、チェイサーはオート店、マークIIはトヨペット店で販売されていました。

 そのなかでも、とくに1984年に発売された「70系」と呼ばれる3モデルが大人気となり、ハイソカーブームに火をつけました。クレスタは2代目、チェイサーは3代目、マークIIは5代目となります。

 2代目クレスタは、そんなマークII 3兄弟のなかでも当時一番人気だったモデルです。サッシュドアを採用した4ドアセダンですが、全高1385mmと低く抑えた端正なスタイリングで、先代から引き継がれた角目4灯ヘッドライトが特徴でした。

 3代目チェイサーは4ドアハードトップのみの展開でした。斜め格子のセンターグリルが印象的なモデルです。

 5代目マークIIは4ドアハードトップ、4ドアセダンが用意され、ステーションワゴンやバンもありました。

 70系クレスタ、チェイサー、マークIIは、TEMS(トヨタ電子制御サスペンション)や4輪ESC、2モードプログレッシブパワーステアリングをオプションで用意するなど、当時としては斬新なメカニズムを持ったクルマでした。さらに、スーパーラグジュアリーシートや世界初のクイックハンドウォーマーなど、インテリアも充実した内容でした。

 1988年にはクレスタ、チェイサー、マークIIとも80系にフルモデルチェンジ。バブル景気の波に乗り、70系以上の販売台数を記録しました。

マークII 3兄弟のライバルだった「セドグロ」

●日産「セドリック」「グロリア」(Y30系)

 70系マークII 3兄弟に比べると爆発的な人気ではなかったのですが、1983年6月に登場した、Y30系と呼ばれる6代目「セドリック」/7代目「グロリア」も当時ハイソカーブームで人気のあったモデルです。2車をあわせて「セドグロ」と呼ばれていました。

 日産伝統の直列6気筒L型エンジンに代わり、国産量販車としてはじめてV型6気筒エンジンを採用したのがこのモデルになります。4ドアハードトップのほか4ドアセダン、5ドアステーションワゴン/バンと多彩なボディバリエーションがありました。

 1987年にY31系セドリック/グロリアにフルモデルチェンジされましたが、スポーティな「グランツーリスモ」グレードの登場もきっかけとなり、バブルの好景気も手伝って、先代以上のヒットとなりハイソカーブームをけん引しました。

●トヨタ「ソアラ」(Z10型)

 1981年に登場した2ドアパーソナルクーペが初代「ソアラ(Z10型)」です。

 ソアラはトヨタのイメージリーダーとして、先進の技術が詰め込まれた上級スペシャリティカーでした。4輪独立懸架や4輪Vディスクブレーキの採用、2リッターエンジン用2ウェイオーバードライブつき4速ATなど、グランドツーリングカーとしての操縦安定性や快適性を実現するためにさまざまな先進技術が投入されました。

 またインテリアにおいても、デジタルスピードメーターやグラフ表示式タコメーター、ソフトタッチ式のマイコン制御オートエアコン、デジタル任意速度警報装置など、未来感のある装備が満載でした。

 初代ソアラは空前の大ヒットを記録。1986年に発売された2代目(Z20型)も初代のコンセプトを踏襲し、こちらも人気モデルになりました。

※ ※ ※

 ハイソカーと呼ばれて親しまれたクルマには、ほかにもトヨタ「クラウン(12系、13系)」、ホンダ「レジェンド(初代)」、日産「スカイライン(R31系)」「レパード(F30型)」「ローレル(C32型)」などがありましたが、その中心となったのはやはりマークII 3兄弟やソアラなどのトヨタ車でした。

 その後に起きたバブル景気もあり、80年代後半には各社から高級路線のモデルが続々と登場しましたが、バブル崩壊による景気後退により、ハイソカーブームも終焉を迎えます。

 その後は、世の中がRVブームやミニバンブームに移っていきます。4ドアハードトップや4ドアセダン自体の人気がなくなり販売台数が激減。今回、紹介したモデルの車名はすべて日本で消えています。






JR東京駅に「石庭」出現 作庭&坐禅体験も 京都の霊源院住職と造園家がコラボ

乗りものニュース
2020/01/31 18:54

JR東京駅構内に設置された石庭「龍虎の庭」(2020年1月31日、乗りものニュース編集部撮影)。

鑑賞する角度で見える石の数が変わる?

 東京駅の八重洲中央コンコースに「石庭」が出現しています。

 これは、JR東海の「そうだ 京都、行こう。」石庭編キャンペーンの一環として、2020年1月29日(水)から設置されているものです。「龍虎の庭」と名付けられた石庭は、建仁寺塔頭霊源院(京都市東山区)の住職である雲林院宗碩さんと、霊源院の庭園改修を手掛ける中根庭園研究所の中根行宏さん、直紀さん兄弟のコラボレーションにより誕生。31日(金)には3人が出席し、お披露目イベントが開かれました。

「龍虎の庭」は、妙心寺(京都市右京区)所蔵の重要文化財である狩野山楽筆『龍虎図屏風』を参考に、屏風の龍に対して、石を虎、砂を川に見立てた龍虎の姿を表わしているとのこと。南側(屏風の右手側)から庭を眺めると、中国の故事「虎の子渡し」の庭となり、また、鑑賞する角度によって見える石の数が異なるといいます。

 石庭「龍虎の庭」の展示は2月15日(土)まで。時間は各日11時から19時までです。2月1日(土)と2日(日)は、一般の人も作庭の体験が可能。8日(土)と9日(日)は作庭に加え坐禅体験も予定されています。

 霊源院では、今川義元の生誕500年に合わせて庭園が大規模に改修されます。2月10日(月)から3月8日(日)まで「石庭づくり」の様子が特別公開される予定です。