芸術の秋? | からし種と空の鳥

からし種と空の鳥

日本キリスト教団 
西宮聖光教会のブログです。
兵庫県西宮市にある小さな教会です。

先日、「大塚国際美術館」に行った時、多くのキリスト教絵画に触れて感銘をうけたのですが、もう一つ、思いがけない出会いがありました。

 

 

カラーパレットよろしければ、こちらもご覧ください。

 

 

 

ジャンルでいうと「近代」の画家、フィンセント・ファン・ゴッホの作品です。

 

 

 

せっかくの神父様の解説付きのツアーだったのですが、ちょこっと外れて一人で他の絵画を見に行ったのでしたてへぺろ

 

 

 

大塚国際美術館のマップ&ガイドの表紙を飾っているのは、ゴッホのひまわりの絵です。たぶん、美術館の「看板」の絵なのだと思います。

  

 

 

 

 

 

2000点以上もの作品の中から、なぜゴッホの絵が選ばれたのかわかりませんが…

 

 

 

そして、ゴッホのコーナーに行って、思いがけない作品と出会いました!

 

 

 

この絵です!キラキラ

 

 

 

 

 

 

なーんだ、と思われるかもしれません。だけど、この絵は私にとって、「特別な絵」なのです。(もしかして、美術の専門家の方はこの絵の魅力をよくご存じなのかもしれませんが…)

 

 

 

 

 

 

実はこの絵、ケンちゃんが大好きだった絵なのです。

*ケンちゃん:4年前に胆管がんで亡くなった夫ですほっこりどーも!

 

 

 

何年か前に知人からいただいたゴッホの絵のカレンダーに、この絵がありました。

 

 

他にも、アルルの跳ね橋とか、ひまわりの絵とか、有名な絵が載ったカレンダーでした。

 

 

 

なかでも、ケンちゃんはこのゴッホの部屋の絵を気に入って、カレンダーの絵を額に入れて自室に飾っていました。

 

 

「直線のない構図と遠近感が親しみやすい…」みたいなことを言っていました。

 

 

私は「ふ~ん」と言って聞いていたのですが…

 

 

とにかく、この絵はケンちゃんの晩年とともにありましたキラキラグッ

 

 

それから、ゴッホという画家がなぜか気になって…

 

 

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フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ

(1853-1890)

オランダのポスト印象派の画家

(画像はお借りしました)

 

 

 

一時共同生活をしていた
ゴーギャンが描いた
「ひまわりを描くゴッホ」の絵
 
 
ゴッホは、牧師の息子として生まれ、自身も牧師になる道を選んで神学校で学んでいたそうです。
 
 
しかし、おそらく繊細な感性と激しい性格で(いはらの勝手な推測ですが)牧師の道には進みませんでした。
 
 
けれども、その作品に描かれている坑夫や農民などの人物、糸杉やオリーブやアーモンドなどの植物など…
 
あ、それと「アイリス」はマリアさまの象徴だとか…これは、ガイドの神父様から伺いました。
 
 
 
大塚美術館には展示されていませんが、ゴッホの絵画には聖書的な題材の作品が多くあります。
 
 
 
精神を病んでいたと言われるゴッホの世界…なぜか強く惹きつけられます。
 
 
 
「だれも、わたしを愚か者と思わないでほしい。もしそう思うなら、愚か者あすかいにされてもよいから、わたしにも、少し誇らせてほしい。…
 
 
彼らはキリストの僕(しもべ)なのか。
 
 
わたしは気が狂ったようになって言う、わたしは彼ら以上にそうである。
 
 
だれかが弱っているのに、わたしも弱らないでおれようか。
 
 
もし誇らねばならないのなら、わたしは自分の弱さを誇ろう。
 
 
永遠にほむべき、主イエス・キリストの父なる神は、わたしが偽りを言っていないことをご存じである。」(Ⅱコリント人への手紙11章16~31節一部)
 
 
使徒パウロの言葉が、ゴッホの思いと重なりました。
 
 
絵画鑑賞はまったくの素人ですが、ゴッホの作品には、型にはめることのできない、デジタルでは表現することのできない(チャットGPTではたぶん伝えられない)神さまのメッセージが語られているような…
 
 

うまく言えませんが、そして思い込みかもしれませんが…イエスさまの眼差しを感じるのです…ハート

 
 
 
芸術の秋…えみこの勝手なゴッホ鑑賞でしたニコニコ

 

 

キラキラ カラーパレット キラキラ

大塚国際美術館にて

 

「ひまわり」

 

「ローヌ川の星月夜」

 

  

 

「オーヴェルの教会」

 

 

 

カラーパレット ゴッホの作品が載っています!