友人が引っ越しのためのお片付けをしていて、「これいる?」と言って持ってきてくれた本…
『心に響くドラえもん名言集 ドラ言葉』、監修:藤プロ、小学館、初版2006年9月 1200円+税
「うん、いる」ドラちゃん、好きなんです…
それで、パラパラとみていたら…
「大ぜいが同じこと考えるなんて、気持ち悪いわ。」
これは、のび太のママのセリフみたいです。
ドラちゃんは好きなのだけど、漫画や映画にはあまり興味がないので詳しいことは知らないのですが
「大ぜいが同じこと考えるなんて、気持ち悪いわ。」
この本が最初に発売されたのは2006年、漫画が描かれたのはもっと前…今から20年くらい前?
この時と比べると、なんとなく「みんなと同じでないと…」というプレッシャーが強まったような気がするのは、気のせいかしら?
コロナ禍の最初の頃、人通りの少ない屋外でマスクを外して歩いていたら睨まれたことあったし…
ワクチンを打たない(打てない)人が白い目で見られたり…
なんだか、「みんなと同じでなくちゃ病」がまん延していたように思います。…今もかな?
最近、「インフルエンサー」って言う言葉をよく聞きます。初めて聞いた時、「え?インフルエンザ?」と思いましたが…
インフルエンサー(Webilo辞書より)
英語: influencer
インフルエンサーとは、SNSなどを通じて情報発信し、それによって多くのフォロアーに影響を与えている人物を指す言葉。
インフルエンサーは、流行・トレンドの発信源として多大な影響力を持っており、企業のマーケティング戦略においても重要視されている。
インフルエンサーの語源
インフルエンサーは、英語のinfluence(影響を及ぼす)に、「~する人」という意味の接尾辞-erを足して、「影響を及ぼす人」という意味合いを示す言葉である。
…だそうです。「インフルエンザ」も「流行性感冒」だから、ここから取られたんですね
だけど、「みんなと同じ」…になる(させる)ために、「インフルエンサー」の影響は大きいみたいです…
そして、「まねっ子」して…”トレンド”に遅れないように…SNSの影響力は大きいですね。
インフルエンサーが真実のことを発信してくれたらいいのだけど…
人の心を巧みに操って、儲けたり、自分の栄誉のためだったりするのもあるから、よくよく気をつけないと…
なんて、思ったのでした。
子どもの頃から「みんなと同じ」が苦手だったので…
我ながら「ひねくれ者」だと思うのですが…
大ぜいが同じこと考えるなんて、
気持ち悪いわ…
2000年前、インフルエンサーと対極にあったイエスさまは…当時の指導者たちとは、真逆のことを教えられました。
「『隣り人を愛し、敵を憎め』と言われていたことは、あなたがたの聞いているところである。
しかし、わたしはあなたがたに言う。
敵を愛し、迫害する者のために祈れ。…
天の父は、悪い者のうえにも良い者の上にも、太陽をのぼらせ、正しい者にも正しくない者にも、雨を降らしてくださるからである。」(マタイによる福音書5章43~45節)
真実を伝えてくださるイエスさまがインフルエンサーだったら、みんなが幸せに、元気に、世界も平和になるのになあ…
これだったら、「みんなと同じ」はうれしい気分になります
イエスさまのお言葉が、どんどん流行したらいいなあ