神さまは、心の清い人が大好きなのだと思います。
神さまの天上会議
神さま:「わたしは、タエコをこちらに呼ぶことをきめた。あの子はわたしのことをよく知っておる。だから、これからこちらで働かせることにした。」
天使A:「あの…お言葉ですが、もう少し地上で働かせてもいいんじゃありませんか。本人はそのつもりですよ。」
神さま:「いやいや、あの子はあのまま地上に置いていたら、せっかくの清さを汚されてしまう。だから、わたしのそばに置いておくのじゃ…」
天使B「わかりました。いつにしましょう。何を用意しましょうか?」
神さま:「夜、あの子がいつものように夜中に絵を描いて眠りにつく明け方にしよう。タエコが気がついたら天国にいるようにするつもりだ。」
天使A.B「わかりました。わたしたちがその時までタエコを守り、イエスさまのところにお連れしましょう。それから、あなたのところにお送りします。」
なんか、こんなやりとりがあったように思えてなりません。
*友人の「死」についての記事です。「死」がつらい方は無理に読まないでくださいね。
友人のタエコさんは50年来の摂食障害を奇跡的に克服して、希望に燃えて新しい人生を歩み出していました。
その時の記事です。よろしかったらお読みください。
「奇跡」の第二弾!~やさしさに包まれたなら~ | からし種と空の鳥 (ameblo.jp)
だけど…今月の半ば、突然天国に行ってしまいました。
25日に、彼女がいつも参加していた会合がありました。
3月の会合で、彼女が摂食障害を克服して新たに生き始めた話を受けて、「生きる」ということをテーマに話し合うことになっていました。
みんな、タエコさんの思い出を話しました。一人ひとりの心の中に残るタエコさん…
聡明で、弱そうだけど芯が強く、純粋で…てらいもなく「愛」を語れる人…
自分の弱さをさらけ出し、絵の才能も学力も相当高いけど…それを彼女は自慢しない…
家にいると食べてしまうから、雨の日も風の日も外に出かけていろいろな人と出会い、社会の底辺で生きる人たちとも心を寄せ合って生きていた…
「頭の中は食べ物のことでいっぱい…」と言いながら、世の中の不義や不正に心を痛めていたタエコさん…
タエコさんの言葉は、いつも自分の心のままで、決して妥協せず、きれいごとも言わない…
だから、いつも私たちの心にまっすぐに届くのでした。
亡くなる1週間ほど前、彼女から電話がありました。彼女は、さらに「新しい境地」が開けたようで…
その時の言葉を録音しておけばよかったと思います。
「今、私は生きているのがうれしい!野菜もお米も、すべての命が愛おしいと思う…」
彼女は「お釈迦さま」が好きです。以前に私は神さまの話をしたことがありましたが、神さまの話も喜んで聞いてくれました。
彼女は、自分を新たに生かして下さる方のことがわかったと言っていました。
そして、そのことをいろいろ話してくれました。
「へ~すごいね。タエコさんの話を聞いていたらね、私も聖書に書いてあることが分かった気がしたよ」と言ったら、「私、これから聖書も読んでみるよ!」と…。
そして、「私が言ったこと、他の人にも伝えてね…」と。
これが、彼女との最後の会話でした。
「うん、わかった!」…彼女との約束です。
葬儀の時、たくさんのお花で飾られた祭壇の真ん中で、タエコさんの写真が微笑んでいました。
「心の清い人たちは、さいわいである。彼らは神を見るであろう。」(マタイ5:8)
タエコさん。あなたの澄んだ目は、ついに私たちの命の根源であるお方を見たのですね。
それが、お釈迦さまの悟りの世界かどうかわかりませんが…彼女が喜んで幸せだったのは確かです。
彼女の長い摂食障害の日々…苦しみの日々はすべて報われて、天国の恵みの中で生き続けていることを信じています。
タエコさんは、いろいろな機関誌に四コマ漫画を載せていました。コロナ禍だけど、葬儀には多くの友人が参列しました。
友人のお一人が発行しているニュースレターに載せた漫画です。許可をいただいて転載します。
こちらは、最後の「遺作」となりました。
「私は一度死んで生まれ変わった」!「生きていることが私の仕事!」
また会おうね!
生まれ変わった彼女が、3月の会合の時に歌ってくれた歌です。天国で神さまと会ってびっくりしているかな?