こんにちは。
猛暑がはじまって一週間ほどが経過しました。
このブログを読まれている方の地域はどんな状況でしょうか。
そのあたりの事はまったくわかりませんが、当方の状況としては、35℃を超えた日は今のところはありません。
今日はさきほど正午で30.2℃、おとといいちばん上がった時でも、32.1℃だったようです。
とくに前から気温の記録を取っているわけでもありませんが、この近辺は猛暑日になりにくい地域だと思われます。
でも、ここまでの気温の高さは6月末からから7月初旬では経験がないので、短くですが、記録しておきたいと思います。
そんな状況の中、ちょっとムシトリスミレ類の状況を確認すると一週間ほど暑さが続くとへたってきたので、その様子からです。
寒地性のムシトリスミレ類が葉が小さくなって、縮こまっています。
これからの生育を考えるとあまりいい状況ではないかなと思いました。
あともう一つ、以前、レプトセラスの種が採れるかもという話をしましたが、採種して乾燥させたところスカでした。
まあ、残念な結果になりましたが、受粉させていなかったので当然の結末でした。
メキシカンピンギもあんまり調子は良くなさそうですね。
ほとんど暑さには比較的に耐性のある交配種ばかりですが、今一つです。
サラセニアは異常気象をなんのそのです。
続くとわかりませんが、耐暑性があるのでとくにどうということもないようです。
オレオフィラの小苗なんかも特に変わった様子は見受けられませんでした。
他の方も言われていることですが、
オレオフィラは腰水をうすくして通気性が確保されていれば、そこまで暑さに弱いというわけでもないようです。
赤花ナガバノイシモチソウは通常運転といった感じです。
ただ、残念なことにナガバノイシモチソウは5月に気温が低く、雨がちだったのでだいぶ枯れました。
このサラセニアと同居の株は生き残りです。
サジバモウセンゴケです。これは寒地性ですが、この暑さの中でも雑種なので元気です。
少しづつ縮こまってきてはいます。
見るたびに感じるのが、サジバモウセンゴケはナガバノモウセンゴケとモウセンゴケの中間型になるということです。
遺伝子のなせる業ですね。
ナガバノモウセンゴケ、モウセンゴケも見ると特に変化はありませんでした。
栽培品として世代交代を繰り返した結果なんでしょうか、
愛好家に栽培されているナガバノモウセンゴケは耐暑性をいくらかは身につけているようです。
ただ、関東地方などの低地で栽培されているナガバノモウセンゴケはこの夏の時期、一度、冬芽になって、
また、その後、展開したりする、変な再起動がかかることがよくあります。
このあたり、ナガバノモウセンゴケを同じような環境下で、すでに栽培されている方は経験があるのではないでしょうかね。
いずれにしても若い勢いのある株を育てた方が何かと好都合なので、
良く採れる種で更新させていくことが、うまく栽培する秘訣ではないかと感じますね。
ドロセラ類全般に言えそうなことでもありますけどね。
ラストはムジナモです。ムジナモは暑さは好きな方なので、好調です。
ムジナモは暑さは好きな方ですが、栽培下では容器の水温がお湯みたいになると調子を崩すこともあるので、
新しい水を入れたり水生植物を茂らせたり、水温を調整した方が、良い姿を見られるかもしれません。
下のは、今年はまだ赤くならない赤ムジナモです。
それにしても暑いです。
寝不足になって、頭がうまく回っていないですが、やることはやっておかないとダメですね。
サラセニアの棚がいっぱいになったので、どうしようかなと考え中です。
実生苗もたくさんあるし、輸入も継続するなら、棚の増設工事しないと置き場がなくなってきました。
残念ながら用地があまりないんですけどね。今年は見合わせるか、実行するか、さて、どうするかな。
これから先も過酷な暑さが続くかもしれないので、身体をいたわりましょう。