こんにちは。

 

早いもので、一月ももう半ばにさしかかりました。食虫植物は冬の間、色々とやらなきゃいけないことがあるので、記録しておくことにしました。

 

その一つがピグミードロセラの植え付けです。ピグミードロセラはオーストラリア産のモウセンゴケであまり大きくならない種類の一群です。この一群は、ムカゴで増殖するので、種代りにまいてやる必要があります。

 

ムカゴを買った人もこの作業をやる必要がありますので、良かったら参考にしてみてください。そんな訳で、今回の記事はちょっと色々とピグミードロセラのコツを説明してみました。すごく詳しいという訳ではないですが、ご覧ください。

 

普段のピグミードロセラはこんな感じです。うすく腰水で、雨には当てませんが、外のケースで放置状態にしています。ここは滅多に凍結しないので、こんな感じで大丈夫です。通年こんな環境ですが、問題なく育ちます。日当たりのいい場所で、こんな感じで栽培しています。

 

 

その中のスコルピオイデスです。立ち上がるピグミードロセラの中では大きめの品種です。かなり長く栽培してきたので、だいぶ衰えが目立ちます。こういう株は更新した方が良いと思います。というのも、ムカゴの時期を逃すと、増殖が面倒だからです。この時期にムカゴを利用して更新しないと、弱った株は途絶えてしまうこともあります。もったいない感じもしますが仕方ありません。余談ですが、スコルピオイデスの老株は根が出ているところで、切って植え付けても活着することもあります。親株も保持したいときはやってみると良いかもしれません。

 

 

用土を用意します。赤玉土と鹿沼土にパーライト、ピートモスを適当に混ぜたものを作りました。ミズゴケ、川砂など、水はけがよくて、養分が少なければなんでいいみたいです。鉢は腰高のものが良いです。ピグミードロセラは根が下にかなり伸びるそうなので、ある程度、尺のあるものにしてください。ペットボトルを切ってそこに穴をあけたものを鉢にしてもいいようです。ただ、家のものよりも、もう少し小さい鉢でも大丈夫かもしれませんね。

 

 

表面に湿ったピートモスを貼り付けます。ムカゴが乗りやすいよう、発芽しやすように、湿らせておきます。そこに、ピンセットやようじでムカゴを乗せます。

 

 

これ終わりです。しばらくは腰水は深めにして、発芽したら、親株と同じ管理にします。

 

そして、このモウセンゴケ類は実に不思議ですが、半年もするとムカゴから発芽した苗は親株になります。興味深いことですが、ピグミードロセラは進化の過程で環境に適応し、こうした性質を獲得したのだと思います。まさに生き物の神秘ですよね。

 

 

今回はだいぶ弱っていた、プルケラやラシアンサ、スコルピオイデスなど、いくつか更新しました。

 

 

こんな感じでピグミードロセラのムカゴの植え付けを行いました。

 

この時期おすすめの、ピグミードロセラの魅力ですが置き場が小さくても、多種類を栽培できるのが良いところです。また、かわいらしい植物体に比べて花も大きく見ごたえがあります。一部の難物を除いて、育てやすいものも多く、楽しい品種だと思います。ただ、注意したいのは、似た種類も多く、正直、ラベルが紛失すると見分けがつかなくなることもあることです。笑い話ではなく、毎回、ムカゴ植え付けの際は自分も注意したいところだと思っています。

冬から春にかけて、美しい姿を見せるピグミードロセラ、もっと普及しても良いのではないのかなと期待しております。実際はまだまだこれからでしょうけど…。

 

この時期、色々な所で、ムカゴが売られているのを見ますので、栽培にチャレンジされてはと思いますね。まあ、こんな感じで、ピグミードロセラのムカゴ植え付けまとめてみました。

 

同じオーストラリア産というと球根ドロセラがようやく地上に出てきました。

 

 

塊根ドロセラのシスティーフローラも出てきました。腐ったかなと思いましたが、良かったです。

 

 

サラセニアの植え替えも続いています。寒い日が続きますが、忙しい食虫植物ライフが続きますね。

 

では、またです。

 

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