アストラゼネカの重大な経営危機こそは全社員の前進の好機である。
アストラゼネカの社員の皆さん!
アストラゼネカは今全世界でそして日本で重大な経営危機に遭遇しています。
当組合はここにアストラゼネカの経営危機について皆さんに警鐘乱打するとともに社員の皆さんがこの経営危機をチャンスにして自らの雇用条件・労働条件の向上・発展させるために、当組合とともに闘うことをアピールします。
<<アストラゼネカの全世界的な経営危機について>>
アストラゼネカの本社は英国ロンドンにありますが、今回の英国のEU離脱は英国本社のすべての企業にとって大打撃であったばかりではなく、英国以外の欧州の各企業、また欧州及び日本を含むすべての企業において大打撃であることは明々白々である。
全世界で株価が大暴落し為替ルートの乱高下が金融市場に混乱をもたらしている。とりわけ英国に本社を持つ企業は、立ち直り難い打撃を受けている。
ポンドの下落とアストラゼネカの株価下落は、アストラゼネカの資本力そのものを下落させている。従来アストラゼネカは強い自己資本力と新薬開発力によって他の多国籍製薬企業に十分対抗できていた。ファイザーは強い資本力に物を言わせて新薬開発に力を注がないまま他の製薬企業を買収・合併してきたのであるが、アストラゼネカに対しても買収を画策してきたのである。しかし、アストラゼネカは強い資本力強い技術力に基づいてファイザーの買収攻勢を跳ね返してきた。
今回の英国のEU離脱はアストラゼネカの自己資本力に大打撃を与えている。さらに新薬開発の技術力について言えば、最早全世界の製薬企業が各国の医療のための財政投入低下によって、先行き困難が増大しつつある。だからこそファイザーのように新薬開発を縮小させ、資本買収に地道を上げることとなったのである。
このような状況でアストラゼネカは、最早ファイザーなど他の製薬企業の資本買収攻勢に対抗することはできないであろう。
≪アストラゼネカ日本法人の経営危機について≫
アストラゼネカ全社員のみなさん。
前記した全世界的経営危機に加えて、日本法人の経営陣の混乱と破綻はさらに深刻である。
この間、人件費削減を推し進めて、社員の人事労務管理に混乱と矛盾を露呈させてきたガブリエル・ベルチ社長、杉田勝好人事本部長が辞任する事となった。
彼ら2人は自ら辞任する事となったが、彼らの辞任の背景とその原因こそは、正に彼らが強引に推し進めた「新しいキャリアレベル」導入・≪PIP適用対象拡大変更≫によって人事・労務管理が混乱と矛盾をきたしたことによることは明々白々である。
当労組は彼等2人を当労組の告発力によって解任すべきであったが、当労組が地道に裁判・労働委員会・団体交渉で会社側に対抗してきた事情とその結果、彼ら2人の破綻と辞任が明瞭となったのである。
≪労組に結集して、迫りくるリストラ・人事整理を跳ね返し、雇用条件・労働条件の向上・発展に取り組もう!!≫
前記したアストラゼネカの経営危機は、前世界的規模での人員削減・リストラをもたらすであろう。ファイザー製薬か又はその以外の製薬資本かによって、アストラゼネカが買収される場合には、その買収以前にリストラ・人員整理が実施されることがあるとともに、買収後にそれが実施されることもありうるのである。いづれのリストラ・人員整理であろうとも当労組は、社員・従業員の皆さんと断固たる団結力・交渉力・闘争力で充分対抗して闘い得る用意ができている。
全社員のみなさん、全従業員のみなさん、この経営危機こそは我々が経営者に対抗して闘い得る絶好のチャンスである。
すでに破綻した日本法人の経営陣の下で、やむなくそれに協力した管理職の方々も、当労組に結集して、真の経営改革を実施して、雇用条件・労働条件の向上・発展に取り組もう!!

