( ↑Billiards Worldcup Association )
『ビリヤードの神様』のレイモン・クーレマン選手です。
◎Rey de billar (レイ・デ・ビジャール)👉️ビリヤードの王様。
『神様、仏様、稲尾様』と言う言葉を考えたのは新聞記者の人だったみたいなんですけど西鉄ライオンズのエースの稲尾投手の事を西鉄ライオンズのファンの人たちは『神様、仏様、稲尾様』と呼んだ訳です...
◎Dios(ディオス)👉️神、神様。
◎Rey(レイ)👉️王様。
習慣の違いと言うか宗教に対する感覚の違いだと思うんですけどキリスト教徒が多いスペイン語圏の国では『ビリヤードの神様』と言う表現は使わないで『ビリヤードの王様』と言う表現をするみたいです。
2輪グランプリレーサーのケニー・ロバーツ選手の事をキング・ケニーと言ったりF1レースのシューマッハ選手の事をエンペラーなどと言ったりしてますから凄い選手の事を『王様』とか『皇帝』と言う呼び方で呼んだりするんですけど『神』と言う呼び方はあまりしないみたいです。
(↑Billiards Worldcup Association )
Dreibandbillard (ドライバンドビリヤーツ)の世界選手権のタイトルをドイツ人の選手として初めて獲得したクリスチャン・ルドルフ選手です。
※Dreibandbillard👉️(独)スリークッションビリヤード。
※Billard(ビリヤーツ)👉️(ドイツ語)ビリヤード。
◎Billarista alemán (ビジャリスタ・アレマン)👉️ドイツ人ビリヤードプレイヤー。
※スペイン語でドイツの事をAlemania (アレマニア)と言ってドイツ人の事をAlemán(アレマン) と言います。
◎Campeon mundial de billar tres bandas (カンペオン・ムンディアル・デ・ビジャール・トレス・バンダス)👉️スリークッションの世界チャンピオン。
(Sauce : Biljart 誌)
以前に年間購読して航空便で送って貰っていた雑誌です。
表紙の写真はテーブルにチョークでラインが引いてありますからカードル(ボークライン)の試合です。
オランダ語でビリヤードはBiljart(ビリヤーツ)と言うそうです。
発音的にはドイツ語と同じみたいなんですけどスペルが違うみたいです。
ドイツ語の『J (ヨット)』の発音がJapan(ヤーパン)とかJugend(ユーグントゥ)のようにヤ・ユ・ヨの発音に成るのと同じでオランダ語の『J (イェー)』の音もヤ行の発音に成るみたいです。
◎Sintaxis de idioma (シンタクシス・デ・イディオマ)👉️言語のシンタックス。
◎Sintaxis(シンタクシス)👉️シンタックス、統語法。
(Sauce : Talento誌)
メキシコのビリヤードの雑誌です。
◎Revista de billar(レビスタ・デ・ビジャール)👉️ビリヤードの雑誌。
城太郎はいつもこの本をタダで貰ってたので気が付かなかったんですけど右下に7ペソと書いてありました。
画面左にGrand Prix 92のポスターが貼られてますから92年の雑誌です。
N$(ヌエボス・ペソス)で値段の表示がしてありますので旧ペソから新ペソへの切り替えがたぶん92年だったと言う事が分かります。
上の段の右から4人目の人はラウル・ラミレスと言うプロ選手でアーティスティックビリヤードの世界選手権に出場した経験がある人なんですけども10何年か前に病気で亡くなってしまいました。
城太郎はラウルと商売の取り引きをしていたので仕事の上でも付き合いがあった人ですけど球の事でも色々教えて貰ったりして良い付き合いをさせて貰った人です。
同好の士と言いますか趣味を通じて長年友だち付き合いをして来た人に先に死なれると寂しいです。
◎Amigo de muchos años (アミーゴ・デ・ムーチョス・アニョス)👉️長年の友だち。
前列中央の小柄でチョビ髭の人はサルバドル・チャバと言う人でこの人も城太郎の長年の友だちなんですけど球は城太郎よりも全然上手くて今はプロの選手に成りました。
【ワンモアで待機】
(写真 : 萬山天鬼)◎Falta una(ファルタ・ウナ)👉️ワンモア、あと1点。
Mantenerse preparado (マンテネールセ・プレパラード)👉️待機する。
日本ではビリヤード場内で行なわれる常連客同士の普段の平場のゲームですと相手レフリー方式と言って相手の撞き順の時に対戦相手がジャッジ&コールをする訳です。
◎Las etiquetas de Ogasawara−ryu(ラス・エティケタス・デ・オガサワラリュウ)👉️小笠原流礼儀作法。
◎Contrincante(コントリンカンテ)👉️対戦相手。
◎Arbitraje(アルビトラーへ)👉️ジャッジ、判定
⦿Arbitro(アルビトロ)👉️審判。
◎Contar los números de carambolas(コンタール・ロス・ヌメロス・デ・カランボーラス)👉️点数を数える。
日本の撞球界の礼儀作法では対戦相手またはお店側の『点取りの人』が球が当たったか外れたかのジャッジをして得点のコールをすると言う事に成ってる訳です。
スリークッションの場合ですとゲーム点数までの残りの点数があと3点に成った時から残り点数のコールをして「スリー・モア(あと3点)」と言うように残り点数を撞き手に知らせる訳です。
外国のビリヤード場ではこう言う習慣が無くて互いに点数をコールすること無く無言で撞いて無言で勝手に自分の点数を得点盤に入れると言うシステムなんです。
◎Costumbre(コストゥンブレ)👉️習慣。
◎Marcador(マルカドル)👉️得点盤。
アマチュアの試合でも公式戦の場合はレフリーがジャッジ&コールをしますけど客同士の平場のゲームで日本のように点数を数えてコールする国は無いみたいです。
世界選手権に出場する人ならともかく我々アマチュアの普段のゲームでは使う事が無いスペイン語なんですけど話の種に書きますと下記のように成っています↓
◎Faltan tres (ファルタン・トレス)👉️スリー・モア、あと3点。
◎Faltan dos(ファルタン・ドス)👉️ツーモア、あと2点。
◎Falta una(ファルタ・ウナ)👉️ワン・モア、あと1点。
前章で書きましたけど日本のビリヤード場内の空間には上の写真の人みたいな人が存在してませんから他の人たちが撞いている台でゲームが終わりそうな台の近くに貸しキューを持って行って待機してゲームが終わって店員のお姉さんがボールを下げに来るまでの数分間をタダ撞きすると言う状況は無い訳です。
◎Existir(エクシスティール)👉️存在する
⦿Existencia(エクシステンシア)👉️存在。
ちなみにフランス語のRaison d'être(レーゾンデートル👉️存在理由、存在意義)と言う哲学用語はスペイン語ですとRazón de existencia (ラソン・デ・エクシステンシア)に成ります。
日本にはタダ撞きをする為にビリヤード場の中で貸しキューを持って待機する『タダ撞き待機』と言う状況は無いんですけど非正規雇用とか人材派遣の仕事の人に対する雇い止めの『自宅待機』と言う状況が日本にはある訳です。
◎Quedarse en casa(ケダールセ・エン・カーサ)👉️自宅待機。
◎Esperarse en casa (エスペラールセ・エン・カーサ)👉️自宅待機。
UberEATS やRappiなどのディジタル・プラットフォームのフードデリバリー・サービスの配達員を Repartador de comida (👉️レパルタドル・デ・コミダ)ってスペイン語で言うんです。
◎Repartador (※女性の場合はrepartadora) de comida 👉️フードデリバリーサービスの配達員の人。
城太郎が住んでる町の隣りの町にラッピさんの配達員の人たちの詰め所があるんです。
◎Despacho de Rappi (デスパチョ・デ・ラッピ)👉️ラッピの配達員の詰め所。
城太郎が聞き取り調査をしたところに拠りますと1本の配達料金が大体平均すると70ペソから80ペソくらいだそうです。
(そこから何%かの寺銭をラッピさまに納める訳です)
◎Precio de servicio a domicilio (プレシオ・デ・セルビシオ・ア・ドミシリオ)👉️配達料金。
メキシコの場合は大家族ですから例えばピザのキングサイズだと10人分くらいの量で店に拠って値段が多少違うんですけども120ペソ(860円)から150ペソ(1075円)くらいなんです。
◎Familia grande(ファミリア・グランデ)👉️大家族。
120ペソのピザ本体の料金に配達料の80ペソを足して200ペソなんですけども10人でダッチカウントの割り勘にしたら1人20ペソですから金を払う人間の人数が多い場合には配達を頼む家庭が城太郎が住んでるような下町にもかなり居ますのでラッピさんも配達員の人にかなりの色を付けた手数料を払う訳です。
現実には子どもたちも居ますから子どもから金を取る訳にはいかないんですけども大人が5人居たら1人頭40ペソに成る訳です…
◎Uber apesta(ウーベル・アペスタ)👉️臭(くさ)ウーバー。
◎Didi apesta (ディディ・アペスタ)👉️臭(シュウ)のディディ臭(くさ)。
日本の場合はUber Eatsジパングが配達員の人に対する配達報酬さまをガチ下げにした為に悪のウーバーから脱走して組抜けをした人が多いらしいんです。
まあ日本社会と言うか日本経済の体質的な問題なんでしょうけど現在の日本の社会と言う物は凄く厳しい訳です。
自宅待機の事を書きましたけども四畳半1間で風呂無しトイレ共同のアパートでも取り敢えず今現在家賃が払えていて住所がある人は未だ良いんですけど家賃が払えなく成って漫画喫茶とかシェアハウスに寝泊まりするように成ると日銭で稼いで日銭で払うと言う自転車操業に成りますから趣味どころでは無い訳です。
日本の社会は1度滑り落ちたら蟻地獄のように成って貧困地獄から抜け出せないと言う厳しい社会な訳です。
◎Infierno de hormiga (インフィエルノ・デ・オルミーガ)👉️蟻地獄。
◎Persona sin hogar (ペルソナ・シン・オガール)👉️住所不定者。
メキシコの場合はビリヤードを趣味にしている人が国民の90%以上と言う不思議な国ですのであらゆる階層の人がビリヤード場に来ますのでカテゴライズが難しかったんですけど日本の場合は前章に書きましたように年に1度以上ビリヤードをした事があると言う『ビリヤード参加者人口』が凄く少なくてその中で『ビリヤード場の常連客』と言う人は更に少ない訳です…
前述しましたように家賃を払えなく成って自宅が無くて住所不定の状況に成ってる人はビリヤードに限らずに趣味どころでは無い人たちだから除外して考えます…
◎Dinero para pago de renta de departamento (ディネロ・パラ・パゴ・デ・レンタ・デ・デパルタメント)👉️アパートの家賃の支払いのお金。
城太郎は日本の閉鎖的な島国根性の村社会とか村の人間関係とかが嫌いで日本を村抜け脱藩して墨西哥(めきしこ)に亡命して日本と正反対の感じで自由な墨西哥に合っていたみたいで住み着いて永住した訳です...
もし城太郎が外国に飛び出さないで日本に残っていたとしたらたぶん城太郎は日本の厳しい競争社会から滑り落ちて今頃は生きて無いと思うんです。
平成以来の日本社会の厳しさを見聞きしますと身が竦(すく)む想いがするんです。
ですからアパートの家賃が払えなく成って漫画喫茶やシェアハウスに寝泊まりして日銭で稼いで日銭で払うと言うような厳しい生活をしている人たちを見下すような意図は無くて分析考察の為に便宜上の用語として『上』とか『下』と言う言葉を使う訳です。
『下(した)』のラインとしては取り敢えず定職に就いていてアパートの家賃が払えて趣味に多少の時間と金銭を遣う事が出来る人と言う線引きが出来る訳です...
もう少し細かく分析して行きますと色々な日本特有の事情が見えて来るんですけど長く成りましたので次回に続きます...
第55章(完)