拝啓、皆さま、こんばんは
御賢台さま方たちに於かれましては如何お過ごしの事でせうか?
エミリアーノ・サパタさんの写真がありました。
城太郎は農本主義革命家のエミリアーノ・サパタ・サラサルさんを尊敬しているので店に入る事にしました。
日本企業の駐在員のケロヨンのボンズのお百姓さまたちが村を作って住んでいる高級地区のコジョアカン地区とかポランコ地区から来た日本人みたいな気がしましたけど何人か良く判らない感じで国籍不明です。
ジモッティのメキシコ人か、あるいは観光客だとしたら地元民に見えるようなカジュアルな服装をしてる旅慣れた人たちみたいです。
女医さんだか看護婦さんたちがブラウニーを食べていたのを見たので城太郎もブラウニーとコーラを頼みました。
城太郎はあまり食べる事に興味が無いからかも知れないんですけど日本に居た時も例えば牛丼のすき家さんに行った時なども初めから決め打ち的なタイプでメニューを見たり考えたりしないで牛丼並と豚汁を即答で注文するタイプだったんです。
ファミレスに行っても決め打ちですから「イタリアンハンバーグ、ライスで」と注文していつも同じ物を食べるタイプだったんです。
ウェイトレスさんがメニューを持って来て「ご注文お決まりになりましたらそちらのボタンでお呼びください」と言おうとしてる場面で「ご注文お決まりに成り...」の所で皆まで言わせずに「もう決まってます、イタリアンハンバーグ、ライスで、あとアイスコーヒーお願いします」と城太郎は言う系の人間なのでメニューを良く見た事が無いんです。
それでメニューを見もしないでブラウニーを頼んだんです。
城太郎はブラウニーとか言う物を食べた事が無かったので冥途の土産話に食べて見る事にしたんです。
ブラウニーとか言う物はアメリカの田舎の農民の人が食べる田舎味の農民菓子だそうですから大して美味くはないんでしょうけど食べてみる事にしました。
ブラウニーとコーラが来ました。
場所が良いからボリ価格だとは思ったんですけど今日はお金を持って来てたのでブラウニーを頼んだんです。
ブラウニーが120ペソ(1100円)で凄く小さい缶のコーラが35ペソ(322円)だったのには驚きました。
大して美味くもないカレーライスが2600円もする北海道のニセコ町のスキー場みたいな感じです。
この店のブラウニーを食べる事から見ても給料が高い感じですから看護婦さんではなくて女医さんたちだったみたいです。
第19章(完)
第20章に続きます。
※次回の第20章は少し間が開きます。
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