(Sauce : Sony Music )
メキシコ人歌手のエディス・マルケス姐さんです。

城太郎はEdith Márquez 姐さんのファンなんですけど練習の時にNo te preocupes por mí (私の事は心配しないで)の歌をBGM にする為にビリヤード場の従業員のお姉さんに言って飛ばしのドンキー式のシステムのテレビでYouTubeから飛ばしたビデオを掛けて貰ってます。

◎YouTube(ユートゥ)👉ユーチューブの事だそうです。

まあ、この歌の主人公の女の人みたいな健気(けなげ)な女性がメキシコに居るのか?🤔と言う事は別として歌としては良い歌です。

◎Protagonista(プロタゴニスタ)👉主人公。

この写真はライブステージの時の衣装なんですけども、こう言うイケイケの姐さん的な少しエッチな感じの衣装で歌ってますけども四十路を過ぎて超ミニのスカートで歌う点が流石(さすが)メキシコ人です。

メキシコは50歳代〜60歳代の女性がTバックの下着を着用する国なんです。

◎Cuarentona(クアレントーナ)👉四十路(の女)。
⦿Mujer cuarentona(厶ヘール・クアレントーナ)👉四十路(しそじ)の女😣
※インスルトのニュアンスの言葉ですから通常は相手に面と向かって言わないで相手が居ない時に悪口を言う時の言い方ですから使用には注意してください。

四十男と言う意味の男性型の場合はCuarenton (クアレントン)に成ります。

◎Mini falda(ミニ・ファルダ)👉ミニスカート😣

コンサートのDVDを観たら超ミニのマルケス姐さんがステージの最前列のお客さんに握手したりする時にしゃがみ込んだらパンティが丸見えでメキシコ親父たちがエディス・マルケス姐さんのパン筋を狙って写メで激写しまくるのでフラッシュの光が螢みたいで凄い感じでした。

◎Blanco(ブランコ)👉的(マト)
⦿Blanco de tiro(ブランコ・デ・ティロ)👉射撃の的。

◎Francotirador(フランコティラドル)👉狙撃手、スナイパー、狙撃兵。
⦿Apuntar(アプンタール)👉照準する、狙う。
※Apuntarは英語のaim(エイム)あるいはaimingに対応する動詞です。

◎Fijar el objetivo del misil(フィハール・エル・オブヘティボ・デル・ミシーレ)👉ミサイルの照準をロックオンする。
※ミサイルはMisil(ミシール)が正式なスペイン語らしいんですけども話し言葉の会話文ではミシーレと言う人が多いです。
⦿Fijar(フィハール)👉①固定する②会話の要点に集中して聞く。
⦿Fijar puntería (フィハール・プンテリア)👉照準を固定する。

◎ ¡ Viva México cabrones ! (ビバ・メヒコ・カブロネス!)👉メキシコのろくでなしども万歳

◎Luciérnaga(ルシエルナガ)👉螢。
⦿La tumba de las luciérnagas (ラ・トゥンバ・デ・ラス・ルシエルナガス)👉『火垂るの墓』のスペイン語版タイトル。

◎Concierto en vivo(コンシエルト・エン・ビボ)👉ライブのコンサート。
◎Vestido erótico (ベスティード・エロティコ)👉エロティックな服。

◎Alborotada(アルボロターダ)👉イケイケ。
⦿Mujer alboratada(ムヘール・アルボロターダ)👉イケイケの姐さん。

Alboratada (アルボロターダ)は辞書には『騒々しい』などと書いてあるんですけども例えば城太郎の姪っ子のメルチェ姐さんみたいなタイプでアバンギャルドな髪型をして体の線が見えるような服を着てるみたいなタイプの女の人の事をアルボロターダって言うんです。

日本語に訳すと『飛んでる』とか『イケイケ』と言う感じの意味です。

(Sauce : 小学館 )

◎Lugar de verde(ルガール・デ・ベルデ)👉緑の場所。

◎¿Quién es esta muchacha?(キエネス・エスタ・ムチャーチャ?)👉誰だ、あの娘は?
⦿¿Quién es esta chamaca?(キエネス・エスタ・チャマカ?)👉誰だ、あの娘は?
※chamaca👉小娘、娘っ子、アマっちょ。

◎50,000 yenes un partido (シンクエンタミル・ジェネシス・ウン・パルティード)👉1ゲーム五万円。

◎Se va calienta más partido (セバ・カリエンタ・マス・パルティード)👉さらに勝負白熱。
※El partido se va calienta más が正しい文法です。

後ろ姿はスリークッション元世界チャンピオンのイタリアのマルコ・ザネッティ選手です。

年齢的に仕方が無い事かも知れないんですけど体がハムに成ってました。

20代の紅顔の美青年だった頃のザネッティ選手です。

「時は流れた...」って言う感じです...

◎Tiempo pasó(ティエンポ・パソ)👉時は流れた。

◎Pasaran los días (パサラン・ロス・ディアス)👉「月日は流れた」と言う意味のクンビアの名曲のタイトルです。
城太郎はSandy y dinamitesと言うグループのカバーバージョンが好きです。


(Sauce : Buena Bola )
 昨年度のアーティスティックビリヤード世界チャンピオンのメキシコのダビッド・ゴンサレス選手です。

(Sauce : jpbf )
左から5位入賞の田中忍プロ、2位入賞の原田直樹アマ、1位の界プロ、3位入賞の町田正プロ、4位入賞の鎌苅健太アマです。

今年の6月にトルコのアンカラで開催される世界アーティスティックビリヤード選手権に出場する日本代表選手を決める試合が3月24日に行なわれたそうです。

城太郎のお友だちの原田直樹くんがまたも全日本2位に入賞しました。

( Sauce : jpbf )
↑左が梅田プロで右が宮下プロです。

◎Jugador lento(フガドル・レント)👉遅撞きのプレイヤー。
◎Jugador rápido (フガドル・ラピド)👉速撞きのプレイヤー。

今年の3月21日から24日に掛けてスリークッションの国別対抗のタッグ戦の世界選手権大会がドイツのフィアゼンで開催されて梅田龍二プロ・宮下崇生プロの日本チームが3位タイの成績を納めたそうです。

拝啓、皆さまこんばんは

3月20日に書きました第32章からの続きで第33章に入ります。

◎Capitulo 33(カピトゥロ・トレンタトレス)👉第33章。

本題に入る前に例に拠って以前に書いたブログ記事の中で説明不足だったと思う部分の補足説明をします。

キャロムビリヤードのプレイヤーのキューの握り方とかインパクトの時に『親指を飛ばす』と言う事はポケットビリヤードの人には判り難いと思うので写真で説明します。

◎Manera de agarrar taco de jugador de carambola (マネラ・デ・アガラール・タコ・デ・フガドル・デ・カランボーラ)👉キャロムビリヤードのプレイヤーのキューの握り方。
⦿Manera de agarrar taco(マネラ・デ・アガラール・タコ)👉キューの握り方。

◎El dedo pulgar (エル・デド・プルガール)👉親指。
⦿Estirar el dedo pulgar (エスティラール・エル・デド・プルガール)👉親指を伸ばす。
⦿No agarrar el taco por el dedo pulgar (ノー・アガラール・エル・タコ・ポル・エル・デド・プルガール)👉親指でキューを握り込まない。

↑在りし日の小森純一先生の美しいフォー厶です。
かなり以前に撮った写真です。

右手の親指を曲げてキューを握り込まないで親指を真っ直ぐ伸ばして下に向けてます。

◎Estilo de maestro Junichi Komori(エスティロ・デ・マエストロ・コモリ)👉小森先生の撞き方。

(Sauce : JPBF )
この写真の方が判り易いですけど町田正プロのキューの握り方も同じです。

親指を曲げないで下に伸ばしてキューを握るのがキャロムビリヤードの基本なんです。

町田正さんはビリヤードの為に眼鏡ドラッグのCMの桃太郎みたいな大きな眼鏡を掛けています。

◎Gafas de Momotaro (ガーファス・デ・モモタロー)👉桃太郎メガネ😣

(Sauce : Buena Bola )
『親指を飛ばす』撞き方をするゴンサレス選手です。
『親指を前に飛ばす』と言うのはこう言う状態の事です。

前の写真の町田プロのように親指を下に伸ばしてキューを握って準備ストロークの間は親指を下に向けたままにしてインパクトからフォロースルーの時に親指を前に飛ばす訳です。

◎Soltar el dedo pulgar (ソルダール・エル・デド・プルガール)👉親指を離す、親指をリリースする。

↑撞く前の準備ストロークの時は親指を下に向けたままストロークしてインパクトからフォロースルーの時に親指を前に飛ばすと言う撞き方がキャロムビリヤードの撞き方の基本なんです。

親指を前に飛ばす撞き方がキャロムビリヤードの基本の撞き方なんです。

百分の何秒かの話なんですけどもインパクトの時にキュー先のタップがなるべく長くボールに触って回転が良く掛かるようにする為に親指を飛ばす撞き方をするのがキャロムビリヤードの撞き方の基本なんです。

スリークッションやカードル(👉ボークラインゲーム)の世界チャンピオンのベルギーのルド・ディリス先生などは親指と一緒に人差し指も前に飛ばす撞き方です。

ところがスペイン人のスリークッションの世界チャンピオンのカタルーニャ人のダニエル・サンチェ選手とかメキシコ人のアーティスティックビリヤードの世界チャンピオンのロベルト・ロハス選手などは親指を曲げてキューを握り込んでるんです。

スリークッション世界チャンピオンのスペインのカタルーニャ人のダニー・サンチェ選手です。

まあ極端な話をしますと例えば右利きの人は通常は左足を前にして構えるんですけど右利きなのに右足を前にするような変な構えの選手が当てまくって世界チャンピオンに成ったとしたら誰も文句は言えないんですけども基本からは外れた変則の構えなんです。

それと同じ事でサンチェ選手は凄く当てる選手で世界チャンピオンを何度も獲っている人なんですけど基本からは外れた撞き方なんです。

こう言う変則な撞き方の人でも目茶苦茶に当てまくって世界チャンピオンに成ったら誰も文句は言えないんですけども基本からは外れた撞き方なんです。

アーティスティックビリヤード選手権の世界チャンピオンのメキシコのロベルト・ロハス選手です。

ロベルト・ロハス選手は城太郎は親しいのでロベルトと呼びますけども、この男も基本から外れた撞き方で当てまくって世界チャンピオンに成ったんです。

世界チャンピオンなんですけども基本からは外れた撞き方なんです。

次に『クレーバー / ベクターのクッションが不正確』と言う話に付いて補足します。

話は違いますけどこのお姉さんはフランス系の人です。
ハリスコ州のグアダラハラにはフランス系の人が多いんです。

ファイブ&ハーフ・システムの数値で言うと90−10 = 80の球ですけどもスリークッションのゲームに於いてはこう言うクッションに対して入射角が鈍角でしかも第1クッションに手球が近いような場合が難しいんです。

第1クッションが80と言う事はつまり前回にやりましたように第1クッション目がダイヤモンドのポイントで言いますと1ポイント目から2ポイント目の間なんです。

この場合には短クッション上の第2クッションの数字が5なんですけどアルテミスのクッションの場合は正確に5に出るんです。

クレーバーのクッションだと手球90から第1クッションの80に向かって撞点2のハーフイングリッシュで撞くと短クッション上の第2クッションが7.5から酷い場合には10に出てしまって当然ですけど長く出るんです。

第3クッションが15に出てしまいますので90 − 80 = 15と言う変な事に成る訳です。

上の写真の城太郎が撞いてる台の場合はストロークを変えてみたり色々したんですけど順捻りだと長いので真ん中撞きでしかも少し下を撞いて合わせてるんです。

こう言うノー・イングリッシュの縦返しの場合にはクッションへの入射が鈍角で入りますからクレーバーのクッションの場合にはシステム通りに出ない(場合が多い)のでストロークで合わせる必要があります。

『シュビロットの台は縦返しが難しい』と言う言葉はここから来ている訳です。

上の写真のテーブルはアムシュトゥッツのテーブルですけどもシュビロットのテーブルと同じクレーバーP37のクッションを使ってるんです。

写真の球の配置は手球が短クッションの1.5のポイントで的が第1クッションと反対側の長クッション上の4ポイントと言う場所です。

30− ( 2 × 4 ) = 30 − 8の計算ですから第1クッションの狙う場所は22(👉チョークが置いてある場所)です。

第1クッションに手球が入った場面です。

第1クッションから出て第2クッションに手球が向かう場面です。

第2クッションから第3クッションに手球が向かう場面です。

長→短→短→長の4クッションの縦返しのシステムですから第2クッションが短クッションから出て反対側の短クッション上の第3クッションに向かいます。

◎Larga corta corta larga(ラルガ・コルタ・コルタ・ラルガ)👉長→短→短→長。

◎Cuatro bandas de larga corta corta larga(クアトロ・バンダス・デ・ラルガ・コルタ・コルタ・ラルガ)👉長→短→短→長の4クッション(フォー・クッション)

◎Zig zag de larga corta corta larga (シグサグ・デ・ラルガ・コルタ・コルタ・ラルガ)👉長→短→短→長の縦返し。

🔊「次のクッションは短クッションです」

◎🔊「Siguiente banda es banda corta(シギエンテ・バンダ・エス・バンダ・コルタ)👉次のクッションは短クッションです」
↑電車の車掌さんのアナウンス風な感じでしてみました。

スペインのバルセロナの地下鉄は(録音テープですけど)日本の電車みたいに車内放送で次の駅名をアナウンスしてくれるんですけどメキシコの地下鉄はアナウンスが無いんです。

◎🔊「Siguiente estación es Collblanc(シギエンテ・エスタシオン・エス・コイブラン)👉次の停車駅はコイブランです」

カタルーニャ語ではCollblanc と言う綴りでコイブランと発音するそうです。
コイブラン駅はバルサ蹴鞠団の本拠地球場のカンプノウの最寄り駅です。

「メキシコの地下鉄は停車駅のアナウンスを何故しないんですか?」
「てめえで見てりゃ判かんだろうが」

「目が不自由な人はどうするんですか?」
「知らねえよ、近くの奴に訊くとかしろよ、子どもじゃねえんだからよ、ってか初めから乗るな」
流石(さすが)メキシコです😣

   
本番1発撮りなので外れちゃいました。
少し長目に出て(勃ち過ぎて)赤球に当たったんですけど白球に当たらなかったので外れです。
勃ちが強過ぎました。

ストロークで調節したんですけどクレーバーのクッションを使用しているテーブルのコンディションは難しいんです。

城太郎の携帯電話のストレージが1杯で少し動画の連続撮影をすると携帯電話が加熱するからウェットティッシュで冷やしながら使ってるくらいなので動画を1発撮りで撮ったあとエキスポートして写真を切り抜いて直ぐに動画を消去してるんです。

◎Toallita mojada (トアジータ・モハーダ)👉ウェットティッシュ

城太郎もじじいに成ったんですけど城太郎の携帯電話さんもおじいさんなので労(いたわ)ってるんです。

◎Es que yo soy viejo, y también mi celular ya es viejito.(エス・ケ・ジョ・ソイ・ビエホ・イ・タンビエン・ミ・セルラル・ジャ・エス・ビエヒート)👉僕もおじいさんだけど僕の携帯もおじいさんなんだよ。

球から当てて行く場合の縦返しの球です。
この球はアンドセーフに成ります。
※『アンドセーフ』と言うのは外れた場合に相手に難しい球が残るように撞く防御的な取り方の事です。

第2的球は反対側の長クッション上の6ポイント目にしました。

この場合の第1クッションを求める計算式は30 − (2×6)で空クッションの場合だと18が第1クッションの狙い点です。
  
第1クッションに向かいます。

この角度の球はキューを出さないでキューを止めるストロークで撞きます。

第2クッションに入ったところです。

第3クッションを目指して城太郎の手球さんが行きます。

少し勃ち過ぎな感じで長い感じです。

キスしそうだったんですけどボディアクションでキスを躱(かわ)しました。

◎¡Quítate!(キタテ!)👉退(ど)けよ!、退いてくれ
⦿¡Quítate pendejo! (キタテ、ペンデーホ!)👉退けよ、バカ!
⦿¡Quítate pendejo , Te mato ! (キタテ・ペンデーホ、テ・マト)👉退けよ、バカ、殺すぞ!

こう言う言葉はビリヤード場の中で先球に対して言う場合は問題が無いんですけども銃が自由な国ですからメキシコ人に対して言うのは控えた方が良いと思いますけど個人の自由ですから喧嘩上等的な人がこう言う言葉を言いたい場合は無理に止めませんけどもその場合は自己責任でお願いします。

◎Pistola automática (ピストラ・アウトマティカ😣)👉コルト.45オートとかベレッタ92Fなどの自動拳銃の事です。

⦿Pistola revólver (ピストラ・レボルベル😣)👉.357口径のコルト・パイソンですとか.44口径のS&W.44マグナムなどの廻転式拳銃(リボルバー)の事です😣

◎Responsabilidad personal (レスポンサビリダード・ペルソナル)👉自己責任。

◎Asecinato por pleito (アセシナート・ポル・プレイト)👉喧嘩に拠る殺人。

勃ち過ぎです。

外れてアンドセーフに成りました。
(良しっ、岸田絞め成功!😣)

このあと手球は長クッションに付いてコーナー近くで止まりましたから防御に成ってます。

欲を言いますと相手球の白球も画面右の長クッションに着くと『庶民殺しの岸田絞め』的な完璧な縛りの技に成ります。

手球からの角度が付いてますと縛りを突破される場合もあるんですけどもクッションに3個の球が着いて1直線に成ると団鬼六先生の亀甲縛り的なキツイ縛りに成るんです😣

◎Castigo de Kishida(カスティゴ・デ・キシダ)👉岸田絞め(きしだじめ)😣。
◎Castigo de Fumio(カスティゴ・デ・フミオ)👉岸田絞め。

⦿Diablo Shougnato que matan  pueblo (ディアブロ・ショーグナート・ケ・マタン・プエブロ)👉庶民殺しの鬼幕府。

ルチャリブレ用語の関節技の名前はCaballo (カバージョ👉キャメルクラッチ)などの技ごとに違う名前なんですけど総称としての関節技と言う場合はLlave(ジャーべ)とかCastigo と言います。

Llave(ジャーべ)はヘキサゴンレンチなどの直角に曲がった工具の意味でCastigoは罰とか拷問の意味です。

この縦返しは『岸田絞め』に成ると言う防御面に付いて書いた訳ですけども、この縦返しの球を自分が当てて得点する確率に関して言いますと第2的球がクッションに付いていて的が狭い場合は率が下がりますけど少し的球がクッションから浮いていると的が広くなって命中率が上がります。

(Sauce : PBA )

城太郎が空クッションを積極的に行くタイプだと言う事を前回書いた訳ですけどその事に関して少し補足します。

つまり空クッションで行くべき球で空クッションの方が易しい場面でメリットがある場合とそうじゃない場合があると言う事です。

こう言う空クッションの場合は他の取り方で行く場合の難易度と比較したらこの空クッションの方が命中率が高い訳です。

ルド・ディリス先生とかディリス先生の門下生だった堀金選手とか森陽一郎選手などのボークラインを基礎にした人たちはこう言う空クッションを当てて後球のポジションを作って連続点にしてました。

この配置は実際に球を置いて見て色々試して見た事があるんですけど図面で見るのと違って実際に球を置きますと微妙な角度の違いとか球の被り方などに拠って難易度が変わるんですけども長クッションに付いている球の左に当ててリバースシステムで廻すやり方とか③の球(👉図の1番上にある球)の左に当ててリバース崩れの立ち取りで取る方法などがあるんですけど難易度と成功率から言えば上の図の空クッションの方が得策だと思います。

つまり、この配置の場合も空クッションで行く方が良いと言う球な訳です。

上の図の球はニューヨークのサン・リー選手のビリヤード場で行われた試合で小森純一先生がブロムダール選手相手に撞いた球です。
この空クッションは攻めの球です。

この図はロバート・バーン氏製作のビデオを1時停止にして城太郎が紙に書き写した物です。

短クッションに付いている先球が相手球の黄色球でしたから穴熊戦法の守りのメキシコ人プレイヤーですと黃球の右から当てて短→長→短の縦箱で力加減をしてセーフティの守りの球を撞くんですけど攻撃1本で当てに行くタイプの小森先生は上の図の『攻めの空クッション』を当ててからそこから6点の連続点に繋げました。

この球も攻める系統の空クッションの球です。
城太郎はこの系統の球は好きだし得意なんです。

セーフティを撞いて難しい球を残したつもりに成ってメキシコ親父が北叟笑(ほくそえ)んでる訳ですけど、相手にビシッと当てられるとガックリ来ますから精神的なダメージも与える事が出来るんです。

ちなみに上の図の場合の捻りは右捻りです。
空クッションから入って第2クッションでリバースに成る空クッションからのリボイスの球です。

◎Cambio efecto (カンビオ・エフェクト)👉第2クッションで捻りが逆転するリバース・イングリッシュのシステムの球。
※日本ではリボイスと言ってますけど和製英語のビリヤード用語で英語ではリバース・イングリッシュ・システムと言います。

定石としてはダブルレールか球クッションだと思うんですけどこう言う空クッションが当たると(気持ち的に)乗れますから城太郎はこの手の空クッションは良く狙いました。

先球がクッションから浮いていてツー空クッションしてから先球の裏に入れる形だとアンブレラなんですけどワン空クッションで先球に乗っけるように当てる球ですから日本のビリヤード業界の用語では『乗っけ』と言うんですけどもスペイン語では『外側のアンブレラ』と言うみたいです。

◎Sombrilla por fuera (ソンブリージャ・ポル・フエラ)👉外側のアンブレラ。

⦿A la banda corta sombrilla por fuera (ア・ラ・バンダ・コルタ・ソンブリージャ・ポル・フエラ)👉短クッションからの外側のアンブレラ。

この球は撞点は左捻りのマキシマ厶です。

◎Tabla de repetiendo banda y  renverse(タブラ・デ・レペティエンド・バンダ・イ・ランベルセ)👉空クッションのダブルクッション、ダブルレール。

日本のビリヤード場のスリークッションは上がりゲームじゃなくて25キュードロー制と言う日本独自の寸止め空手的な変なルールだし勝負撞きでも無いのでこう言う遊び球的な取り方を日本に旅行した時に城太郎は良く狙います。

故・小森純一先生に「原田さんの球は楽しいねえ」と言って貰いました。

小森先生のビリヤード場の藤沢のコモルームは舟木プロや水内プロなどがアマチュア時代に修行していたお店でお客さんも試合で勝つ為のビリヤードをする感じで裏廻し、箱球をキッチリ当てると言う流派の人が多かった気がします。

城太郎が藤沢市の小森先生のお店に行ったのは2001年だから平成の時代だったんですけど藤沢市は昭和40年くらいの場所でした。

◎Lugar de Showa (ルガール・デ・ショウワ)👉昭和の場所。

◎Lugar de deslizamiento de tiempo(ルガール・デ・デスリサミエント・デ・ティエンポ)👉タイムスリップの場所。

今はコビーの所属ですけど当時は南阿佐ケ谷のルーツにいた原田直樹くんにも「ハッピービリヤード、原田さんの球は楽しい」とか言って貰いました。

回数を多く狙ってますから難しい空クッションでもけっこう命中率が高く成るんです。

この球はアーティスティックの球ですけども練習を時々してるんですけどまだ上手く出来なくて成功率が低いです。

◎Tabla banda bola, corrida repetiendo banda(タブラ・バンダ・ボラ・コリーダ・レペティエンド・バンダ)👉空クッション押し球ダブルクッション。
⦿Corrida repetiendo banda (コリーダ・レペティエンド・バンダ)👉押し球ダブルクッション。

前回の応用編③の形の引っ掛けの球です。

応用編①、②の普通に廻す平凡な形の球と比べると球の軌跡が球台の中でクロスするような形の球ですから派手さが増します。

前回に書いた応用編①と②の形と違って手球と先球がクロスするのでキスの危険がありますから先球に当てる厚さがシビアに成ります。

◎Banda bola multi zig zag(バンダ・ボラ・ムルティ・シグサグ)👉引っ掛けのマルチ・ジグザグ

引っ掛けではなくて球から当てて行く形の球でペルー人のアドルフ・スアレス選手と言う昔の選手がこう言う球の軌跡のショットを得意技にしていたらしいんですけど技の名前と言うかショットの名前としてMariposa🦋 (マリポーサ)と言う名前が付いていたらしいです。
※スアレス選手は1961年度のスリークッション世界チャンピオンです。

◎Tiro de mariposa (ティロ・デ・マリポーサ)👉バタフライショット。
⦿Mariposa(マリポーサ)👉バタフライ🦋

長く成ったので次回に続きます。
補足の説明だけで今回は終わってしまいましたけど予定は未定のケ・セラ・セラ主義です。

第33章(完)
第34章に続きます。

↑歌手のアンナ・バルバラさんです。
(Sauce : FORO TV )

第34章に続きま〜す

※次回の第34章は少し間が開きます。

※無断転載はお断わりしてますので宜しくお願いします。